米沢と磐梯紀行


米沢 1998/8/1−2

   

 磐梯と米沢に行く予定だが、当日まで迷っていた。天気予報を聞くと山形側が天気が良さそうだったので、山形側から行く事にした。
 高速道の笹谷トンネルを抜けると青空がのぞいた。 一ヶ月ぶりの13号線を快適に走る。 が、トイレに行きたくなりあたりを見回すが見あたるはずがない。 赤湯手前に、果物の直売所があるのを思いだし我慢、あった桃の店だった。
 値段を見ると安い、旅は始まったばかりだが一箱買うことにした。 米沢の手前にくると、高規格道路が開通していた。 なかなか立派な道路であり、快適に走ったが、地図を見る暇もなく、米沢に着いた。
 昔、夜中に米沢駅前を旅館探したときは、すぐ薄暗い場所になり、町はこれでおわか小さいなと思っていたが、中心街は駅からかなり離れていて、でかい町並みだ。
 この日は、上杉家ゆかりの米沢市をゆっくり探訪しょうと思っていたが、リングワイデンクしてしまい、先に上杉家墓所に着いてしまった。パンフレットを片手にさっさく参拝し、当時をしのぶ。
 つづき上杉神社、隣の上杉記念館を見学するこちらは、観光客も多く歴史探訪の学生さんなども熱心に見てまわっている。一関も伊達藩だったので少しは勉強しないと、と思いながらまだよくわかっていない。
 記念館は、切手になった一刀彫りなどを売っている売店の他に、食事もとれるが我慢して喜多方に向かう。

上杉神社

上杉記念館

表 磐 梯

 喜多方に向かう国道121号は、大峠トンネルが出来てかなり楽になった。 本当は天気の良いうちに、白布峠に行きたかったがラーメンが食いたいと言うことで、喜多方になった。
 市内に入ると、どこにも喜多方ラーメンの看板があり、気持ちがあせった。 なるほどうまい。食べ歩きのスタンプラリーなどもやっているそうだ。
 会津若松にも寄りたかったが、時間がないので県道7号を磐梯に向かう。 国道49号線に乗り換えるころは、みちも広くなり、ほどなく猪苗代湖が見えてきた。
 ここで、天鏡閣に寄る。 西洋式のがっしりした建物で、昭和天皇も泊まったそうです。続いて野口記念館の所に行くが、向かい側の世界のガラス館に目を奪われる。
 インターネットでは、内部の様子が分からなかっただけに、よけい気になり入館する。 すごい、ガラスのオンパレードである。
 中には、展示即売コーナー、世界のガラスの歴史を彩る珍しいものなどの展示室、ガラス工房、喫茶コーナーもあった。 一関にもガラス館があるが、規模がぜんぜん違う。
 又、隣には、地ビール館、お菓子館もある。一日いてもあきないだろう。 
この日は、横向温泉に宿を取りゆっくり温泉を満喫した。

天鏡閣

世界のガラス館

裏 磐 梯


毘沙門沼
 翌日は、小雨に濡れていたが、張り切って裏磐梯に向かう。
 雨だから観光客も少ないだろうと思っていたら、五色沼は人でいっぱいだった。雨に濡れた毘沙門沼もなかなか良い、磐梯山が沼越しに見えるはずだが、すそのも見えない、残念だった。
 雨足が少し強くなったので、裏磐梯銀座?をドライブする事になり、檜原湖に向かうが、なかなかいい風景がつづく。
 さすがに東北地方で一番先にリゾート化した土地であり、ペンションやお店が風景になじんでいる。
 若者も多く、うちのXYLと、もう少し若かったらなーなどと顔を見合わせる。
 こたかもりキャンプ場に着く頃は、雨もやみ外に出てみる。
 バンガローやテントが並び、釣り客がボートの準備をしていた。中には、モーターボートをけん引して来ている人もいる。 たいしたものだ。つづき、ホテルでもらった割引券を片手に、3Dワールドをのぞく。ここでは、30分おきに360度の立体パノラマ映像を見せてくれる。
 なかなかの迫力で思わず体をそらす場面などもある。 また、向かいの磐梯山噴火記念館とは、セット料金にすれば、割安なったので、つづけて回る。ここは、1888年に磐梯山の大爆発から現代に至るまでを模型などで紹介してある。
 ここの美しい地形が出来たのも、5つの村11の集落が犠牲となって生まれたもので、頭が下がる思いがした。
 昼過ぎ、桃一箱1000円につられ、露天の店に入るがここの親父さんが「一関ですいかを売った事がある」と言っていたので、すいかを買ってしまった。福島なら桃だ、と思い直しフルーツロード手前の直売所でまた桃を一箱買いおみやげとした。
 ちなみに、今年は日照時間の関係か、山形産があまかった。

磐梯山噴火記念館