鳴虫山(日光市街南西方1103.5m)
H16年4月7日 鳴虫山(1103m)
4月7日、日光市街地の南方に位置する鳴虫山へ行く。しばらく休みの日は天候が悪く、久しぶりに平日の休みで天気
日光の町並みと今市方面(右上) |
女峰山遠望 |
鳴虫山山頂と展望台 |
も良く誘われるように山に駆け込む。運動不足で自信はないが、とりあえず身支度を整え登りだす。
最初のジグザクの登りをペースを落とし登り切ると、程なく杉林に入って傾斜は緩くなる。視界は全く効かなくなるが、焦らず黙々と高度を稼ぐ。今一調子が出ないまま進むと、まもなく分岐が現れ小休止を取る。さらに尾根道を進み、少しきつい登りにさしかかると今市方面の視界が開ける。そこから5分ほどで神主山(842m)に出る。ここからは、日光市の町並みが眼下に見え、男体山、大真名子、小真名子、女峰山の絶景が見渡せる。
根っこだらけの道 |
小休止後、再び小さいピークを登り下りしながら尾根道をたどる。徐々に高度を稼ぐが、木の根が芝木を敷いたように現れ結構歩きづらい。下股のあたりが重く、ペースを落としながら登る。この凹凸の多い尾根に飽きてきた頃、やっと頂上の立派に作られた見晴らし台が見えて山頂が現れる。
山頂には平日にも関わらず、10名ほどが集いにぎわっていた。見晴らし台からは日光連山の景色が広がり、しばし堪能するが雲も広がり霞んでいる。各峰峰にはまだ残雪も多く、素足(ワカン、スノーシュー等無しでは)では歩けそうにない。昨年の4月6日にはここ鳴虫山頂にも雪があったが、今年は地肌が出ている。各峰も少しは残雪も少ないようだが、しばらくは融けそうにもない。
早めの昼食を取っていた各登山者は、反対側のコースに消えて行くがなかなか全員が引かない。皆さんの豪華な昼食に引け目を感じてコンビニのおにぎりを出し渋っていたが、空きっ腹に耐えきれず一つガブッとしていたら向かい側の中年ご夫婦から、コヒー、漬け物、デコポンの差し入れがあり、いきなり豪華な昼食となった。何だか学校で弁当箱を空けるのを、ためらっていた時のようだった。何処の何方か聞きませんでしたが、お裾分け有り難うございました。 1時間ほど景色を眺めたり、K氏にメールを入れたりして山頂を後にする。
日光の町中では梅の花とマンサクが満開、桜は一部でほころび始めたが満開まであと一週間はかかりそう。鹿沼市に戻ると桜も満開で、花見をしながら自宅へ進む。
コースタイム:登山口−0:25−分岐−0:12−神主山−1:00−山頂−0:50−神主山−0:35−登山口(休憩時間含む、昼食時間含まず。)
神主山より 左男体山、中央女峰山、右下日光市街 |
H15年4月6日、前日の雨も上がり快晴。足慣らしに、気になっていた日光市街地の南西に見える鳴虫山へ出かける。鹿沼より裏道に入り、峠を越すと日光連山に薄雲がかかり出している。クッキリとした展望は望めないかも知れないが、何とか駐車場を確保して取り急ぎ登り口を探す。
やや大きな登山口の案内板を見つけ、民家の軒先を少し進むとすぐに登山口にたどり着く。いきなり急登となり雑木林に入るが、まもなく小さい鳥居と祠が現れ、檜と杉の混在する林に入ると傾斜はやや緩くなる。道は安定しているが、時折木の根が道を覆い少々歩きづらい。日は照っているようだが、風か冷たく視界も殆ど効かない。
標高800m位を過ぎると、前日に降ったと思われる雪が現れる。まだ凍っているのでスパツッは着けないで、黙々と登ると視界が開け、神主山(こうのすやま)に着く。男体山から女峰山や日光市街地が望まれ、180度位しか視界はないが、なかなかのビューポイントである。ここからは小さなアップ・ダウンの続く尾根道となり、積雪も増えてきたが快適に進む。この尾根の中間部付近にはカタクリやヤシオツツジの群落があるらしい。進行方向左側には杉と檜の林が続き展望は無いが、右側は雑木林で木々の枝の間からは、終始日光連山が見え隠れする。
鳴虫山 山頂 |
登り初めてから3つ目の急登を登り切るとやや広い山頂に出る。思っていたより視界は効くようだが、小枝に葉が茂る季節には展望は期待できないようだ。山頂には、中年のご夫婦とやや高齢の男性の計3名が昼食を取っていた。木製の展望台もあるが、雪に覆われ座ることは出来ない。立ったまま昼食を取るが、時折強い風に当たるとさすがに寒い。桜の季節でも、ここは冬に逆戻りしたようだ。この日、いろは坂方面はチェーン規制されていた。帰りは周遊コースもあるが、来たコースを戻る。 阿部 記
コースタイム:登山口−0:40−神主山−0:50−鳴虫山山頂−0:45−神主山−0:30−登山口(休憩含まず)