2000.10.14
参加者 渡辺、小野寺、阿部×3

五葉松平

 一関を7:00に出発し、東北自動車道二本松ICでおり、奥岳には9:50に到着する。身支度を済ませ、あだたらエクスプレス(ゴンドラリフト)に乗り一気に高度を稼ぐ。10:10山頂に向けて登り始めるが、登山


道が五葉松平付近までぬかるんでいた。紅葉は最盛期を迎えていたが、登山者も多く数珠つなぎ状態でなかなか進まない。

 五葉松平で視界が開け、赤や黄色に彩られた山肌が登山者を歓迎してくれた。歓喜の声が流れる中、シャッターを切る人やビデオを回す人で、お互い場所の譲り合いが絶えなかった。我がパーティも記念撮影としゃれこむ。

 五葉松平からは登山者の隊列もバラバラになり、やや思い通りに歩ける様になって紅葉の中を快適に


牛の背

進む。天候も見る見るうちに回復し、下界には福島市から二本松方面が顔を出した。大パノラマに一同、大感激の様子。11:20、山頂に到着すが、相変わらずの強風地帯。10分もすると手がかじかみ、口がう


峰の辻上部

まく廻らなくなってきた。かなり寒くなり、早々に山頂からおりる。

 時間が十分あるため、下山は牛の背をまわる。鉄山が目の前に迫り、船明神山の肩からは磐梯山の頭も見える。強風の中、進むにつれ檜原湖や秋元湖もハッキリ見えた。15分ほどで沼の平の雄大な火口跡が現れ、数年前の事故を思い出す。

 寒さで体をふるわせながら、風陰の分岐から峰の辻に向け下る。左手に迫る岩峰に驚き、右手の本峰の山肌の色合いに感激しながら昼食場所を探す。今回もK氏はコンロを持参して、熱いラーメンを一同に配ってくれた。冷えきった体に最高


勢至平近辺馬の背方面

の御馳走だった。峰の辻からは傾斜も緩くなり、鉄山と篭山の腹の紅葉を楽しみながら勢至平方面に向


勢至平近辺より鉄山

かう。

 しばらく進むと灌木帯に入り、ドウダンの赤やモミジの黄色が顔をかすめ、じっくりと目に焼き付ける。自然の造形美って本当に素晴らしいものだ。勢至平では、安達太良から鉄山の峰が紅葉の灌木越しに見え、思わずビデオを180度まわす。前後の立体感がたまらなく素晴らしかった。

 くろがね小屋分岐に出ると、車道が現れ傾斜に体を任せるように下る。登山道と車道が数回交差するが、道が悪いときは車道を下った方がよいようだ。スキー場が見えると間もなく奥岳に着き15:00だった。靴の泥を


檜原湖より磐梯山

洗い流し、横向温泉に向かった。

 次の日は、磐梯山の下見と火山研究?やスカイラインの視察?をして帰途についた。

コースタイム:奥岳0:05展望台0:35五葉松平0:40山頂0:15牛の背分岐0:20峰の辻0:45勢至平分岐1:10奥岳 休憩含まず