各地の山に関する情報コーナー 下部に新刊図書案内があります

R5.9.10 お知らせ 更新

地 域 状   況
栗駒山  R5.7.26発 須川温泉からの須川コース中、苔花台〜昭和湖までR5年7月28日〜10月12日まで通行可能となりました。

尚、
昭和湖〜天狗平までは今まで通り立入禁止となります。須川温泉〜須川岳山頂までは、産沼コースをご利用下さい。 
一関勤労者山岳会解散  R5.9.10発 一関労山はR5年9月30日で解散します。関係各所・団体様方々には大変お世話になり謹んで御礼を申し上げます。なお、各員高齢化・体調不良ではありますが、交流の場として「労友会」に名称を改めて低山散策等で集って行く予定です。

最新山行情報
小岩井の一本桜

R4.9.29

 須川・昭和湖他散策   参加者:菅原ほか年金者山の会計7名  コース:温泉−昭和湖−賽の磧−温泉


おいらんコースより焼石方面

展望台より名残ヶ原

地獄谷脇を行く

昭和湖
 先日、立入禁止となっていた苔花台から昭和湖までが通れるようになった。それをうけ、3年ぶりに足慣らしを兼ねて散策する事になった。

 9時少し前に須川温泉駐車場に着き、久々に周りの景色を堪能する。紅葉は始まり掛けていて、この先を期待する。皆さん久しぶりの山歩きのため、「ゆっくり・・・のんびり行こう・・」と互いに声を掛け合っている。9時出発し、おいらんコースを行く。

 展望台付近からは紅葉もやや見頃を迎え、少し寒いためか湯気山の多めの水蒸気が景色を引き立てている。草紅葉の名残ヶ原にはキンコウカやイワショウブのドライフラワーが目立つ。木道には平日ながら多数の登山者が列を連ね、山頂の紅葉目当てに先を急ぐ様子だ。中高年者、若者の男女とも各同率ぐらいで頼もしい・嬉しいものだ。


須川岳山頂

ナナカマド

剣岳下・旧噴火口近
 約40分掛けて苔花台を通過するが、付近の紅葉は見頃を迎えゼッタ沢沿いに左から右へ舐めるように景色を堪能する。ここからは解放された道を進むが、荒れた所はなくゼッタ沢に降りる道にロープが張られて歩くやすくなっている。沢の仮橋を渡ると硫気孔(地獄谷)が現れ、硫黄の香が風に流れてくる。

 硫化水素には臭いが無いらしいので、呼吸に気を付けながら昭和湖へと急ぐ。前を見上げると、須川岳山頂周辺は今が盛りと赤い絨毯をまとっている。上空には空撮のヘリが飛び交う、絶好の登山日和なので昭和湖折り返しに少し後悔する。

 10時半、久々の昭和湖が現れる。数年前、湖面は白濁していたが、ガスの噴出が弱くなったのか綺麗なコバルトブルーに変わっていた。何時もプツプツと泡が出ていた所は、目立たなくなっている。硫化水素は、かなり少なくなった様子だ。もう、天狗平まで通しても良さそうな気がした。

 30分ほど楽しんで、帰りは名残原分岐から賽の磧を目差す。草紅葉には少し早いが、時折オヤマリンドウが色を添える。湯気山下の緑のトンネルは少し黄色みをおびて、ナナカマドの赤も目立ち始めている。トンネルを抜けると賽の磧が現れる。夏場ならば、お花畑となっているが葉っぱだけでは種類の見分けが難しいが、シラタマノキだけは真っ白い玉状の実が目立っていた。


昭和湖にて
 静かだった賽の磧、周回コースを進むと思われるツァーの団体山が2グループ程やって来た。剣岳下の旧噴火口を眺めたり、硫黄苔の真っ赤な唇を探すが、まだ先端の子器が小さい。大きくなると3〜5mm程の真っ赤な唇状になりモンローリップと言うそうだ。これは、地獄谷上部にも群落がある。そこから少し戻り湯気山裏に回った平坦部で昼食タイムとする。

 昼食の後、おいらんコースに戻り13時温泉に着く。好天の中、久々の足慣らしに紅葉狩りで全員大満足の散策だった。直ぐに、温泉でゆっくりと汗を流し帰途についた。 阿部 記

コース時刻:須川温泉9:00−10:30昭和湖11:00−12:10湯気山裏12:30−須川温泉13:00 (休憩時間含む・通常のコースタイムよりかなり遅く参考にしないで下さい)

R4.6.22

 眼下の阿弥陀池 秋田駒ケ岳・横岳稜線  メンバー:佐々木  /  菅原


ムーミン谷への分岐

大焼砂・中央にコマクサ

岩綾帯

男岳稜線・チングルマと左女岳

 秋田駒ケ岳の岩稜ルートを久しく歩いていない。二人ならということで横岳から稜線部を男岳に歩くことにした。山頂からは五百羅漢へ下り、ムーミン谷を経て大焼砂に戻る周回を予定した。

