尾瀬−滝めぐり
2003.10.19
前日の18日、檜枝岐・キリンテのバンガローに宿泊して19日早朝、御池より入山する。天気は快晴、燧ヶ岳分岐で登りたいと、少しためらいながら燧裏林道へ進む。
天神田代は小さすぎて気が付かないままに、渋沢分岐が現れる。ここからは、殆どがブナなどの背の高い林に覆われ見通しは利かないが、やや下り気味の木道と残っている紅葉を楽しみながらゆっくり進む。少し疲れてきたと思った頃、真新しい吊り橋(うらひうち橋)が現れ視界が開ける。更に燧ヶ岳からの数本の尾根を上り下りを繰り返しながら進む。下りに飽きた頃、段吉新道と三条の滝方面の分岐に着き小休止後、右側の三条の滝に向けて下る。 やや急な下りを進み、田代を過ぎると沢の音が聞こえだし、さらに下ると滝展望台分岐に着く。ここへ荷物を置いて滝に向かう人も多いようだ。5分ほど下ると三条の滝の豪快な姿が見えてきた。残念ながら、展望台より更に下へ行く道は閉ざされており(今年は10月14日凍結等による危険防止のため、閉じられた)、滝の全景は望めなかった。15分ほど楽しみ、戻って平滑の滝へ向かう。 只見川沿いに進む道は、木道もなく岩や泥が足下をまごつかせる。傾斜がややきつい登りになる頃、平滑の滝展望台に着く。展望台の岩には鉄棒とクサリで柵が作られているが、鉄棒が滝川に曲がり役目を果たしていないので気をつけよう。思っていた以上広く、長い滑滝に感動してしばし時間を忘れる。時計を見るとまだ昼飯前。木のハシゴを3つ程登り平坦になった道を温泉小屋へと進む。 温泉小屋近くの売店には30名ほどのハイカーが集い、休憩中。広い赤田代の草紅葉を眺めると、至仏山の頭が見えて気を誘う。時間があるので、見晴と東電小屋分岐まで足を伸ばす。雲一つない快晴に心地よい風、燧ヶ岳と至仏山や黄金色に輝く唐松の大木、尾瀬ヶ原の大絶景に酔いしれながら、おにぎりにかぶりつく。いい・・・最高の気分ダァ。 帰りは一本の木道が続き、凹凸の少ない段吉新道を取りのんびりと進む。 全高低差は約250m、歩く距離は少し長いが近場の人は、見晴あたりまでは日帰りが出来そうだ。
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