各地の山に関する情報コーナー 下部に新刊図書案内があります
R5.9.10 お知らせ 更新
地 域 | 状 況 |
栗駒山 | R5.7.26発 須川温泉からの須川コース中、苔花台〜昭和湖までR5年7月28日〜10月12日まで通行可能となりました。 尚、昭和湖〜天狗平までは今まで通り立入禁止となります。須川温泉〜須川岳山頂までは、産沼コースをご利用下さい。 |
---|---|
一関勤労者山岳会解散 | R5.9.10発 一関労山はR5年9月30日で解散します。関係各所・団体様方々には大変お世話になり謹んで御礼を申し上げます。なお、各員高齢化・体調不良ではありますが、交流の場として「労友会」に名称を改めて低山散策等で集って行く予定です。 |
最新山行情報 | 小岩井の一本桜 |
須川・昭和湖他散策 参加者:菅原ほか年金者山の会計7名 コース:温泉−昭和湖−賽の磧−温泉
9時少し前に須川温泉駐車場に着き、久々に周りの景色を堪能する。紅葉は始まり掛けていて、この先を期待する。皆さん久しぶりの山歩きのため、「ゆっくり・・・のんびり行こう・・」と互いに声を掛け合っている。9時出発し、おいらんコースを行く。 展望台付近からは紅葉もやや見頃を迎え、少し寒いためか湯気山の多めの水蒸気が景色を引き立てている。草紅葉の名残ヶ原にはキンコウカやイワショウブのドライフラワーが目立つ。木道には平日ながら多数の登山者が列を連ね、山頂の紅葉目当てに先を急ぐ様子だ。中高年者、若者の男女とも各同率ぐらいで頼もしい・嬉しいものだ。
硫化水素には臭いが無いらしいので、呼吸に気を付けながら昭和湖へと急ぐ。前を見上げると、須川岳山頂周辺は今が盛りと赤い絨毯をまとっている。上空には空撮のヘリが飛び交う、絶好の登山日和なので昭和湖折り返しに少し後悔する。 10時半、久々の昭和湖が現れる。数年前、湖面は白濁していたが、ガスの噴出が弱くなったのか綺麗なコバルトブルーに変わっていた。何時もプツプツと泡が出ていた所は、目立たなくなっている。硫化水素は、かなり少なくなった様子だ。もう、天狗平まで通しても良さそうな気がした。 30分ほど楽しんで、帰りは名残原分岐から賽の磧を目差す。草紅葉には少し早いが、時折オヤマリンドウが色を添える。湯気山下の緑のトンネルは少し黄色みをおびて、ナナカマドの赤も目立ち始めている。トンネルを抜けると賽の磧が現れる。夏場ならば、お花畑となっているが葉っぱだけでは種類の見分けが難しいが、シラタマノキだけは真っ白い玉状の実が目立っていた。
昼食の後、おいらんコースに戻り13時温泉に着く。好天の中、久々の足慣らしに紅葉狩りで全員大満足の散策だった。直ぐに、温泉でゆっくりと汗を流し帰途についた。 阿部 記 コース時刻:須川温泉9:00−10:30昭和湖11:00−12:10湯気山裏12:30−須川温泉13:00 (休憩時間含む・通常のコースタイムよりかなり遅く参考にしないで下さい) |
---|
眼下の阿弥陀池 秋田駒ケ岳・横岳稜線 メンバー:佐々木 / 菅原
秋田駒ケ岳の岩稜ルートを久しく歩いていない。二人ならということで横岳から稜線部を男岳に歩くことにした。山頂からは五百羅漢へ下り、ムーミン谷を経て大焼砂に戻る周回を予定した。
あゆみは先行する集団と適度に距離を保ちゆっくり花を観賞しながら上る。その集団は大焼砂の分岐で進路を変え、女岳・ムーミン谷へと下りて行く。横岳を目指す私たちから遠ざかる集団の列は、黒い大焼砂をカンバスに色とりどりのシャツとザックが映える。そして谷間の雪渓、雪解けの駒池に溶け込んでゆく。その姿を歩を緩めながら追いかける。 |
---|
尾花沢・スイカの町の二ツ森(742b) メンバー:佐々木 三浦 菅原
登山口は尾花沢市(山形県)から大崎市(宮城県)へ抜けるR347(母袋街道)号線上の母袋橋を過ぎた街道集落(母袋)にあり、道端に二ツ森の案内板がある。左に入り和牛育成センターを目指し、敷地内の畜舎を抜けると牧草地に出る。ここから右手の未舗装路を下り行くと土合の鐘と呼ばれる広場に着く。ここが登山口である。