 当日は好天が予想されていたこともあって、平日にもかかわらず、8時半には駐車場が一杯で路肩に駐車することになった。ここは出発地の国見温泉である。駐車に手間を取ったが登山届を済ませ、先行する集団 (マイクロバス一行) を追う。

 横長根分岐に至る直下の階段はいつもながら苦手である。元気づけに途中から数えてみた。350段そこそこのようである(コイワカガミ、アカモノ、ゴゼンタチバナ、ハクサンチドリ)。分岐で開けた女岳の山体はガスが徐々に上昇し薄くなった。天候は穏やかで気温も上昇し暑くなる。道行く先々の花も次第に色を濃くし、個から小さな群へと形体を変えミヤマキンバイなど百花繚乱をなしている。


大岩を越えて・下は阿弥陀池

男岳を背に

ミヤマウスユキソウ

 あゆみは先行する集団と適度に距離を保ちゆっくり花を観賞しながら上る。その集団は大焼砂の分岐で進路を変え、女岳・ムーミン谷へと下りて行く。横岳を目指す私たちから遠ざかる集団の列は、黒い大焼砂をカンバスに色とりどりのシャツとザックが映える。そして谷間の雪渓、雪解けの駒池に溶け込んでゆく。その姿を歩を緩めながら追いかける。

 友人は砂礫に咲く花々の展開に興奮気味にカメラアングルを変え撮っている(ミヤマキンバイ、タカネスミレ)。観ているところは違っても感動はともに近い。遅々として進まぬも横岳でひと息いれ小腹を満たした。

 この先はいつか歩いた振り返り道である。岩稜を友人が先行し、私はカメラワークと景観に魅入り、ファインダー内の映像と現場の空気を楽しむ(ミヤマダイコンソウ)。稜線からの阿弥陀池、その奥に乳頭山。池を囲むように走る木道。道行く登山者はミニチュアのようである。ここは稜線の切れ落ちと大岩に緊張を強いられるがそれが暑さを忘れさせてくれる。

 30分ほどの短い稜線なのだが時間をかけて行く。吹きさらしのルートであるので風雨時には十分注意。男岳の鞍部に出ると多くの登山者が下りてきて沼に向かう。遠く、8合目に通じる木道を行く登山者は帰路を急ぐ人のようである。この鞍部周辺は群をなすニッコウキスゲが見られるのだがまだチョット早いようだ。大焼砂でもコマクサはまだ数本だけであった。

 鞍部の上部ですれ違う登山者に注意をはらい私たちは男岳を目指す。着いた男岳は4,5人ほどで静かであった。ぐるりと辺りを見渡し、ここまでの道のりとこの先に思いをはせて遠望を収める。二人で写真を撮り、次なる五百羅漢を目指して下る(ウスユキソウ)!・・・・がこの予定ルートとは別に男岳を少し下ったところにショートカットでムーミン谷に下るルートがあることを以前、確認していたのでそのルートを下ることにした。

 しかし足を踏み入れてみるとそれは最初の一歩だけで道は次第に不明瞭となり、急斜面に大きなゴロ石が草に覆われたり残雪があったりして難儀なルートである(シラネアオイ、ヒナザクラ、チングルマ)。ガイドブックでは紹介していない。危険をともなうルートであることが明らかであるからだろう。全面が雪渓で覆われていたとしも急勾配と雪崩の危険を思うと今回だけにしたいと思った。

 ルートの出口からムーミン谷(池)をめざすとすぐ先が男岳の鞍部へ駆けあがる本来の急登ルートである。二人だけとなったムーミン谷から大焼砂を目指し下山した。
 注)カッコ内の花名は、文中周辺で見かけたものです。 記)菅原 

行動タイム:国見温泉発(09:05) 〜 横長根分岐(10:00) 〜 大焼砂分岐(10:45)横岳分岐・昼食(11:30 〜 12:00) 〜 稜線部(12:00 〜12:50) 〜 (13:10)男岳(13:15) 〜 ショートカット 〜 駒池(14:15) 〜 大焼砂分岐(14:35) 〜国見温泉着(15:50)


R4.5.20

尾花沢・スイカの町の二ツ森(742b) メンバー:佐々木 三浦 菅原


二つ森登山口
 山の楽しみも私のなかで変わってきた。そこで暮らす村人への思いが里山へと導く。二ツ森はツーリングなどで遠目にしてきた山で、翁山のたおやかな稜線の端に二峰を連ねる魅惑的な山容である。見ようによって二つのスイカを並べたようでもある。田圃に水を張った初夏は清々しく、紅葉に染まる時期(とき)は鮮やかな毬(まり)となる。

