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四季折々の山情報がいっぱい!!次回の山行、来年の山行にお役立て下さい ”山行日記”に移動したものは、削除しました。また、一年を過ぎたものは近日中に削除します。 山行日記をご利用ください。 |
鞍掛山 納山・忘年会ハイク 相の沢キャンプ場−西側コース−山頂−東側コース−相の沢キャンプ場 参加者:森、吉家、浅沼、千葉、阿部
3日、小雨模様だが、山に登る予定時間の9時に出発する。高速道は、横風のため50kmや80kmの速度規制がかかり、比較的のんびりと走る。紫波PAあたりから雨は上がったが、ガスがかかり見通しは良くない。コンビニに寄るため、盛岡ICで高速を降りて、小岩井農場経由で相の沢キャンプ場登山口に着く。
15分程我慢の登りを過ぎると道はやや平坦になり、やがて高台展望台に着く。120度程は開けているが、ガスですぐ下の牧場しか見えず少しガッカリ。小休止して、一旦小沢のある分岐に下る。周りの積雪は15Cm程になり、分岐からは傾斜も強まり益々滑りやすくなっている。 慎重に高度を稼ぎ、尾根に出ると展望の利きそうな所が出てくる。しかし、益々ガスが濃くなり展望は利かない。やや傾斜の緩い尾根筋を進むと、階段が見えて少々きつい登りとなる。数カ所の階段を登りきり、灌木の背丈がやや低くなって鞍掛山の山頂に出る。岩手山のどてっ腹が、直ぐ目の前に見えるはずだが、全く展望はない。山頂の展望図を見て気持ちを慰める。次の機会を期待しながら昼食とする。 気温はさほど低くなく、火照った体に丁度良い風。20分ほど火照りを癒して、風除けを羽織り下山開始する。ダケカンバや赤松の樹林帯を足早に下り、水場上の分岐から東側コースを取って下山。背丈のあるコナラ林には、エンレイソウやスミレの仲間も咲くそうだ。新緑の季節も、楽しみがいっぱいありそうな樹林帯が続く。
キャンプ場管理棟内は、蒔きストーブで暖かくなっていた。管理人のお姉さんとお話をしながら、少し暖を取らせて貰う。前回、吉家氏の仲間が落としたと言う万歩計を預かり、忘年会会場の八幡平温泉郷へ向けて登山口を後にする。 コース時刻:相の沢登山口11:25−(西側コース)−12:10高台展望台12:17−12:53山頂13:20−(東側コース)−14:12相の沢登山口 近道はあるが、飲物やつまみの買い出しもあるので国道282号経由で進む。買い出しを終えて県道23号を進むと、やっと白雪をまとった岩手山の腹が見えて感激。道の周りには全く雪もなくルンルン気分で進み、宿泊施設に4時少し前に到着する。
翌4日、周りは真っ白。車には20Cm程の積雪で、雪道を慎重に大更に向けて進む。時間があるので「道の駅・にしね」に立ち寄り帰途につく。 腹減らし(ダイエット)登山のつもりが、かえって満腹状態となってしまった。全員、大満足の2日間だった。・・近い内に、また腹減らしをしないとねぇぇ・・。 阿部 記 |
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須川岳 温泉−山頂−笊森山荘−温泉コース 参加者:森、吉家、浅沼、阿部
天気は、朝から終始快晴。国道は終盤になり夜間通行止め規制がかかり、8時に出発するも9時開門とあって真湯ゲートで15分ほど待たされる。そのおかげ?で、昔の会社の同僚と久しぶりに会ってしばし談笑できた。彼も、最後だから須川に登ると張り切っていた。
登山道には前日の雨のせいか、所々に水たまりや泥濘があり少々歩き辛い。周りの灌木帯は、既に葉を落とし晩秋の装いだ。名残りヶ原を過ぎると、本格的な登山道に入る。再び水たまりと滑りやすそうな泥濘となり、慎重に高度を稼ぐ。 ゼッタ沢を渡ると、日蔭に凍ったところが現れ足を取られそうになる。このあたりから上部は、先週の初めの新雪で真っ白くなっていたはずたが、殆ど解けて所々に残る程度。