登るにつれ、改めて崩壊地の迂回路であることを思い知らされることに。この先、傾斜を増した樹間の道をロープを頼りに、右へ左へと渡るように登った。しかし数えきれないほどのロープ箇所は超えてもなおも続いた。甘く見るな!この山を、との思いがおこる。だが、このピラミダルな頂きには褒美が用意されていた。 たどり着けば空と周囲360度に及ぶ眺望。とても標高742bから俯瞰とは思えない。鳥海山、月山、御所山、薬莱山そして最上川と水を張った尾花沢の田園風景。開放感と弁当を食みしばし過ごす。次なる女山を目指し一気に駆け降りる。 鞍部から女山を目指し振り返る男山の山容は八甲田大岳から井戸岳を望む姿に似ていた。女山は登るにやさしい山である。山頂は今盛りにツツジが咲き誇っていた。なお、私が所有するガイドブックの紹介は、女山((南峰)のみで、男山(北峰)は避けられたのかも知れない。眺望は男山がまさっているように思うが女山から望む男山(北峰)、翁山の山容も優しくも凛として良い。 コースタイム(概略):スタート(10:45)〜のぼり滝(10:55〜11:05)〜二輪草の道(11:10)〜鞍部(11:30)〜ブナ林(11:45)〜男山・北峰(12:00〜12:35)〜鞍部・女山・南峰登り(12:55)〜女山・南峰695b(13:10)〜鞍部を経てゴール(13:55) 追記:この日の予定は翁山であったのだが、高橋からの舗装林道と未舗装路林道の交差する三叉路で、翁山へ向かう林道が土木工事(水力発電)のため、通行が規制されていた。現場職員の話では、これから先は倒木もあるなどして、車でどこまで入れるかは分らないとのこと。また、ハリマ小屋まで1時間半(徒歩)を要することもあってか、昨日、訪れた登山者も小屋から引き返して来たとのことである。 記:菅原 |
---|
眼下の眺望に踊る甑岳(こしきだけ)(村山市より) メンバー:佐々木、佐藤、菅原
村山駅前を経て幕井貯水池に車を停めた。この先の林道を行くとすぐ右手に岩神コースの案内板がある。これから行く幕井コースとは稜線部で合流することになっている。林道は砂防ダムまで車が入れないことはなかったが駐車している車はなかった。ダムから先は傾斜がきつく、敷いた採石が雨でえぐられ深いワダチとなっていた。ハマると乗り越えられない恐れがあるので乗用車タイプは走らない方が無難だ。 跳木場(はねこば)が幕井コースの登山口で丸木橋を渡り本格的に歩き出すことになる。馬立沼の間に二つの水場があった。沼に立ち寄り、この先、本格的な杉の植林地を行く。ここは風雪による倒木と手入れの行き届かない林地で足元の枝葉が道を覆い隠していて足を取られた。さらに林地の残雪も多くなりクリ林周辺では分散探索する形でルートを探った。こんな時はメンバーで助け合えるのが心強い。 ガイドブックにある残雪期は経験者同伴が望ましいとの言が分る。ここをクリアし岩神コースと合流する。左に進路を取り開けた稜線の展望に出る。眺望が大変良いところで嬉しい。舟形連峰そして二口山塊、蔵王連峰と見通せて南西の人住む天童市の町並みも何故か懐かしい。わが街でもないのに。この景観はもったいない!ここで飯にしようとしばし時間を過ごす。 この先は尾根筋で徐々に葉山がとらえられ始め、眼下に村山盆地がある。中央部を最上川が流れ、その流れの先を思う・・。足元は残雪に変わり稜線に張り出した雪庇に気を付け、たどり着いた先が山頂広場である。ここは登りの途中で見た景観の集合体で、山並みと眼下に町並みをしたがえる素晴らしき甑岳からの眺望である。目前の葉山は眩しく後方の月山は霞んでいる。周囲を見回し、次なる御所山、沢渡黒伏そして仙台カゴに思いをはせる。下山開始間もなく、近場の東斜面に沢雪崩があり肝を冷やした。記:菅原 コースタイム(概要) 幕井コース登山口(10:15)〜跳木場丸太橋(10:45)〜馬立沼(11:20)〜合流点・分岐(12:10 昼食)〜徳内坂付近(12:40)〜山頂広場(着13:35〜13:45下山)〜跳木場(15:15)〜幕井コース登山口(15:40) |
---|
2022.02.26 ひとときの冬山 北泉ガ岳スノーウオーク メンバー:佐々木(S) 佐 藤(K) 菅原
26日は穏やかな天候で登山届を済ませ野外活動センター前から水神を目指して出発した(9:30)。センター前も除雪されていて圧雪量が十分なことからすぐにでも雪山ギアの装着が可能であったが遠慮した。 水神までツボ足で先行者のトレースに感謝しカラマツ林の中を行く。程なく水神の分岐に着く。この先の雪が深いことがすぐ分かる。ワカンに履き替え北泉ガ岳を目指す。すぐ先のヒザ川を越える(渡渉)のだが小さな谷状の積雪面を踏み抜いた痕跡もあったりして要注意。直前の左手にトレースがあったがこれは上部に上がって分かったことだが迂回路としたようである。ここのギャップの登りはワカンを装着していたことからチョット難儀した。