 登山口は尾花沢市(山形県)から大崎市(宮城県)へ抜けるR347(母袋街道)号線上の母袋橋を過ぎた街道集落(母袋)にあり、道端に二ツ森の案内板がある。左に入り和牛育成センターを目指し、敷地内の畜舎を抜けると牧草地に出る。ここから右手の未舗装路を下り行くと土合の鐘と呼ばれる広場に着く。ここが登山口である。


ニリンソウの道
 目の前には小さいながらも男山が立ちはだかっている。ここから男山・女山の分岐まではコースタイムで30分である。歩き始めて程なく、のぼり滝の看板を目にする。のぼり滝?惹かれて散策することに。たどり着いた先は行き止まりとなっていて、見上げると左手の岩峰が女山の南方岩塊である。滝を探し求めるもその姿は見当たらず滝跡らしき濡れた痕跡を見つけた。雪解けの頃に流れ落ちる滝が下から吹き上げる谷風によって飛沫が上昇する様子をたとえたもののようである。その謎解きを思うと見てみたい気がする。


女山から男山を望む

二つ森 男山(北峰)にて

男山(北峰)からの眺望
 来た道へ戻り先を急ぐ。二輪草の道を抜けて程なく広い鞍部に出た。右手に女山、左手に男山が峰立する。左手の男山が崩落・崩壊の体躯で筋肉質な難所であることが見て取れる。さっそく痕跡のルートをたどってみたのだが通行止めになっていて、今も崩壊が進行中の山体であることが分かった。示された迂回路へ廻り、登りはじめた急登の林はブナ林で若々しく光を透過していた。

 登るにつれ、改めて崩壊地の迂回路であることを思い知らされることに。この先、傾斜を増した樹間の道をロープを頼りに、右へ左へと渡るように登った。しかし数えきれないほどのロープ箇所は超えてもなおも続いた。甘く見るな!この山を、との思いがおこる。だが、このピラミダルな頂きには褒美が用意されていた。

 たどり着けば空と周囲360度に及ぶ眺望。とても標高742bから俯瞰とは思えない。鳥海山、月山、御所山、薬莱山そして最上川と水を張った尾花沢の田園風景。開放感と弁当を食みしばし過ごす。次なる女山を目指し一気に駆け降りる。

 鞍部から女山を目指し振り返る男山の山容は八甲田大岳から井戸岳を望む姿に似ていた。女山は登るにやさしい山である。山頂は今盛りにツツジが咲き誇っていた。なお、私が所有するガイドブックの紹介は、女山((南峰)のみで、男山(北峰)は避けられたのかも知れない。眺望は男山がまさっているように思うが女山から望む男山(北峰)、翁山の山容も優しくも凛として良い。


コースタイム(概略):スタート(10:45)〜のぼり滝(10:55〜11:05)〜二輪草の道(11:10)〜鞍部(11:30)〜ブナ林(11:45)〜男山・北峰(12:00〜12:35)〜鞍部・女山・南峰登り(12:55)〜女山・南峰695b(13:10)〜鞍部を経てゴール(13:55)

 追記:この日の予定は翁山であったのだが、高橋からの舗装林道と未舗装路林道の交差する三叉路で、翁山へ向かう林道が土木工事(水力発電)のため、通行が規制されていた。現場職員の話では、これから先は倒木もあるなどして、車でどこまで入れるかは分らないとのこと。また、ハリマ小屋まで1時間半(徒歩)を要することもあってか、昨日、訪れた登山者も小屋から引き返して来たとのことである。 記:菅原

R4.4.24

 眼下の眺望に踊る甑岳(こしきだけ)(村山市より) メンバー:佐々木、佐藤、菅原


幕井コースから葉山を望む

跳木場・幕井登山口
 山形県の中央部を走る国道13号線周辺には2字で表記する山、岳とニュアンスが近い山名がいくつかあって、山仲間でも混乱を招くことがある。甑(こしき)岳と甑山、加えて翁山。禿(かむろ)岳と神室山、山形神室と仙台神室はたまた仙台カゴ!そんな訳で話が通じているようで食い違っていることも。それは月山と丁(ひのと)岳についてでもある。今回もその罠に陥るところだったが甑岳(こしきだけ)であることを確認し計画した。


合流点で早飯

徳内坂付近

御所山を望む2人
 この山は村山市の郊外にあって、でっかいだけの近場の山と気に留めることもなかったのだが、紅葉時に見る山容は魅惑的で、いつかは行ってみたいと思いを強くしていた。ガイドッブクによれば御所山、二口山塊、蔵王連峰そして朝日連峰の遠望に優れ・・対峙する葉山の麓の村山盆地の町並み(村山市)が美しいとのことで期待大だ。

 村山駅前を経て幕井貯水池に車を停めた。この先の林道を行くとすぐ右手に岩神コースの案内板がある。これから行く幕井コースとは稜線部で合流することになっている。林道は砂防ダムまで車が入れないことはなかったが駐車している車はなかった。ダムから先は傾斜がきつく、敷いた採石が雨でえぐられ深いワダチとなっていた。ハマると乗り越えられない恐れがあるので乗用車タイプは走らない方が無難だ。

