栗駒山
我が会のホームグラウンド
H22.5.22
栗駒山(1626.7m) 登山者:沖 コースタイム: 摺沢6:30==(約70Km)==8:00イワカガミ平8:10---9:05東栗駒山(1433.82m)9:15---9:40裏掛コース分岐---10:05栗駒山(1626.68m)10:40---11:35イワカガミ平11:45==(約35Km) ==12:35大土ヶ森登山口
新湯沢に降りて100mほど上の夏道入口の標識も出ていて、赤テープに導かれながら迷うことなく東栗駒山への尾根に取り付いた。この先に雪は無く夏道をのんびりと登って行くが、振り返ると地震の傷跡が痛々しく山肌を削っている。また山頂付近の露岩の一部は10cm以上もずれており、自然のエネルギーのすごさを感じる。 東栗駒山の山頂に到着してこれから登る栗駒山を見ると、ルート上は圧倒的に白いほうの割合が多くなかなか立派だ。山頂の一角にザックを下ろし、お握りをほうばり小腹を満たす。山頂で休みながらもキョロキョロしてみると、岩場の割れ目にコメバツガザクラが咲いていたので、それをマクロモードで写してみる。 それと東栗駒山には三等三角点(点名:新湯森、標高:1433.82m)が設置されているはずだが、岩屑の下に隠されているのか三角点は見つけられなかった。
ヘロヘロの状態で山頂に到着し、一等三角点(点名:酢川岳、標高:1626.68m)に軽くタッチし、山頂の祠にいつものように呪文を唱え山の安全などを祈願する。山頂での儀式を一通り済ましてから、四周の展望を確認する。苦労して登った甲斐があって、山頂では御褒美が待っていた。鳥海山から月山まで望める展望が得られ、あちこちと動き回って見える山の確認やら記念写真に大忙しだ。秣山の丁度上に鳥海山が白く聳え、その左に高松岳が一塊にまとまっている。その左に前神室山から神室山、小又山、火打山へと峰が続き、その手前に虎毛山が割って入ってくる。 月山が白く霞んで見え、その左に少し離れて葉山が大きく横たわって見える。その後方に朝日連峰があるはずだが、霞んでいて識別できない。葉山の前衛に見えるのは禿岳か。南の方は霞んでよく見えないが、イワカガミ平がいつのまにか沢山の車で埋まっているようだ。 北側は焼石連峰が大きく横たわり、その左後方に和賀山塊が白い峰を連ねている。東には室根山が特徴ある姿で直ぐにそれと識別できるが、高さが無いので見映えしない。
栗駒山の標高は一般的には25000図に示された1627.4mだったが、2009年9月に公示された地震に伴う改測後の基準点測量の三角点標高は1626.68mとなっている。東栗駒山の標高も同様に修正されている。 |
H22.5.2
須川岳 パトロール 参加者:森、吉家、阿部
温泉は4月28日より営業開始、秋田側から上がったと思われるお客さんで結構繁盛の様子。源泉を過ぎると直ぐに雪渓へとはいる。雪解けは2週間ほど遅れ居てる様子に、数日前に新雪も降り積もった様子。気温は上がっているようだが、新雪分の20cm程が軟らかく足を取られ歩きづらい。それでも夏に逆らって、やや直線的に歩けるのが良い。なるべくブッシュの出ているところを避け、残雪を踏み込まないよう静かに進む。
夏道から50mから100m程離れるが、残雪上をほぼ一直線に進む。登山者は遙か後ろに2名ほど、連休なのにかなり少ないようだ。やがて亜硫酸ガスの臭いが漂い、一部の雪が溶けて土がむき出しとなっている所を過ぎると昭和湖に着く。湖面は残雪に覆われて全く見えない。まだ1.5m程の残雪のようだ。一服立てていると、中年のご夫婦らしき2名がやってきたので腰を上げる。
高度が上がってくると風の通り道。吹き溜まりに入ると、長靴が半分以上入り足を取られる。なるべく出っ張った所を選ぶと、殆ど足が沈まず安定して高度が稼げる。何度か立ち止まり、景色を堪能。西方には、真っ白な鳥海山、秣岳左奥に高松岳、虎毛山や禿岳等が雄大に広がっている。尾根筋近くなると残雪が凍ったままで足取りも軽くなるが、風も強くなり凍傷を起こすように左側の顔が痛い。宮城側にセッピが無いか注意しながら山頂へと急ぐ。
コース時刻:須川温泉8:04−8:51昭和湖9:03−10:18山頂10:35−11:10笊森小屋12:33−14:24須川温泉 |
H21.5.9−10
栗駒山(須川岳・山開き) 5月9日(土)晴れ(ルート確認)