11時半少し過ぎ、山頂に到着。山頂には5−6名の登山者が居る程度で、殆どはいわかがみ平から登ってきた様子。時間が押しているので、少し絶景を堪能して笊森山荘を目差して下山開始。 草紅葉は、既に枯れ葉色。まずは、所々にある残雪を踏んで磐井川源流部へ進む。源流を渡り、裏掛コース分岐から一旦源流に沿って藪こぎ状態。笹で足を滑らし、道を踏み外すアクシデント発生。斜面だけでも笹を払ってもらいたいと願う。
自然観察路分岐からは、来た道を黙々と引き返す。源泉上部から、まだ見えている鳥海山を眺め見納めにする。温泉の冬じまいは終わった様子。作業員も引き上げ、居るのは温泉の関係者のみのようだ。吉家さんは、温泉の幹部に最後の挨拶に行った。湯は抜かれているため、入浴せずに帰途につく。宮城側のいわかがみ平には、11月25日頃まで入れるらしい。それまでに、もう一度登りたいものだ。 阿部 記
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女神山 ブナの原生林と滝めぐり 年金者組合一関支部の皆さんと(参加者:CL佐々木、浅沼、菊池、佐藤・盛、佐藤・徳、と阿部、計6名)
素早く準備をして出発!と思いきや、靴が笑っているハプニングがあり、出発は9時51分となった。登山道脇のブナ林は既に葉を落としていたが、やや平坦な道を直登コース分岐まで小雨の中だが快適に進む。少し汗ばんできたので、一枚脱いで登りに備える。
県境コース分岐に近づくとガスがかかり、更に気温が下がる。手がかじかんで来た頃、県境コース分岐に到着。小休止後、あと20分ほどで女神山頂だが1名をおいて山頂に向かう。しかし、待って居る人の低体温症が心配されるので、10分ほど登って引き返す。 再び分岐。立ったままで少し早い昼食を取ってエネルギー補給。10分ほどで食事を済ませ、県境コースを下り始める。こちらは、少々のアップダウンは有るが快適な下りとなっている。新緑の時期も見応えのあるコースだろう。行動中は雨も降ったり止んだりだがルンルン気分でブナ見平を通過、尾根の鞍部の秋田側との分岐で小休止。秋田側の平野部が霞んで見える。
周遊して再び直登コース分岐を通過。少し登山口側に進み、ザックを置いて白糸の滝へ5分ほど下る。整備はされているが、膝に応えるなかなかの急傾斜だ。こちらは落差30mほどだが、滝は裾野を広げて細く落ちるさまは、なかなかの圧巻だ。しばし鑑賞して急登を進み、ザックを回収して14時30分全員無事に登山口に到着する。 雨具を脱いで足元を見てもあまり濡れていない。少々の汗が残り湿っぽい程度で済んだ。むき茸の収穫もあったが、ブナ林や滝郡の素晴らしい景観を楽しめたのは全員なかなかの収穫となった。
開通後は全線高速を利用しても、山での遊び過ぎも重なり予定帰宅時間より約1時間半強の遅れとなった。・・お風呂に入らなければ、通行止めに合わなかったのに・・と思ったが、やっぱり汗を流してスッキリしての帰宅の方が良かったのだ。と、思い直す。 阿部 記 コース時刻:一関7:00−9:30登山口9:51−直登分岐10:10−11:24県境コース分岐11:30−山頂中間11:40−11:45県境コース分岐11:57−尾根・秋田側分岐12:55−13:26降る滝13:38−白糸の滝14:13−14:30登山口−通行止−18:20一関 |
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須川岳(栗駒山) 温泉−山頂−笊森山荘−温泉
途中からの霧を抜けると、色づき始めた山頂方面が見える。温泉付近の、風通しの良い所と思われる灌木帯が色づき始めている。山頂方面も(紅葉の)良さそうな山肌をしている。早速、8:45須川温泉を出発する。