 跳木場(はねこば)が幕井コースの登山口で丸木橋を渡り本格的に歩き出すことになる。馬立沼の間に二つの水場があった。沼に立ち寄り、この先、本格的な杉の植林地を行く。ここは風雪による倒木と手入れの行き届かない林地で足元の枝葉が道を覆い隠していて足を取られた。さらに林地の残雪も多くなりクリ林周辺では分散探索する形でルートを探った。こんな時はメンバーで助け合えるのが心強い。

 ガイドブックにある残雪期は経験者同伴が望ましいとの言が分る。ここをクリアし岩神コースと合流する。左に進路を取り開けた稜線の展望に出る。眺望が大変良いところで嬉しい。舟形連峰そして二口山塊、蔵王連峰と見通せて南西の人住む天童市の町並みも何故か懐かしい。わが街でもないのに。この景観はもったいない!ここで飯にしようとしばし時間を過ごす。

 この先は尾根筋で徐々に葉山がとらえられ始め、眼下に村山盆地がある。中央部を最上川が流れ、その流れの先を思う・・。足元は残雪に変わり稜線に張り出した雪庇に気を付け、たどり着いた先が山頂広場である。ここは登りの途中で見た景観の集合体で、山並みと眼下に町並みをしたがえる素晴らしき甑岳からの眺望である。目前の葉山は眩しく後方の月山は霞んでいる。周囲を見回し、次なる御所山、沢渡黒伏そして仙台カゴに思いをはせる。下山開始間もなく、近場の東斜面に沢雪崩があり肝を冷やした。
記:菅原

コースタイム(概要) 幕井コース登山口(10:15)〜跳木場丸太橋(10:45)〜
馬立沼(11:20)〜合流点・分岐(12:10 昼食)〜徳内坂付近(12:40)〜山頂広場(着13:35〜13:45下山)〜跳木場(15:15)〜幕井コース登山口(15:40)


R4.2.26

  2022.02.26 ひとときの冬山

 北泉ガ岳スノーウオーク メンバー:佐々木(S) 佐 藤(K) 菅原


登山口

樹雪
 隣り合っていながら登ったことがない山というものはあるものである。北泉ガ岳がそうである。私の中では仙台市民の山 泉ガ岳と聞けば隣の北泉ガ岳の存在がどうしても薄くなる。そのこともあってかさしたる興味はなかった。だが、船形連峰の一角を成す山となると思いが違って来る。昨今の自然災害の多発で船形山は多くの登山口が閉ざされている。このことが連峰の一角としての北泉ガ岳に目を向けさせた。この節の雪上ウオークは高齢者パーティーであることと責任を自覚し偵察を基本に据え登って来た。

 26日は穏やかな天候で登山届を済ませ野外活動センター前から水神を目指して出発した(9:30)。センター前も除雪されていて圧雪量が十分なことからすぐにでも雪山ギアの装着が可能であったが遠慮した。

 水神までツボ足で先行者のトレースに感謝しカラマツ林の中を行く。程なく水神の分岐に着く。この先の雪が深いことがすぐ分かる。ワカンに履き替え北泉ガ岳を目指す。すぐ先のヒザ川を越える(渡渉)のだが小さな谷状の積雪面を踏み抜いた痕跡もあったりして要注意。直前の左手にトレースがあったがこれは上部に上がって分かったことだが迂回路としたようである。ここのギャップの登りはワカンを装着していたことからチョット難儀した。


三又路を行く

パーティーの3名
 この先ヒザ川を右に見て人工林と灌木を登り抜けなだらかな道を進むと程なく三叉路に着く。北に北泉ガ岳、東に泉ガ岳との交差する傾斜地の原っぱだ。しかし設置されていた三叉路の表示は雪上トレースより上部にあってしかも積雪のため埋もれていて見つけられなかった。帰路に確認したのだが登山者が標識を背に休憩していたのである。

 ここから先は四本の桂の木や樹枝に着氷した雪の造形を楽しめた。楽しめる間は良かったのだが次第に傾斜がきつくなると雪上技術を伴う。チョット広い急斜面では互いが登りやすいトレースを築くためトレースがいっぱい出来ていて崩れやすくなっているところもある。ここも難儀したところである。踏ん張りきれずに後ずさりしたりチョットと横にそれて見たりと色々と試みながら進んだ。

 されど登り、登攀は続きこの先どこまで?の思いもあって少しもどかしくなった。そんな気持ちを振り払うべくひたすら足元を追うことにした私に
もうすぐですよとの登山者の檄を得て笑みを返す。程なく見上げる山頂は雪坊主であった。そこに立ったら何が待っている!の思いが!たどり着いた(12:45)先は大崎平野の俯瞰であった。