笊森山荘で2回目の乾杯。ゆっくり昼食をとり温泉へむけて出発。源流渡河点の壁をどのように登るか、吉家さんは下流部のブッシュを降りて雪渓を渡る。小生は、久しぶりに壁を直登する。軽登山靴は革靴のように蹴りが深く掛からない。ステッキの元をしっかり持って壁に射し慎重に登る。中断あたりが一番厳しい。滑ったら3mは落ちる。何とか落ちないで突破。吉家さんは(落ちるんではないかなぁと)にやにや写真を撮っている。
コース・タイム:須川温泉9:10発 昭和湖10:00 分岐 10:55 頂上11:15 11:40発笊森山荘12:30 14:15発 須川温泉 16:45着 10日、第48回須川山開き。
今日は昨日より風もあり、薄曇でじっとしていると寒さを感じる。浅沼さんの今朝来るはずがまだ届かない。私は後部を見ながら出発。 頂上で万歳三唱したところへNNNのヘリが飛来。みんな手を上げて歓迎のアピール。ヘリは3回ほど旋回して南へ去った。
コース・タイム:須川温泉8:30発 昭和湖 9:15 分岐10:07 頂上10:30 11:45発温泉13:00着 |
H21.5.2
須川岳(栗駒山) 偵察山行(吉家、森)
準備を整え出発しようとしたところへ、阿部さんが「昨日から入った」と言って元気な姿で近づいてきて久しぶりの再開を喜び合いました。阿部さんから地震のときの様子・災害の状況を聞きながら先日降った新雪を踏みしめながらゆっくり歩き始める。風も無く、日差しが強いのでまもなく汗がにじみ出てきた。飛行機雲が少し残るようでしたが雨の心配はなさそうだ。名残が原は1/3程度木道が出ていましたが、花らしきものはひとつも見当たりません。 昭和湖の案内板は完全に雪に埋もれていて、昭和湖も雪で輪郭だけ確認できるだけでした。一汗吹いて上着を脱ぎ、出発。例年目印のポールが登山道なりに立てられていたが、今年は一本もたっていませんでした。三途の川に入り込まないよう目印を付ける。天狗岩の上部に繋がる雪渓は、繋がっていないと言うことで夏道を分岐点経由で登ることにする。分岐点への入り口付近に目印を付ける。 後から3人ほど登ってくるのが見える。分岐点で休憩中に、水沢から来たという若い男性が追い越してゆく。頂上の祠の扉が無く雪が一杯詰まっている。まもなく中高年の夫婦が到着。我われはここで阿部さんと別れて、笊森山荘へ下る。東栗駒分岐点へほぼ一直線である。例年スキーヤーでにぎわっているのに、今年は一人も居ない。スキーを楽しんだ後も見られない。分岐点に印をつけ磐井川源流へと下る。この辺は例年より積雪が多く感じられる。源流上部のセッピの崩落も無い。源流渡河点の下部に回り瑞山道路に取り付く。
コース・タイム:須川温泉8:50 昭和湖9:30 分岐点 10:25 頂上10:50 11:05発笊森山荘11:50 昼食 13:05発 須川温泉 14:40 |
H20.4.5
栗駒山 参加者:吉家・森
コース・タイム:一関7:30 いこいの村8:20 8:30発 イワカガミ平9:10 中央分岐点10:30 頂上11:0011:10発笊森山荘11:40 12:50発イワカガミ平ら 14:05 いこいの村14:35 |
H19.5.12−13
須川岳 (栗駒山・山開き) 5月12日(土)曇り
身支度を整えて出発。名残が原の木道は殆ど乾いていて例年より積雪がすくない。昭和湖は真ん中付近が直径5m位溶け出して色が変わってきている。胸突坂を登り雪渓に出たところで、30人くらいの団体が完全防備で賑やかに下りてきた。小型バスのご一行だろう。声をかけたら「霧氷が最高だった」との返事。頂上付近はガスに覆われている。
頂上にも人影が無く、写真をとって笊森山荘へ下る。途中数人が残雪の斜面で「ケッツすべり」を楽しんでい下っていった。磐井川源流のセッピは大きい割には、渡河点付近は積雪が無く直接下りることは困難なため、少し下へ回り込んで雪溪を渡り10Mばかり藪漕ぎのアルバイトを強いられる。 山荘について振り返ればガスが切れて、須川の全容が現れていた。ゆっくり昼食を取り、温泉までの目印を付け直しながら休み休み下山する。自然観察路のイワナシは、まだ早い。ショウジョウバカマが、所々にピンクの顔をだしている。名残が原から花魁風呂への途中イワナシが丁度見頃。カメラを取り出してゆっくりたのしむ。 普段近づけない岩も雪を渡り近づいてみると、ガンコウランが紅く色づいている。