ここから先は四本の桂の木や樹枝に着氷した雪の造形を楽しめた。楽しめる間は良かったのだが次第に傾斜がきつくなると雪上技術を伴う。チョット広い急斜面では互いが登りやすいトレースを築くためトレースがいっぱい出来ていて崩れやすくなっているところもある。ここも難儀したところである。踏ん張りきれずに後ずさりしたりチョットと横にそれて見たりと色々と試みながら進んだ。 されど登り、登攀は続きこの先どこまで?の思いもあって少しもどかしくなった。そんな気持ちを振り払うべくひたすら足元を追うことにした私に“もうすぐですよ”との登山者の檄を得て笑みを返す。程なく見上げる山頂は雪坊主であった。そこに立ったら何が待っている!の思いが!たどり着いた(12:45)先は大崎平野の俯瞰であった。
雪原の林間はルート取りの自由度が高まるのだがワカンの足運びや踏ん張りの失敗からもつれて転倒もした。三叉路に戻り三叉路確認のため標柱を探したが前述の通り埋まり掛けていた。一雪もあればまた埋もれるだろう。ここは登山計画の見直し分岐点でもあり得る。帰路は改めて往路を戻ることにした。水神を経て野外活動センターへ下山(15:40) 記)菅 原 |
---|
網張・鎌倉森 冬季限りの山 メンバー:佐々木(S)、佐々木(Y)、菅原
鎌倉森は岩手山の外輪をなす犬倉山の南東直下に位置する。通常ルートが築かれていないため積雪期に雪上トレックによって登られる山だという。
大きな雪原を成す尾根筋を登り詰め更に行くと南東の展望が開けて来る。時々立ち止まり景観を満喫し尾根筋の狭まりの増した右手の大きな雪庇に注意を払い行く。行く手の雪原の丘(山頂)の右前方に岩手山と鬼が城の景観を捉えられ時に今日のこの日があることに小躍りした。 |
---|
『戸神山と鎌倉山(作並)』 木枯らしが来る前に! 仙台・里山歩き!
戸神山はR417上の仙台市白沢配水所ゲートが登山口になる。路肩に5,6台駐車できるスペースがあり200bほど歩くと配水所がありフェンスの右手を巻くようにして進む。道はぬかるむところや不法投棄の痕跡があり広場になっているコース分岐へ至るまでは快適・爽快とは言えなかった。 ここからは裏コースを取り紅葉の名残と落葉した林間からの空間を楽しみ、西側登り口から表コース鞍部に直登するコースを右に見て女戸神山を目指す。展望のない山頂ではあるがこの節ならではの落葉の間から泉が岳・大東岳を見ることができた。展望を楽しんで鞍部に下り、登り返して程なく戸神山山頂に着く。山頂からは仙台市街、太平洋・阿武隈山地が望め解放感を持ってランチとした。
戸神山下山後、小春日和のこの日は予定通り次の鎌倉山(ゴリラ山)へ。R417号を少し戻りR48号から作並駅方面へ進み、駅手前のチェーン脱着場に車を停めた。ここはまさに鎌倉山を仰ぎ見る絶景のポイント。するとロッククライミングを終えた登山者が道の対面を歩いて来た。下山して来たようである。あらためて望めば山は釣鐘状の岩山で南面に岩壁を成している。 身支度を整え交通量の激しい国道を横断し、更に踏切を超え左に続く林道を20分ほど歩くと標識がある。右に折れ灌木帯を行く。春にはニリンソウ草の群落になるという山も秋には望めない。静かな山の落ち葉を踏み山頂手前の急峻を登れば鎌倉山山頂である。 灌木の山頂からは多くの展望は望めない。だが、山頂から反対側へ少し岩道を下ると松の間から作並街道がまっすぐに伸びているのが見通うせなかなかの趣のある景観である。更にちょっと下って岩壁に取りつくルートがあるか、と探したがそのようなルートは見当たらなかった。只々、足がすくむだけで(怖い、怖い)。ここからは山形方面の大東岳などが見渡せた。山頂に戻り、一息入れ一気に下山。晩秋の仙台・2山、十分楽しませて頂きました。ゴリラ山にはゴリラがいるようです。私は気づかなかったのですが!。 記:菅 原 所要時間:2時間 メンバー:佐々木・佐 藤・菅 原 |
---|
金名水から周回山行(焼石岳) 参加者:菅原、佐々木 (2021.09.10)
金名水ルートは久しく歩いていない。このルートは上部で沢筋を遡行するルートとなっている。初めての歩いた時も水量が少ない10月初旬だった。その時の経験を踏まえそのタイミングを探っていた。 |