山頂にて

下山路
 いいね!冬の眺望は少し鉛色だが開けた大崎平野の後方に栗駒山が控えている。西方に雪をまとった船形山が樹間越しに美しい。真っ白だ!この立ち位置では船形山への縦走路が私には分かり得なかったのは残念だが、確認したいという思いから又来る理由が出来た。そう!足元の七ツ森は航空写真でも見ているようだ!立ち食いのランチとなったが先行のシニアのパーティーとしばし話を交わし下山した(13:20)。

 雪原の林間はルート取りの自由度が高まるのだがワカンの足運びや踏ん張りの失敗からもつれて転倒もした。三叉路に戻り三叉路確認のため標柱を探したが前述の通り埋まり掛けていた。一雪もあればまた埋もれるだろう。ここは登山計画の見直し分岐点でもあり得る。帰路は改めて往路を戻ることにした。水神を経て野外活動センターへ下山(15:40)
  記)菅 原


R4.1.10

 網張・鎌倉森   冬季限りの山  メンバー:佐々木(S)、佐々木(Y)、菅原


ブナの森

尾根を行く

鎌倉森山頂の佐々木氏

ラッセル

岩手山を背に菅原氏

鎌倉森は岩手山の外輪をなす犬倉山の南東直下に位置する。通常ルートが築かれていないため積雪期に雪上トレックによって登られる山だという。

 気に掛けていたこの山に「明日、行かないか!」と山友から誘いがあった。当日の天候が優れていることが予報で流され鬱々していたところだったので即決快諾。パーティーはシニア3人である。

 当日(10日)は、網張ビジターセンターを(10:20)にスタートした。(*以後時刻は概ね)

 この日の現地は予報に違わず穏やかな天候で心を軽くした。先行者もあったことで既に築かれたトレースをツボ足で歩行した。

 ブナの森に入り傾斜が増し踏み抜きもあったことからスノーシューに履き替えた。広いブナ林を登攀する頃は最初の下山するソロ登山者とすれ違った。この頃には腹が減って力が入らない。なんせ早朝の早飯から時間が経っている。ここで小腹を満たした。

 カマ尾に達する頃は下山者がどんどん降りて来た。足元を見るとワカン装着者が多く後はスノーシュー、ツボ足の順というところ。ここでも元気なシニア女性が半数以上を占めていた。


 左より佐々木S、佐々木Y、菅原の各氏

大きな雪原を成す尾根筋を登り詰め更に行くと南東の展望が開けて来る。時々立ち止まり景観を満喫し尾根筋の狭まりの増した右手の大きな雪庇に注意を払い行く。行く手の雪原の丘(山頂)の右前方に岩手山と鬼が城の景観を捉えられ時に今日のこの日があることに小躍りした。

 山頂(12:50)には私たちだけだった。山頂からの展望は岩手山本峰が白い衣をまとい鬼が城・黒倉山そして目の前には犬倉山が迫る。この景観は捨てがたい。犬倉山のシュプールにも魅いった。西には三ツ石山。南西に秋田駒ケ岳とこの中心部にいるこの時間をゆっくり費やしたいと思った(昼食)。

 だが、この後下山時(13:20)に「今後どうしようかなあ」と考えることがあった。今回私が装着したスノーシューは登攀・トラバースには制動力あって良いのだが下山時は返って災いとなった。制動力があるため雪上の流し歩きが適当でないのだ。そのことで前のめりになりやすく足に負担を掛けてしまった。それで樹林帯からは自分で深雪にトレースを築き、雪をクッションとして滑り歩きをした。ゴールは(14:55)となった。次回はこの経験からワカンと軽アイゼンで登ることにします。記)菅原



R3.1114

 『戸神山と鎌倉山(作並)』 木枯らしが来る前に! 仙台・里山歩き!


鞍部への分岐

女戸神山

戸神山

ゴリラ山のゴリラ?
 里山の木々の葉も舞い、時には身も凍れる時節。11月とは言えもう暫し歩いていたくて思い浮かべた仙台近郊の山。このエリアには500bそこそこながら山体・山容のユニークな山があることを気に掛けていた。道すがら眺めたことのある戸神山と鎌倉山(作並・愛称:ゴリラ山)を歩くことにした。

 戸神山はR417上の仙台市白沢配水所ゲートが登山口になる。路肩に5,6台駐車できるスペースがあり200bほど歩くと配水所がありフェンスの右手を巻くようにして進む。道はぬかるむところや不法投棄の痕跡があり広場になっているコース分岐へ至るまでは快適・爽快とは言えなかった。

 ここからは裏コースを取り紅葉の名残と落葉した林間からの空間を楽しみ、西側登り口から表コース鞍部に直登するコースを右に見て女戸神山を目指す。展望のない山頂ではあるがこの節ならではの落葉の間から泉が岳・大東岳を見ることができた。展望を楽しんで鞍部に下り、登り返して程なく戸神山山頂に着く。山頂からは仙台市街、太平洋・阿武隈山地が望め解放感を持ってランチとした。


