駒止湿原 (福島県南会津町)
駒止湿原 (福島県会津田島町より) 参加者:沖夫妻
コースタイム:西那須野8:45==(約70Km)==10:25駒止湿原駐車場10:30---10:35大谷地散策(約50分)---11:20白樺谷地散策(約20分)---11:40水無谷地散策・昼食(約70分)--12:50白樺谷地---13:05旧農道(帰路・約30分)---13:35駒止湿原駐車場13:40==(会津田島に寄り道)==15:45西那須野 |
H19.8.5
駒止湿原は昭和村の観光案内には下記のように記されている。『昭和村と南会津町にまたがる駒止湿原は、ブナ林に囲まれた10数個の湿原が点在しており、その代表的なものが大谷地(約14ha)、白樺谷地(約5ha)、水無谷地(約8ha)、国の天然記念物指定保護区域面積は104.67haあります。この3つの谷地を結ぶ木道と道路は約2kmです。駒止湿原の特徴は低層から高層へ3種類の湿原があり、幅広い種類の植物を見ることができるのです。その数は471種類。4月下旬のミズバショウに始まり、初夏のワタスゲ、ニッコウキスゲが湿原一面を彩るさまは見事です。また、秋の紅葉シーズンも見どころ。全ルート、片道130分〜180分です。シーズンによってはクマに遭遇することもありますので気を付けて下さい。』
大谷地湿原に入ると背の高いカヤが随分多く湿原に蔓延っている。こんなはずではないと思いつつ木道を進んで行くとやっと湿原らしい景色になってきた。コオニユリの朱色が一際目立っている。コバギボウシがこの時期の湿原の主役だと主張している。足元を良く注意して見ると、黄色いカキランも所々に咲いている。またツルコケモモも花より大きな実をつけている。 ノリウツギが白い花を今が盛りと咲き、ミズバショウの大きな葉は茶色に変色しつつあり、ヤマドリゼンマイが湿原の背を高くしている。ミズギクも咲いているが群生していないのでカメラに収める気にならない。大谷地湿原を抜け林道を白樺谷地に向っていくとヒヨドリソウが咲き始めている。白樺谷地は花数が少ないが雷で枯れたシラビソの木だろうか、天空に向かってオブジェのように立っている。樹皮を見ると一面炭化していることより、落雷で一命を落としたものと推測される。「出る杭は打たれる」の例え通りの光景だ。 ブナ林を抜けると水無谷地に入る。名前は水無だが一番湿地らしい風情で、ミズギク、ネジバナ、モウセンゴケ、カキラン、ミカズキグサなどが多く見られる。ミズバショウも多い。素敵な景色と爽やかな空気に包まれ、やっぱり自然が一番の避暑である。水無谷地でのんびり湿原を散策してから昼食をし、その後は往路を戻る。ちょっと寂しい話だが、駒止湿原入口から僅かに南郷方向に向かったところにあった「峠の茶屋」は跡形も無く更地になっていた。又名所が一つ消えてしまった。山の汗を流すため「きらら289」にて入浴、食事をし、ゆったり仮眠を摂ってから帰宅。お陰で栃木地区で荒れ狂った雷に遭遇することなく、安全運転で戻った。 沖 記 コースタイム:西那須野9:15==(約70Km)==10:50駒止湿原駐車場11:00---11:10大谷地入口---11:40白樺谷地入口---11:55水無谷地入口--(昼食)--12:50白樺谷地出口---13:00大谷地出口---13:35大谷地入口---13:45駒止湿原駐車場13:55==(入浴:きらら289@700円)==18:30西那須野 |