お花畑に出ると、まあまあの光景が迫る。色付き具合は全体で6割位に感じる。木道を進みながら、撮影ポイントを探しルンルン気分で進む。ゆげやま分岐付近からは、丁度良い色づき具合でカメラ操作に忙しくなる。
少々汗ばんできた頃、昭和湖に着く。ここから上部は、紅葉の最盛期だ。あと5〜6日は見頃がつづきそうだ。数分休憩して登りに取り付く。
更に進むとパトロール中の阿部さんと出会い、しばし談笑してから天狗平に進む。天狗平に出ると、風あたりが少し強くなる。宮城側は低く雲海がかかり、虎毛山の頭らしきものがやっと見えている。岩手側や秋田側は霞んではいるが良く見えている。頭上は高曇り、時々宮城側の斜面からガスが沸いてくる。 少し冷えてきたので、尾根筋を急いで進む。下山の登山者も増えて、少々すれ違いに時間が掛かる。思っていたより先客が多かった。山頂はタイミング悪くガスがかかり風も強く、早々に登山者は下山していった様子。付近の紅葉は終盤を迎えている。
東栗駒(イワカガミ平)分岐からの展望も良く、色づき始めた草紅葉や東栗駒付近の赤や黄色も鮮やかだ。少し下がった斜面には、シロバナトウチソウやアキノキリンソウにエゾオヤマリンドウが咲いていた。しばし草紅葉がつづき、磐井川源流部に着く。
水場で喉を潤し、笊森山荘に進む。道の周辺は紅葉も見頃で、細い溝状の道に足を取られながらもドウダンやカエデの色を楽しみながら進む。12時、山荘到着。昼食を取り25分ほど休む。 12:25腰を上げて、温泉に向けて下山開始。水場を過ぎると、数カ所に泥濘が現れる。靴やズボンの裾を汚さないよう慎重に進む。産沼付近からの灌木帯は、まだ色づきが良くない。風当たりの良いところは色づいてはいるが、殆どの木々はこれからだろう。坦々と下り、三途の川で小休止。付近のブナ林も、まだまだ青々としている。
コース時刻:温泉8:45−9:28昭和湖9:35−10:18天狗平10:25−10:47山頂10:58−11:42水場11:48−12:00笊森山荘12:25−13:14三途の川13:23−14:02温泉 |
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栗駒山 御沢コース(表掛コース)
日 時 :20215年8月9日(日)…霧雨〜雨〜曇 参 加 :浅沼善治・佐々木誠一・菊池博志・原田徹郎 :阿部 栄(送迎し須川側から登山) @ 6時10分:一関市釣山駐車場出発〜登山口 (約1時間) A 7時15分: 旧いこいの村の下の県道脇の登山口(標高800b)〜御沢入口(約1時間30分) 付近は霧雨模様で、別チームがイワカガミ平は雨と教えてくれたが雨具も準備しておりスタート。目の前に見えるブナ原生林まではヨシが山道を覆う。先頭の佐々木さんが、雨防止にビニール風呂敷を前掛けの様にセット。ブナ原生林に入ると道は平たんで雨も少なく町中の散歩の様に快適だ。 B 8時40分: 御沢入口(870b)〜ハシゴ滝 (約2時間30分) 林道を抜けると前方に明るい湿地帯が広がる。水を補給し、少し下って湿地帯に入る。進むうちに左右に小尾根が迫る沢登りとなる。 久々の雨で水かさが増し、沢の左右に並ぶ1bもある巨石を両手両足で何度も行きつ戻りつ、上がり下がりの本格的な沢登りが続く。雨に濡れた石はよく滑る。問題は川中の石で、ツルツルに滑る。特にストックで突こうものならたちまちバランスを崩し、川と化した水中に滑り落ちずぶ濡れになる。 ガイドブックで紹介する「石飛八里」の命名通り、この滑る石を飛び越えない限り進めない。身は雨に濡れるが、登山靴にも水が浸み込む。キャラバンシューズが最初に、やがてこの日の為に仙台で求めた外国製の高価な靴まで全員がキャッポ状態。最大の難所か。 C 11時20分 ハシゴ滝 〜御室 (約30分) D 11時50分 昼食 12時15分 御室〜天狗平 (約1時間)