鎌倉山

雑木林を行く

作並街道
 下山は鞍部から表コースを下る。杉の植林地に至までは踏み跡がなく不明瞭である・・日暮れ時は要注意!杉林を過ぎれば快適な雑木林の黄葉である。程なく裏コースとの分岐でゴールはすぐである。所要時間:3時間

戸神山下山後、小春日和のこの日は予定通り次の鎌倉山(ゴリラ山)へ。R417号を少し戻りR48号から作並駅方面へ進み、駅手前のチェーン脱着場に車を停めた。ここはまさに鎌倉山を仰ぎ見る絶景のポイント。するとロッククライミングを終えた登山者が道の対面を歩いて来た。下山して来たようである。あらためて望めば山は釣鐘状の岩山で南面に岩壁を成している。

☆鎌倉山下山後に別パーティーと話してのことであるがこの岩壁への取りつきは仙山線を渡り右に進むと言うことである(岩登りのゲレンデ)。また、山頂部から岩壁に取りつく道はないとのこと。

身支度を整え交通量の激しい国道を横断し、更に踏切を超え左に続く林道を20分ほど歩くと標識がある。右に折れ灌木帯を行く。春にはニリンソウ草の群落になるという山も秋には望めない。静かな山の落ち葉を踏み山頂手前の急峻を登れば鎌倉山山頂である。

 灌木の山頂からは多くの展望は望めない。だが、山頂から反対側へ少し岩道を下ると松の間から作並街道がまっすぐに伸びているのが見通うせなかなかの趣のある景観である。更にちょっと下って岩壁に取りつくルートがあるか、と探したがそのようなルートは見当たらなかった。只々、足がすくむだけで(怖い、怖い)。ここからは山形方面の大東岳などが見渡せた。山頂に戻り、一息入れ一気に下山。晩秋の仙台・2山、十分楽しませて頂きました。ゴリラ山にはゴリラがいるようです。私は気づかなかったのですが!。 記:菅 原 

所要時間:2時間 メンバー:佐々木・佐 藤・菅 原



R3.9.10

 金名水から周回山行(焼石岳) 参加者:菅原、佐々木 20210910
 


渡渉点を探す

石礫帯

滑滝


荒沢

淵に取り付く

金名水小屋

六沢山・経塚山を望む

 金名水ルートは久しく歩いていない。このルートは上部で沢筋を遡行するルートとなっている。初めての歩いた時も水量が少ない10月初旬だった。その時の経験を踏まえそのタイミングを探っていた。

 決行日の後先に雨がないことが条件。10日がその日であった。万一増水、崩壊、崩落などに遭遇し遡行が危ぶまれるときは無理せず退避下山することを確認していた。何せ、第一の目的はルートの現状把握に置いているからである。


 当日は秋晴れとなり平日にも係わらず中沼には多くの車が駐車していた。それらを尻目にトイレ脇から山に入り(8時15分)程なく荒沢の渡渉となった。ここは川幅も水量もあるので最初の決断点である。川縁りから上流へ50b程遡行した対岸にリボンを見つける。河原と水量を推し量り渡渉する。

 私は登山靴に浸水の時間を稼ぐためのゲーターをしっかり装着した。佐々木氏は濡れ覚悟の準備で浅い靴に履き替え渡渉した。岸は土壁なので流れにえぐられて這い上がるのが大変であった。この地点を過ぎれば小さな沢筋をいくつか超え暫し緩やかに高度を稼ぐ。と行く手に大きな岩礫帯に遭遇する。

 その急斜面左のゴロを行く。更に行くと尾根に出、左手に横岳、右手に天竺山。ここから天竺沢の遡行となる。沢筋に下るとそこからは右に左へと折り返しながらの遡行である。途中の淵は水深があり鍋状になっていることから落ちても流されても危険な箇所である。わずか顔を出している岩肌に必死に足を掛け、覆いかぶさる樹木につかまっての姿勢(くの字)で渡り切った。この瞬間、今日の下山は原則に則りこのルートはないなと思った。

 続くチョロチョロ流れる斜面の滑滝を慎重に超えた。登るにつれ沢筋に変化が現れ小屋が近いことが察しられた。中沼登山口から210分、金名水に着く(11時45分)。ここで、大休憩を取り昼飯と決めた。すると経塚山から来たという登山者に出会った。早朝に中沼を立って降りて来たという。この先は稜線を目指し周回するらしい。

 手早くランチを済ませ、私たちが立つ頃には稜線に向かう姿があった。周回することを決めたので先を急がなければならない。小屋を12時15分に立ち牛形山分岐に12時45分に着いた。これから先小ピークを越え裏に回った草原の木道から経塚山と小屋を度々振り返りまた登りに取りついた。

