南岩手のお寺


●中尊寺●

▲国宝金色堂

平泉藤原三代約百年の栄華の跡を偲ばせる中尊寺。天台宗東北大本山で、比叡山延暦寺に次ぐ寺格を誇ります。荘重な老杉木立の中に続く表参道(月見坂)をつま先あがりに辿ると、弁慶堂・本坊・鐘楼・開山堂など幾つもの堂塔や僧坊が立ち並び、境内奥には、平安朝の美術工芸の枠を集めた壮麗な金色堂と経蔵が立っています。途中、東物見台からは衣川古戦場が見渡せます。
 平泉文化の精華であり、国宝指定第一号の金色堂。初代清衡によって建立され、堂の内外・床板・屋根に至るまで黒漆を塗り、その上に金箔を押した絢爛たる建物。内陣には、藤原三代の遺体を納めた須弥壇があります。

●中尊寺薪能
毎年8月14日、中尊寺白山神社野外能楽堂で行われます。




  もうつうじ
●毛越寺●

▲毛越寺浄土庭園

慈覚大師によって開基され、後、二代基衡によって再興された天台宗の寺。最盛期には堂塔40、僧坊500余りを数え華麗さをほこりましたが、たび重なる災禍でほとんどを焼失。しかし、平安時代の代表的な加藍跡と当時の作庭技術をほぼ完全な形で残す浄土庭園が大切に保管されています。それらの遺構は、優れた景観をもち、そして平安時代の作庭様式を伝える日本最古のものであることから、国の特別史跡・名勝の二重指定を受けています。

●曲水の宴
毎年5月、第4日曜日毛越寺で行われます。盃が流れてくる間に歌を詠む、平安時代の雅やかな遊戯です。




●お問い合わせ●  平泉町観光商工課 TEL:0191-46-2111


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