E 13時20分 天狗平〜須川温泉に下山15時 (約1時間40分) |
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須川岳 須川コース 1名
出発時は曇り空だったが、行者滝付近からガスが強くなり、登山口に着く頃には途切れなく霧雨が降っていた。8時登山口に到着。登山計画書をポストに入れ身支度を整えていると、イワカガミ平まで様子を見に行ってきたパーティが現れて「上も、やっぱり霧雨だ」と言う。どうやら、登るか迷っている様子。4名の皆さんは登る気満々、カッパやスパッツを身に付け元気に出ていった。 見送った後、栗駒ダムから本寺経由で須川温泉に向かう。小一時間で温泉に到着する。こちらも相変わらず、霧雨が降っていた。・・今日はずぶぬれだぁぁ・・と言い聞かせ、重装備で9時登山開始となった。
ゼッタ沢徒渉点付近まで進む頃には、内も外もずぶ濡れだ。すると小学生の団体さんが休んでいた。体力的にはまだ余裕はありそうだが、景色を見られない中、濡れて辛そうだ。「何名ですか」と聞くと、そこには10数名だが40名ぐらいの一行とのこと。とりあえず、追い越して昭和湖に向かう。
不規則な階段は、割に乾いていて黙々と足を運ぶ。下山する数名とすれ違い、登りきるとイワショウブが花盛りでモウセンゴケも咲き出しそうだ。足腰の調子が悪く心配していたが、今のところ異常なく相変わらずの霧雨の中を黙々と進む。 天狗平に出ると、再び10数名の小学生が冷たい風の中で戯れていた。小休止後、ザックをデポって山頂向かうグループの後を追うように山頂に向かう。尾根沿いにはハクサンシャジンやミヤマアキノキリンソウなどが花盛りとなっている。山頂付近まで進むと、エゾシオガマも咲き出していた。
天狗平に着くと、小学生が増えていた。眠いと言って横になっている者もいる。寒い上に、疲労も重なっている様子だ。これから御室まで下ってテントを張るとのことで、後で聞くと泣きべそをかいている子供も居たとのこと。苦い経験となり、山なんか行きたくない・・とならなければ良いのだが。 我も、ずぶぬれ状態。急ぐようにして、ぬかるんできた道を引き返す。13時、無事温泉に到着する。遅い昼食を取りながら汗を乾かし、入浴・持った着替えが少なかったので、少し濡れたズボンで3時間ほどビジターセンターの軒下で御沢コースグループを待った。合流すると、全員ずぶぬれ状態。浅沼さんの新調した登山靴が心配だ。とりあえず、入浴して全員スッキリして帰途につく。 阿部 記 コース時刻:須川温泉9:00−9:39昭和湖9:47−10:25天狗平10:37−10:54山頂11:17−11:33天狗平11:36−12:07昭和湖12:26−13:01須川温泉 |
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須川岳(栗駒山)山開き 温泉コース 参加者:森、吉家、浅沼、阿部 5月16日 コース下見
下見はゼッタ沢の残雪の付き具合チェックをメインとして、昭和湖上部まで行くことにして12:15出発する。温泉付近の終わりかけたミネザクラを眺めながら進むと、少し残雪が現れ親子が戯れている。お花畑は完全に木道も現れて、ミネズオウやタテヤマリンドウが咲き出していた。ここから、苔花台少し手前まで夏道が出ているが道は腐っている。時折イワナシやコヨウラクツツジなどを見つけて、写真を撮りながら進む。 残雪が現れると、雪に押された小枝が足下を邪魔する。枝を折らないよう、注意しながら雪原へと出る。苔花台・分岐向こうの自然観察路脇、小湿原にはミズバシヨウが咲き出している。