 ここからの登り返しは辛かった。だが六沢山を望む稜線に立てば周辺は紅葉のはしりながら経塚山、牛形山、夏油三山がすがすがしい。六沢山(14時15分)から胆沢側の切れ落ちた山容を見下ろし見入った。懐かしく思ったのだ。東焼石岳への登り返しで振り替える六沢山の小さな沼は良い景観を成している。東焼石岳(14時50分)では改めて南本内岳など周囲を俯瞰し今日の静かな山旅をほくそ笑んだ。

 紅葉にはちょっと早かったので、この先を急いだ。ここまでに出会った登山者は2人(パーティー)のみで金名水小屋に行くという。
銀名水に着いた時(16時20分)には日暮れと樹間の闇に備えてヘッドランプを身に付けた。

 中沼に着いた頃(
17時30分)は足元も怪しくなり要所で照らすことに。中沼登山口に着いた時は18時15分になっていた。私たちの以外の車は1台のみで、帰路は林道の夜間走行となった。

 歩行(行動時間)に10時間を要した中高年二人であるが近隣友人であることが心強い山行となった。金名水ルートはできるなら単独行を控え、力量をそろえたパーティで臨むのが良いと思います。 記) 菅原 佐々木



R3.10.14

 兜明神岳・岩神山  報告記:菅原 年金者山の会共同 参加者全8名


岩神山
 北上山地「岩神山・兜明神岳」山行 20211014


紅葉の林間を行く

兜明岩峰
 北上山地の一画のこれらの山は盛岡市と宮古市を結ぶ国道106号線上の区界峠にある。ここ区界高原から紅葉の山を登る。

 道の駅「区界高原」付近から見る兜明神岳は緩やかに裾野を広げ頂上に小さな岩峰を冠しすっくと立っている。区界ウオーキングセンターに車を停め、先に岩神山を目指した。

 行く手はダケカンバと雑木林をなしキャンプ場に近づくと芝帯になっていて歩き安い。歩き始めて
1時間ほど。目の前に鉄塔が見えればそこは岩神山だ。広場の右手に三角点がある。展望が良い岩神山の小さな岩峰に取りつく。ここは左手を巻いた方が安全である。


山頂の笑み

明神岳と岩手山(中央奥)
 頂上からは岩手山、姫神山これから登る兜明神岳が望める。穏やかなこの日はしばしこのまま留まりたくなる。広場に戻り昼食を取りあらためて三角点に立つ。

 折り返しでは開けた樹幹の道と紅葉が暖かい日差しのもと輝いていた。程なくキャンプ場。ここからは葉を落とし始めた樹間の間から明神岳の山体が黒い塊となって見える。

 その樹間に入るとすぐに兜明神の岩山である。岩峰先端部で左から巻いたがここは右側から登攀するベストのようだ。ただし、勾配のある一枚岩の様な頂稜部へのルートなので岩のコブ、切れ間に手足を掛け慎重にたどることが大切である。小さな岩峰ながら緊張した瞬間だった。後続を上部から導き全員が登り切った。

 皆達成感で微笑んでいた。ここは下山時のルートも示されているのでそれに従いたい。
山頂からの展望は四方を見渡せ、岩手山、秋田駒,和賀山塊、焼石岳そして早池峰山。

 帰路はキャンプ場を経て下山する。この日出会った地元小学生の集団は先生の指導のもと登攀に挑戦していた。

参考) ウオーキングセンター発 
940 − 着 1345   これはコースタイムではありません



R3.10.9

 八甲田山   参加者:菅原、佐々木

                八甲田連峰「大岳、赤倉岳周回山行」

地獄谷を行く

大岳から井戸岳を望む

下毛無岱を眼下に見る


仙人岱

赤倉岳から陸奥湾を望む

紅葉を満喫する登山者

 109日、前泊した酸ヶ湯温泉の朝食を取ってからの出立。今日の予定は仙人岱を経て大岳へ、そして井戸岳、赤倉岳への縦走と毛無岱の紅葉散策である。

 温泉場周辺の駐車場は溢れ登山者は多い。地獄湯沢に着く頃は多くの登山者が沢筋で一息を入れ南八甲田の横岳、櫛ケ峰を眺め談笑していた。上部を見上げればガレ場の急登行く人で列をなしていた。登りきると湿地帯になりここは仙人岱である。

 正面に高田大岳、左手にドンと構えた八甲田大岳の山容が存在感を持って迫る。先行く人の列が山頂部に続き、築かれた階段の道、大石の辺りは少し難儀する。

 天候に恵まれた大岳は人垣ができていた。頂上からは岩手山、岩木山が見え、目前にはこれから行く井戸岳、赤倉岳が待っている。先を急ぎ、大岳避難小屋から登り返し井戸岳を目指す。

 井戸岳は火口部を抱える山だけあってここも火山礫で歩きづらい。火口の縁からは気持ちの良い稜線歩きで赤倉岳に着く。頂上からの解放感はこちらが勝っていると感じた。

 折り返し毛無岱に向かう。毛無岱に築かれたデッキでは多くのグループが草紅葉の紅葉に包まれていた。振り返れば灌木帯の赤・黄の紅葉、そして緑の山体の大岳・・・ここからの緩く長い下りが続く!。

