船形山


サラサドウダン

山頂より蔵王連山

安定した登り
1998.7.21 参加者 森、阿部
 一関から古川、中新田、を経由し
て、鹿麻町の大滝に約1時間半で着く。大滝からは、車道も狭いが舗装してあり快適に林間を進む。駐車場は少し狭いので早出の方が良い。

 大滝キャンブ場からは、比較的整備された登山道が、ブナ林の中につづく。春には、タケノコやコシアブラなどの山菜も良く採れる。ムラサキヤシオツツジも満開で、鳥の声を聞きながら快適に登る。小一時間登ると、視界が開け大崎平野が見渡せる。岩のごつごつした急登を20分程登れば、光岩に着く。

 山頂はすぐそこだが、この岩の周りも景色が良く、山形側は雲がかかっていたが鳥海山の頭や月山の頭がすぐそこに見えた。勿論、松島や牡鹿半島も見渡せた。これで、昨年の屈辱を果たせた。5分程で山頂である。蔵王連山を眺めながら、昼食を取る。

 下山は、蛇ケ岳を回るコースを取るが、蛇ケ岳までブッシュが道を覆い、雫のある時はカッパが必要だ。高山植物の花は、種類が少ないがよく見るとこまい花が咲いている。瓶石は最後のパノラマポイントなので、展望をでじっくり目に焼き付ける。

 少し下り、三方境から大滝方面に進路をとる。10分ほど下ると木道の付いた沼に着く。このあたりから高山の花が目立ち始め、もう少し下ると草原に着いた。イワカガミやウラジオヨウラクなどが、たくさん咲き乱れている。なかなか、いい場所である。

 さらに下ると、林になり視界がきかなくなる。小屋を通る道の分岐をすぎる頃、広く整備された道になる。20分位で三光の宮分岐に着き、ザックをおいてこの岩に登る。結構視界も開け、見晴らしが良かった。

再びブナ林に変わった道を下ると沢に出て、小休止を取る。沢を渡り切ったところに冷泉がわいていて、口に含んでみると温泉の味がした。沸かし湯でも作ったら良いのに、と思いながら登山口に着く。

参考
 日帰りコースはここだけらしい。一泊の場合は、夏に山頂小屋が焼失したようなので、地元の情報を確認して登ってください。

光岩

山頂

蛇ガ岳付近の尾根

蛇ガ岳下の池

草原に咲くイワカガミ