そこにはゼッタ沢の雪渓を渡らなければならないが、雪が薄そうなので渡らず望遠で写真を撮る。 苔花台から地獄谷下部までは雪渓が残り、ゼッタ沢の徒渉点を気にせずザクザクと快適に進む。地獄谷の硫黄臭(硫化水素)は風向きのせいか少し強く感じた。付近の草木も枯れ加減の物が増えているように見える。歩きづらい地獄谷脇を無事通過して昭和湖に着く。指導標識や簡易ベンチはすっかり姿を表しているが、湖面には残雪がまだ浮いている。近くのトイレは、まだ使用禁止だ。時折、陽が射してきたが風が強くなったので、上部のブッシュ帯まで登ることにする。 昭和湖から丸太の階段を登りきるまで夏道は出ているが、東側の残雪を10分ほど登り、風の弱いブッシュの陰で小休止を取る。ここで引き返す予定だったが、天気も回復し天狗平まで様子を見に行くことにする。少し進むと、夏道との合流点だ。残雪期には、このあたりで道を間違う人が多いのでリボンの確認や雪面にトノコを蒔いて目印を付ける。 残雪は天狗平少し手前まで、ビッシリと着いている。ガスの濃い時には、ピンク・リボンの目印に良く注意しながら進もう。高度が上がると、気温は下がり風も強くなる。手袋を付け、ブッシュ帯の夏道に向け急ぐ。夏道の側面を良く見ると、小さなヒメイチゲを発見する。増えているのか、以外に多く見つけることが出来る。
ブッシュの陰で小休止後、一気にお花畑まで下山する。そこからおいらんコースを通り、イワカガミやコメバツガザクラを見て温泉に出る。コース状況や、咲き出したお花の位置などを確認できて安心する。晩は、お天気祭りで少々盛り上がる。 コース時刻:温泉12:15−13:14昭和湖13:23−14:03天狗平14:10−14:25展望岩頭−天狗平14:37−15:50温泉 17日 山開き当日
8時40分、ツアー客を先頭に登山開始。警察の方も付き添い、快晴の空の下を賑やかに進む。昭和湖付近からは、風当たりが強くなったが順調に進む。中略。天狗岩付近からは、飛ばされそうな強風にあおられ各員慎重に進む。背中に、にじんだ汗もすぐに乾く勢いだ。10時35分頃、全員無事山頂に到着。万歳三唱をして、各員、風陰を見つけて昼食を取る。 宮城側から一関市長が登ってくるはずだが、会わずに11時20分下山開始する。昭和湖まで坦々と下山、小休止後お花畑からおいらんコースを通ってツアー客全員無事下山する。 我らは行動食のみを取ったので、小屋に戻り昼食を取る。荷物を整理して車に戻り、温泉で汗を流し帰路についた。 阿部 記 コース時刻:温泉8:45−9:30昭和湖9:40−10:19天狗平10:25−10:45山頂11:20−昭和湖12:05−13:05温泉 |
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須川岳(栗駒山)偵察山行 温泉コース 参加者:森、吉家、阿部
天気は上々だが、霞がかかり少し見通しが悪い。温泉沸き出し口の湯煙を浴びながら、偵察開始する。昨年同時期に歩いたコースを取るが、残雪は格段に少ない。とは言え、残雪はつづき昭和湖まで一気に雪上を進む。お花畑の残雪は1週間持たないだろう。 昭和湖の道標は残雪の下で、湖面の雪にひびが入っている。4〜5日で湖面が顔を出すだろう。写真を撮り、夏道の左側の残雪を少し登ってから小休止を取る。少し汗ばんできたが、風は冷たく上着を脱ぐのを止める。霞んで見える、焼石の峰峰の残雪も少なそうだ。 山頂方面の残雪も明らかに少ないようだが、この時期の何時も通りに天狗岩上部の夏道を目差して進む。傾斜は少々きつくなり、息が上がり出す。更に少し高度を稼ぐと、足が雪にはまって抜け辛くなる。やはり、雪が少なく簡単に残雪を踏み抜いてしまう。・・・おかしいな・・森さんと吉家さんはあまり踏み抜かずに歩いている・・体重の違いか・・、足が小さいのか・・とにかく歩きづらい。