コース時刻:登り開始750〜温泉着1430 *終日穏やかな快晴 報告者:菅原

 この日は、一緒に行った胆江パーティーとコースを分かれての山行(互いに逆コース)



R3.6.30

 鞍掛山   参加者:吉家、阿部 他19名

 6月30日、山行自粛中を突いて久々の青空の下、滝沢村の鞍掛山に出掛ける。道中北上川からの川霧で見通しは効かないが、花巻を過ぎる頃には名だたる名峰の展望も開け心の洗浄に癒される。これで吉家氏の雨男も返上か。


新緑の樹林帯を進む
 9時少し前に相の沢登山口に到着し、軽く体を動かして9:10登山開始となる。エゾハルゼミの鳴く中、心地よい風と新緑の林を満喫しながらのんびりと足を運ぶ。時々タマガワホトトギスにヤマオダマキや黄色い実を付けたキイチゴも現れチョイと摘んで昔を偲ぶ。


クルマバツクバネソウ
 20分程進むと稜線に向かって傾斜がややきつくなるが平坦部まで全員無事に登りきる。花を探したがエンレイソウは実を付け、マイズルソウなども花は終わっていた。しかし展望台広場の片隅にはクルマバツクバネソウが一株咲いていた。気をよくしながらしばし下界の展望も楽しむ。

 展望台から少し下り、沢を渡ると林道に下る分岐となり山頂に向かって再び緩い登りとなる。時折ホトトギスが現れるがこの辺りの花芽はまだ小さく一週間程すると見頃になりそうだ。ブナの大木の根元を曲がると傾斜もややきつくなり10分ほど頑張ると岩場が現れて尾根筋に出る。


山頂前の登り
 少し開けた所で展望を楽しみ、咲き出したミヤマハンショウヅル等を見ながら黙々と平坦部を進む。この先に高低差の少ない鞍部が二カ所あるが、一箇所目を少し過ぎた辺りでベニバナイチヤクソウを2株程見つけて感激する。花は終わり気味だったがピンク色が少し残っていた。2が所目の鞍部付近や山頂付近にはタカネアオヤギソウが見頃になって咲いていた。


鞍掛山 山頂
 先導者は10:40頃に山頂に着いていた。すぐ目の前には、岩手山がドッシリと構えて迎えてくれいてる。山頂には10名程の登山者がおり、我らを入れて20名を越えて賑わっていた。吉家氏は天気に恵まれた素晴らしい展望を解説し、続けて記念撮影をして早めの昼食タイムとなる。

 11:30後ろ髪を引かれるように下山開始。分岐まで坦々と下り、林道側へと進路を取る。最後尾はとは10分くらいの差が付いたが、全員無事に相の沢登山口に到着する。駐車場の乗用車はかなり減っていた。この皆さんは、散歩がてらやトレランの方々が多いようで気軽に鞍掛山を楽しんでいる様だった。帰りは温泉で汗を流し、全員爽快な気分で帰途についた。 阿部 記

コース時刻(最後尾時間):相の沢9:10−9:55展望台10:05−10:48山頂11:30−12:55相の沢 

     上記以前のたよりは
よも山掲示板バックナンバー3(H30.1.17−R2.11.26)
よも山掲示板バックナンバー(H23.10.16−H27.12.3)
バックナンバー2(H28.2.12−H29.12.13−14)
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山の図書案内

2011.5.15

「焼石岳の自然を訪ねて」が発刊されました

栗駒国定公園焼石岳の素晴らしさに出会った人も 又これから出会いたい人も 手にしたい一冊。

同じ国定公園内の栗駒山とは異なり、多くの植生が手つかずの状態で残されています。自然を、高山植物を愛する方、この本をお供に焼石岳を思いっきり楽しんでみましょう。焼石岳で見られる動植物が殆ど載っています。(刊行委員・八重樫様の言葉、一部引用)

一関の自然刊行委員会発行、184ページ、1500円(税込み)市内の本屋・高原温泉、胆沢国道397号沿い温泉・胆沢まるごと案内所等で入手できる。



東北地方案内
山 域 状   況
栗駒山  H31.4.24発 須川温泉からの須川コース中、苔花台〜天狗平間が高濃度の火山ガス(硫化水素)発生中につき、濃度が許容値まで下がるまで立入禁止となります。(昭和湖は通れません) 温泉から栗駒山山頂までは、産沼コースを利用下さい。

その他の地方

山 域 状   況
男体山  H15.10 男体山の標高は1893年に計測された2484mだったが、登山者からの指摘を受けて再計測の結果、2m高い2486mに110年ぶりに変更された。ちなみに、現在の三角点より11m南西方向の剣の立つ岩の上が最高点とのこと。