尾瀬ヶ原
大江湿原
尾瀬・大江湿原 報告:沖
レンジャーの方々が夜のパトロールを今年から始めたようで、ビジターセンターから大江川辺りまで何とかヤマブキ色の群落が見えますがほかの場所は全く花が無いに等しい状況です。 昨年は花が不作とのことでして、今年より更に小さな群落にしかならなかったそうです。 今年は当たり年で咲いたとは言え、背丈も小さく花も小さく、ひ弱でかわいそう。根っこの養分が鹿に食われて衰退しているのが感じ取れます。 昔日を知る者にとって耐え難い状況に陥っていました。これが現実なので、まずはそんな写真をメールしました。 なお当日は登山者数が多く、七入りで駐車させられました。帰りは燧の湯でのんびり露天風呂に浸って帰宅です。 写真は沼山峠から湿原に入って尾瀬沼方向を見た様子、平野家墓所から見た広角と望遠での2様、一番密度の濃かった三叉路の賑わい、そして燧ケ岳、尾瀬沼と燧ケ岳でのツーショット(おまけ)などです。 |
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2006.7.23
尾瀬沼・大江湿原 ニッコウキスゲが満開との便りに雨を覚悟で出かけてみました。
雨天が続いたせいか、水量の多い沢沿いに続く道も濡れて歩きづらい。ズボンの裾を濡らさないように慎重に足を運ぶ。やがて木道や木の階段が続く登りに入る。水場を過ぎた平坦部の木のベンチで小休止を取るが、足の方は異常無いようだ。安心して、チラリと覗く白根山や至仏山の頭を眺めながら一気に三平峠を抜ける。 10時20分頃、三平下休憩所に着くが休んでいるハイカーが多いため、素通りして長蔵小屋へ向け進む。尾瀬沼に写る燧ヶ岳や期待していたニッコウキスゲが目にしみる。良い・・最高の景色だ。大江湿原の様子を思うと、足も自然に速くなる。カメラもハイビジョン・・写っている景色も楽しみだ。走るようにして小屋へたどり着く。 小屋前で、れぇぇぇ・・あのピンクは?と近づくと、思ってもいなかったヒメサユリが咲いていた。雨の休日が続き、見に行けなかったヒメサユリに感激する。ここには、ハイカーが福島側と群馬側から押し寄せる。好天に誘われたのか、もの凄い人並みに圧倒されて休む間もなく大江湿原に進む。
小淵沢田代分岐まで足を延ばし、早めの昼食を取って逆方向の景色を堪能しながら引き返す。ツルコケモモ、サワラン、ヒオウギアヤメ、モミジカラマツ、キソチドリ、タテヤマリンドウ・・等も咲いていたが、やっぱり圧巻はニッコウキスゲ。つぼみは半分以上付いているので、あと10日間ほど楽しめそうだ。沼を一周しようと思ったが余韻を残したまま帰りたいと思い、長蔵小屋の裏で喉を潤し帰途につく。 阿部 記 コース時刻:大清水8:15−9:08一ノ瀬休憩所9:15−9:36水場上9:42−10:12三平峠−10:20三平下−長蔵小屋10:20−11:25小淵沢田代分岐11:40−長蔵小屋12:28−12:46三平下12:55−13:09三平峠13:13−13:58一ノ瀬休憩所14:05−14:51大清水 |
2002.7.28
三平下の広場 |
尾瀬沼と燧ヶ岳 |
残りの花芽はあと1つ |
三本唐松遠望 |
7月28日、尾瀬沼のほとりの大江湿原に出かける。朝6時、尾瀬界わいで唯一車で入れる大清水を目指す。約2時間40分で到着し、下の駐車場に車を置き500円の駐車場代を支払い歩き始める。
一ノ瀬までは車道が続くが、一般車両は通れない。約50分の徒歩で三平橋に着き、いよいよ山道にはいる。入口で下界の種子が入らないように、足ふきが用意され丁寧に靴を拭き取る。道はまだなだらかな登りで、敷き詰められた岩と木道が混在する安定した登山道が続く。
冬路沢の小さい橋を渡ると、階段状の木道が現れいよいよきつくなる。少し登ると岩清水と言われる水場が現れのどを潤す。高度を稼ぐに連れ登山者も多くなるが、傾斜が緩くなると再び木道が二列になり歩きやすくなる。三平橋から約55分で三平峠最上部に着く。それから10分ほどで三平下に着いた。
尾瀬沼の周遊コースからは燧ヶ岳がすぐ目の前に望め、林の切れた小さい湿原にはニッコウキスゲやクルマユリの鮮やかな色彩が目にはいる。この分だと大江湿原も花盛りだろうと、気持ちもはやる。約20分で長蔵小屋に出るがさすがに尾瀬、ものすごいハイカーの数に驚く。まるでお祭りでもありそうな雰囲気だ。
小屋前を素通りして、例の三本唐松が見えると木道の周りは花・花・花・・・おびただしいニッコウキスゲ、クルマユリ、ギボウシ等々の群落でいっぱいだ。人々も多いが、素晴らしい花々の開花に興奮しっぱなしだ。欲張り、沼山峠下まで散策して、尾瀬の湿原を満喫した。
コースタイム:大清水−0:50−三平橋−0:55−三平峠最上部−0:10−三平下−0:20−長蔵小屋(休憩時間含む) 阿部 記