最後に10m程藪をこいで夏道に出る。 尾根に出ると、開通したばかりのいわかがみ平が見え、車がビッシリと止めてある。山頂に着くと、スキー装備の皆さんで賑わっている。次から次ぎに登ってくる人を避け、山頂下の風下で小休止を取る。 休憩後、笊森山荘に向けて快適に雪面をかかとで蹴るように下る。磐井川源流部の雪壁は少々迫力に欠けるが、山開き頃までは見られるだろう。付近の雪は消え、すぐに裏掛けコースの夏道が見えた。しばしその道を進み、小屋から続く残雪を探す。結構、遠回りをした感じ。残雪を見つけて小屋に向かう。 笊森山荘の周りの雪は全くなく、入口の雪ハライ作業もなく入れた。荷物を置いて、窓の雪囲い板を全て外す作業に移る。20分ほどで作業を終わり、昼食を取っていると南側の窓下の内壁(板)が腐り始めているのを見つける。外から窓枠を見ると、防水工法が悪いように見える。後日、管理者に報告の予定。 トイレは、まだ凍結の恐れがあるため、各バルブは閉じたままだ。ポリバケツが用意されているため、当面は残雪を溶かした水を利用しよう。 昼食を取っていると、仙台から来たという若者が現れる。この日一泊すると言う青年と別れ、夏道を源流に向けて出発する。源流部の雪壁から、再び雪渓歩き。少し残雪が腐れ気味になってくる。すると大きな足跡を発見。何となく熊の足跡に見える。跡の融け具合から昼近くに付いた跡に思えた。しばし、みんなで声を上げながら進む。 産沼付近からは、しばらく夏道を進む。残雪が道に詰まり、踏み抜いたりで歩きづらい。例により、残雪の続く所を探しながら黙々と下る。三途の川の一部は、雪が落ちている。その川下の雪が厚そうな所を慎重に渡る。 三途の川からは、しばし雪渓登りで残雪伝いにゼッタ沢を目差す。温泉コース(須川コース)が見通せる所で小休止を取っていると、天狗平方面から下りてくる人を見つける。秋田方面から来た人だろう。その人の先を行くように残雪を蹴って下り出す。 朝通った足跡をたどるように、温泉を目差して重くなった足を運ぶ。冷たかった風は、少しは暖かくなった。霞は少しとれたものの鳥海山は、目を凝らせば辛うじて見える程度。 温泉近くで、阿部さんに出会う。管理小屋の電気はまだ不通らしいが、この日から泊まり込むという。阿部さんに、今年もお世話になりますと挨拶をして帰途につく。途中の真湯キャンプ場近くで、イワウチワの群落を堪能する。 阿部 記 コース時刻:温泉8:35−9:25昭和湖上部9:33−10:40山頂10:54−11:31山荘12:30−14:12温泉 |
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栗駒山偵察山行 いわかがみ平コース 報告者:吉家
いこいの村栗駒前のゲートまで除雪されている。(その先はゲートが閉まっているが、約1キロ先まで除雪作業が進んでいる。)8時10分パッキングをし、出発。除雪後の雪壁の切れ目から直線でいわかがみ平に向かう。 山頂付近の雲も徐々にとれて気温も上がってきて、途中で山シャツを脱ぎ下着1枚になりいわかがみ平9時到着。道標前で証拠写真を撮影後、真湯沢伝いにツボ足のため、足を取られながらのアルバイトに、しばし息が上がる状態で、1才年をとったこと以上に、日頃の不摂生で体力低下を身にしみて感じる。 東栗駒渡河点から真湯沢沿いにコースを取り、長い栗駒草原の斜面をハァーハァーしながら「年金は下がり、歳と共に介護保険料と山の高さは変わらないが、(山も)高くなるナァー」などと愚痴を言いながら11時山頂到着。鳥海山、月山、朝日連峰など眺望が良く写真を撮り、一人でオニギリを食べながらささやかな誕生パーティーらしき事をして下山開始。 下山は残雪が腐って、足を取られ苦労しながら13時05分、いこいの村駐車場到着。今年の残雪は、例年より約1メートル以上少ない感じがする。笊森山荘、須川温泉もいつもより建物の出ている分が多いようだ。 |
