荒雄岳 鬼頭


2005.11.13

   荒雄岳(宮城県・鳴子)
 

登山口で記念撮影

荒雄岳山頂にて
 今回はリハビリ登山を東山山岳会の忘年山行に同行させてもらい、11月13日(日)に荒雄岳(984.2m)に登りました。 参加者は高金さん以下総勢8名(男3,女5)です。のんびりと登って、下山後に入浴と昼食をするというゆったりした計画でしたが、天候にも恵まれて残り紅葉を楽しみつつ、ブナの山を楽しんできました。

  R108を鬼首温泉に分岐し、林道を走るとまもなく八ツ森ルート 登山口の小さな標識が見つかる(駐車スペース無し)が、ここを無視してさらに進むと同じく 片山ルート登山口の標識があり、駐車スペースがないのでこの登山口脇に 駐車する。登山者はいない。

  記念撮影をして早々に登山開始。入口から轍のついた林道を少し登ると、ブナの大木のある林になり、道が分かれる箇所にまた標識がある。 ここからいわゆる登山道になり南側に唐松の黄色が映える。 秋の味覚にはすでに遅く、ツキヨダケが目に付く程度で、フワフワの落ち葉を踏んで登るのは久しぶりで、病み上がりの身には嬉しい。今年はブナの稔りが良かったようで、足元には沢山の実が落ちている。自分も少し拾って、松の実を食するように、ブナの小さな実を取りだして 口にほう張る。脂っこい味が口に広がり嬉しく懐かしい。

  登山道は傾斜も緩やかで樹林の向こうにスキー場を従えた小柴山や、山頂を雲に隠した禿山が上部を白く染めて目立っている。登山道から山頂まで続くブナ林はすでに葉を落としている。傾斜の緩んだ所に小さな池の跡があり緑濃い苔が美しかった。この先はちょっと急斜面になり、 一気に山頂へと導かれる。 呼吸を整える必要もないままに二等三角点が設置されている山頂に到着。

  残念ながら登り始めた時の天気から大きく変化して、山頂では時雨れるような 空模様だ。山頂部に雪が僅かに残っていて、今シーズン最初の雪に触れた瞬間だ。山頂で記念撮影をして、少し補食をして下山にとりかかる。山頂も東側が僅かに開けている程度で葉を落とした今時分が一番視界良好と言えそうだ。下山時も道草をしながらのんびりと往路を下る。 沖 記

コースタイム:東山町6:30===8:40荒雄山片山登山口8:50---10:05荒雄山頂(984.2m)10:30---11:20登山口11:30==11:40地熱発電所・鬼首温泉(入浴、昼食)13:50==地獄谷見物==17:00東山町