---|
兜明神岳・岩神山 報告記:菅原 年金者山の会共同 参加者全8名
道の駅「区界高原」付近から見る兜明神岳は緩やかに裾野を広げ頂上に小さな岩峰を冠しすっくと立っている。区界ウオーキングセンターに車を停め、先に岩神山を目指した。 行く手はダケカンバと雑木林をなしキャンプ場に近づくと芝帯になっていて歩き安い。歩き始めて1時間ほど。目の前に鉄塔が見えればそこは岩神山だ。広場の右手に三角点がある。展望が良い岩神山の小さな岩峰に取りつく。ここは左手を巻いた方が安全である。
折り返しでは開けた樹幹の道と紅葉が暖かい日差しのもと輝いていた。程なくキャンプ場。ここからは葉を落とし始めた樹間の間から明神岳の山体が黒い塊となって見える。 その樹間に入るとすぐに兜明神の岩山である。岩峰先端部で左から巻いたがここは右側から登攀するベストのようだ。ただし、勾配のある一枚岩の様な頂稜部へのルートなので岩のコブ、切れ間に手足を掛け慎重にたどることが大切である。小さな岩峰ながら緊張した瞬間だった。後続を上部から導き全員が登り切った。 皆達成感で微笑んでいた。ここは下山時のルートも示されているのでそれに従いたい。山頂からの展望は四方を見渡せ、岩手山、秋田駒,和賀山塊、焼石岳そして早池峰山。 帰路はキャンプ場を経て下山する。この日出会った地元小学生の集団は先生の指導のもと登攀に挑戦していた。 |
---|
八甲田山 参加者:菅原、佐々木 八甲田連峰「大岳、赤倉岳周回山行」
10月9日、前泊した酸ヶ湯温泉の朝食を取ってからの出立。今日の予定は仙人岱を経て大岳へ、そして井戸岳、赤倉岳への縦走と毛無岱の紅葉散策である。 コース時刻:登り開始7:50〜温泉着14:30 *終日穏やかな快晴 報告者:菅原 |
---|
鞍掛山 参加者:吉家、阿部 他19名 6月30日、山行自粛中を突いて久々の青空の下、滝沢村の鞍掛山に出掛ける。道中北上川からの川霧で見通しは効かないが、花巻を過ぎる頃には名だたる名峰の展望も開け心の洗浄に癒される。これで吉家氏の雨男も返上か。
展望台から少し下り、沢を渡ると林道に下る分岐となり山頂に向かって再び緩い登りとなる。時折ホトトギスが現れるがこの辺りの花芽はまだ小さく一週間程すると見頃になりそうだ。ブナの大木の根元を曲がると傾斜もややきつくなり10分ほど頑張ると岩場が現れて尾根筋に出る。
11:30後ろ髪を引かれるように下山開始。分岐まで坦々と下り、林道側へと進路を取る。最後尾はとは10分くらいの差が付いたが、全員無事に相の沢登山口に到着する。駐車場の乗用車はかなり減っていた。この皆さんは、散歩がてらやトレランの方々が多いようで気軽に鞍掛山を楽しんでいる様だった。帰りは温泉で汗を流し、全員爽快な気分で帰途についた。 阿部 記 コース時刻(最後尾時間):相の沢9:10−9:55展望台10:05−10:48山頂11:30−12:55相の沢 |
---|
山の図書案内
2011.5.15
「焼石岳の自然を訪ねて」が発刊されました
栗駒国定公園焼石岳の素晴らしさに出会った人も 又これから出会いたい人も 手にしたい一冊。 同じ国定公園内の栗駒山とは異なり、多くの植生が手つかずの状態で残されています。自然を、高山植物を愛する方、この本をお供に焼石岳を思いっきり楽しんでみましょう。焼石岳で見られる動植物が殆ど載っています。(刊行委員・八重樫様の言葉、一部引用) 一関の自然刊行委員会発行、184ページ、1500円(税込み)市内の本屋・高原温泉、胆沢国道397号沿い温泉・胆沢まるごと案内所等で入手できる。 |
山 域 | 状 況 |
栗駒山 | H31.4.24発 須川温泉からの須川コース中、苔花台〜天狗平間が高濃度の火山ガス(硫化水素)発生中につき、濃度が許容値まで下がるまで立入禁止となります。(昭和湖は通れません) 温泉から栗駒山山頂までは、産沼コースを利用下さい。 |
---|---|
その他の地方
山 域 | 状 況 |
男体山 | H15.10 男体山の標高は1893年に計測された2484mだったが、登山者からの指摘を受けて再計測の結果、2m高い2486mに110年ぶりに変更された。ちなみに、現在の三角点より11m南西方向の剣の立つ岩の上が最高点とのこと。 |
---|---|