更によく見ると付近の岩にはイワヒゲの群生がへばりついてある。でも花が咲く頃はブッシュが混んで容易に近づけそうも無い。花魁風呂付近の岩には、コメバツガザクラがへばりついて咲いている。ここでも立ち止まり写真を楽しんでいたら、沖さんが待ちきれず迎えに登ってきた。 今晩は前夜祭。管理責任者の阿部さんを囲み、半年振りの再開と今年の安全を祈念して乾杯。その後、千葉さん、佐藤さんも加わりほどほどまでお酒を酌みながら歓談。外は小雨が降ってきた模様。明日は晴れますように。 コース・タイム:須川温泉9:55発 昭和湖10:35 天狗平分岐11:20頂上11:40(頂上温度0度) 東栗駒コース分岐11:55 笊森山荘12:20 (昼食、笊森山荘5度)13:30発 こけ平15:00(写真を撮りながらのんびり探索) 温泉16:00
昭和湖を過ぎた頃からポツリ、ポツリと降りだし、天狗平分岐点につく頃には手袋もグショグショになり、休むと体温が奪れるため一息入れて頂上へ向かう。ガスと小雨の中で万歳を三唱。記念写真を撮るなどし腰をおろすことなく順次下山した。気温は5度で昨日より高かいが、じっとしていると体が振るえてくる。昭和湖を下ると雨具も乾き暖かさを感じる。冷えた身体は温泉でゆっくり暖め、帰途真湯付近で山菜を取って帰宅した。 本文:森 写真:沖 |
栗駒山・笊森コース
源流で水を補給し笊森山荘に10時20分到着し遅い朝食を食べる。(朝飯前と4時間の睡眠で少々ばて気味である)笊森方面から一関側は天気が良く素晴らしい紅葉となっている。笊森山荘で少し長めの休憩を取り11時20分出発する。(山荘から笊森登山道までは最近刈り払いされた様子で以前のように藪漕ぎでは無いが登山道はかなり荒れている) 笊森山下、上の小屋跡から1100m付近までは、登山道は所々沢状となり水溜まりがあり避けながら下る。笹の小屋手前付近から、以前に整備した木道が流されて登山道を堰き止めて深い水溜まりの連続となり歩きにくい。慎重に下り濡れないように行くが、安定していそうな木道に乗ると下がガマになっており太股までズボーと入り今までの慎重な歩行が台無しとなる。後は冷たいが気にしないでジャブジャブ漕ぎながら1050m地点まで行く。 横岳の横を通過し少しばかり茸採りをし、ズボンを脱ぎ絞ってからさらに東桂沢を目指す。桂沢渡河点を14時20分通過、桂沢林道登山口14時34分到着。長い林道を下り真湯温泉に15時45分到着。このコースは笊森山荘から下は今回も誰にも会わず静かで良いコースである。 吉家 記 コースタイム : 一関7:30(定期バス)〜須川温泉9:10〜磐井川源流10:10〜笊森山荘(10:20〜11:20)上の小屋跡11:55〜笹の小屋跡12:40〜東桂沢渡河点14:20〜桂沢林道登山口14:34〜真湯温泉15:45 入浴料金290円(優良運転者割引利用) |
産女川源流方面 |
ムラサキヤシオツツジ |
山開きのテープカット |
1998.5.23 参加者 吉家、阿部 真湯温泉から林道を車で、旧瑞山コースと交差するところまで入る。笊森小屋まで、約3.5時間のコースを登る。 東桂沢までは、やや下りながら直線に登山道が付いている。沢を渡ると、ブナ林の急登が始まり、きつい30分を一気に登る。まだまだブナ林がつづいているが、真新しい糞を見つけビビる。たぶんあの太さは、熊の物だったろう。 登山道は、あまり利用されていないが、春さきはブッシュも無くなかなか良く、昔の石畳も状の道もそのまま残っている。 歩き始めて約2時間すると灌木帯に変わり、タムシバやムラサキヤシオツツジが咲いている所に出た。さらに少し登ると、視界が開け狭い草原に出る。イワカガミやワタスゲの群落があり、写真取りに夢中になる。笊森山はすぐそこに見える。 さらに15分ほど進むと、視界も開け一関方面が丸見えになる。下の産女沢には、雪渓が詰まっていた。笊森山の脇を進むと、やがて須川岳や小屋が残雪とともに見えだし、いつもと違う景色を満喫する。 小屋手前の雪田で、雪をとってビールを冷やし、小屋で昼食を取る。 小屋から須川温泉までは、いつものコースなのでのんびりと残雪とたわむれながら下りる。温泉は、次の日が山開きのため、満員の様だ。我々も、仲間と合流して前夜祭をする。 |
桂沢上部の登り | |
笊森山の下部にて | ||
残雪をかき取る | ||
笊森山と小屋 | ||
焼石連峰遠望 |