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H26.11.24
五葉山 コース:赤坂峠−山頂 ピストン 参加者:浅沼、森、吉家、阿部 峠駐車場には、既に20台ほどの車。前日も休日だった為か、小屋泊の登山者が相当数いた様子だ。天気は上々。風弱く、気温も寒からず暑からずで少々薄着で出発。 冬枯れの灌木が見通しを良くして、久々の景色が懐かしく目にはいる。初冬から冬に向かう景色を堪能しながら、黙々と高度を稼ぐ。下りて来るパーティとすれ違う頃には、少々汗ばんでくる。あまり汗をかかないようにペースを落とし、ゆっくり進むと賽の河原が現れる。見通しの良い黒岩〜山頂方面は霧氷で白くなっているかと思いきや、気温が高いため期待通りではなかった。
八合目近辺からシャクナゲが目立ち始めるが、次ぎに咲く花芽は全体として少ないようだ。灌木の背丈が低くなったせいか、少し風が気になり始めた。石楠花荘には寄らずに、日枝神社に進む。障害物が無くなると、強くはないが冷たい風が肌を刺す。神社から、すぐに山頂に向かう。
小屋では、5名ほどが昼食を取っていた。薪ストーブが焚かれていて暑いくらいだ。後から2名程が食料を持ってやって来た。週末の泊まり込み用食料とのこと。昼食を取りながら、地元・釜石の皆さんと談笑していると、賽の河原からの別のルートを教わる。昔から有る道とのことだが、一般的なガイドブックには載っていない道の様だ。 12時少し過ぎ、小屋を出て下山開始する。時々靴にへばりついた泥を、残雪で擦りながら坦々と下る。「年内の平日に小屋泊まりで又来たい・・」と、誰かが言っている。赤坂峠への道は、1月4日頃に閉鎖される。その前に出掛けられれば良いのだが・・・。
珍しく今回は、鹿に全く会わなかった。峠付近でハンターの乗った車にあったが、鹿も感づいたのか何処かに逃げたのだろう。全員大満足の山歩きでした。峠を下り、五葉温泉で汗を流してから帰途につく。 阿部 記 コース時刻:赤坂峠登山口9:12−9:00賽の河原9:01−9:55畳石10:02−10:53小屋10:54−11:07山頂11:15−11:30小屋12:12−12:55畳石13:02−13:35赤坂峠登山口 |
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H26.10.25
須川岳 コース:温泉−天狗平−山頂−笊森山荘−温泉 参加者: 吉家、阿部 須川温泉に通じる国道342号は、11月4日に冬期閉鎖に入る予定。閉鎖まで一週間ほど早いが、吉家氏と須川岳のパトロールを兼ねて出かける。
思っていたより気温が高く、少し肌寒い程度まで上着を脱いで出発する。5分ほど進むと、陽射しの温もりも手伝いポカポカと心地よく歩ける。 登山者は少ないようだが、昭和湖に着く頃には10名ほどに増えている。それも嬉しいことに、20代と思われる若者が多く、頼もしい限りだ。既に紅葉も終わり、灌木帯は冬枯れ模様。熊笹の濃い緑が、やけに目立つ。
昭和湖からは変わった様子もなく、黙々と登る。途中、パトロール中の阿部さんにお会いし、少し談笑して上へと進む。10時少し過ぎ、山頂に到着。20名ほどの若い登山者で賑わっていた。昭和湖から話しかけられていた方と、しばらく談笑してから磐井川源流に向けて出発する。 裏がけコースの下りは、例により砕石砂利が足下を狂わして歩きづらい。新しく両側に丈夫なロープが張られている。幅広く、石や砕石と網階段に変えられた道に、意味不明。歩き辛いから、横道に反れないようにするためか?。どうせ、砕石は流される。荒れても人工物より、自然のままが一番良いと思うのだが・・・。
