焼石岳
中沼コース |
中沼入口駐車場ー中沼ー上沼ー銀名水ー姥石平ー山頂 往復
新緑と中沼 | 姥石平と焼石岳本峰 |
中沼と横岳 |
登山道が沢になっている |
上沼 |
つぶ沼コース分岐付近 |
山頂360度の展望が望めた |
H11・5・29 参加者 渡辺×2名、阿部
6:50一関を出発する。昨年より立派に整備された、蜂谷林道を経由し登山口に着いたのは8:00だった。「ゆっくり登りましょう」とお互いに牽制しあい、登りだしたのが8:15をさしていた。
植林された唐松林を過ぎると、雪解け直後か登山道は濡れ始め、あちらこちらに水芭蕉が咲いている。ショウジョバカマやイチリンソウも咲きだし、新緑もなかなか良い。
息を切らしながら、残雪を登りきると中沼のすばらしい景観が飛び込んできた。一同、ここで最初の感激を味わう。池の縁を、ムラサキヤシオツツジが彩り、遠くには横岳が残雪を抱き横たわっている。中沼上部の湿原には、水芭蕉とリュウキンカが咲き撮影ポイントになっている。
中沼を過ぎると、残雪が登山道を被い所々にあるリボンをたよりに進む。また、一部の道は雪解け水であふれ、沢と化していた。歩きずらいながら、「長靴で良かったな」と互いに慰め合う。
沢(登山道)を抜けると、いきなり視界が開け上沼に着く。ここもすばらしい景観で、しばらく見とれてしまう。残雪、お花畑、ブナの新緑、いつまでいても飽きが来なかった。
再びリボンをたよりに進むが、豊富な残雪のためコースを誤りそうなパーティも見られ、時々声をかける。つぶ沼コース分岐付近に来ると、下界の景色も良くなり、しばし足を止める。
銀明水に着くと、10名あまりの登山者がくつろいでいて、我らも大休止をとる。付近には、水芭蕉が群落となり我らの気持ちを慰めていた。時間を見ると、11:00だった。
銀明水から上部は、新緑もまだで豊富な残雪に覆われ、きつい斜面を黙々と登る。ピッケルが必要だったが、ビデオカメラがじゃまするため置いてきた。とりあえず、人の踏み後を頼りに慎重に進む。
姥石平付近に来ると、また登山道が沢になり長靴がとても役に立った。やっと焼石本峰が見え、一同ほっとする。ミネザクラ、ハクサンイチゲ等も咲きだして登山道に色を沿えている。このころになると、気温が低くなり汗もひきだして、寒く感じられた。いくらか楽になり頂上に向け軽やかに進むが、横岳分岐に行くと風が強くあたり上着を着込む。
12:10頂上に着く。思っていたより視界が開け、鳥海山が間近に迫っている。ただ、北の方が見通しが悪く岩手山はすそ野の斜面がやっと見えていた。風の当たらない場所で、ビールで乾杯して昼食をとりながら360度の景観を満喫する。
帰りは、同じコースを戻るが、中沼でイワナの魚影を確認して喜ぶ。けっこう、大きかった。(美味そうだった。)
ハクサンイチゲが咲き出した |
泉水沼と胆沢平野 |