小屋の外に出ると、太陽光が逆光ぎみに射して広々と緑色が輝いていた。灌木の紅葉が終わり、笹の葉がむき出しとなって輝いていたのだ。この季節ならではの、光景に感動しながら温泉に向けて進む。足下も下草が枯れて良く見え、くぼんだ道でも歩きやすい。
産沼に出ると、地図を広げた中高年者が4名程立っていた。この沼の別名を話して分かれたが、・・・もしかすると山頂部から間違って下りてきたのかも知れない。以前にも何故か、心ならず誤ってこちらに下りた人に会った。山頂部に標識が必要かも知れない。 三途の川で靴の泥を落としながら小休止。周りの大木を見ながら、残雪期のコ−スと比較予想しながら坦々と下る。歩く登山者は少なくなって、やがて温泉に無事到着する。朝とは違い、足湯や本館周辺はお客さんで混み合っていた。車にザックを置いて、大浴場で汗を流してから帰途につく。森さんのストックは届いていなかった。 阿部 記 尚、28日須川−真湯間は積雪のため通行止めとなった。29日も除雪作業が続き通行止めの模様。 コース時刻:温泉8:20−9:04昭和湖9:11−9:47天狗平9:55−10:13山頂10:37−11:33源流水場11:41−11:56笊森山荘12:50−13:56三途の川14:03−14:44温泉 |
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氷上山 12/21 参加者:吉家、森、浅沼、沖、阿部、千葉(忘年会)
一関を出発して約二時間、順調に五葉温泉を通過する。旧牧草地には、メガソーラー発電所らしき基礎工事が始まっている。そこの誘導員の指示に従って少し登っていくと、除雪車が作業中で行く手を阻んで居るではないか。内陸部では20日いっぱい雨降りだったが、沿岸部とは言っても標高は500m以上あって雪が結構積もっていたのだった。
氷上山の直登・登山口(中央コース)には、10時40分頃の到着となった。空からは、粒のこまい霙のような雨が落ち始めている。上部の積雪は少ないものと思って、ワカンやスノーシューは持たないことにする。とりあえず、カッパや防寒具を着込んで出発する。
少し休憩を取り歩き出すと積雪は20cm程になり、いっそう雪景色が美しく迫って冬山らしさを満喫する。程なく御手洗所が現れ、積雪は30cm程となるが、湧き水が流れて所々の雪が腐っている。祈祷ヶ原への出口は、灌木が雪でしなって頭や首を撫でる。雪を下ろし、灌木やツルを祓いながら祈祷ヶ原に出る。 祈祷ヶ原には玉ノ湯側からも踏み跡もなく、誰も登っている様子はない。霙雪がやや激しくなり見通しも利かない。40cm程の雪を掻き分け、登奈孝志荘(となこしそう)に駆け込む。時間は12時、少しストーブを暖め昼食タイムとする。談笑しながら暖まると山頂はパスする話しになり、のんびりと時間稼ぎをする。
部屋の前の休憩所に出ると、大阪方面から来たと言うボランテアの方が居た。今朝、前を走っていたバスのお客さんだ。この日は、大槌町の被災者の皆さんの所で、サンタクロースを演じ子供達にプレゼントを上げてきたそうだ。わざわざ関西からおいでになり、頭が下がる。50名程の団体さんらしいが、半数ずつに分かれて玉ノ湯と他の宿泊所に泊まっているとのこと。話を聞けば夕食、朝食と質素な様子。本当にご苦労さまでした。 コース時刻:登山口10:55−12:03登奈孝志荘13:50−14:40登山口(中央コース、林道より) 五葉山 12/22 参加者:吉家、森、浅沼、阿部
大船渡のコンビニで昼食を調達、除雪が終わっているか案じながら進む。前日の午前中に降っていた霙の影響はなく、無事赤坂峠に到着。しかし、広場の除雪が狭くて駐車スペースがない。しかたなしに、除雪車のわだちを利用してスコップで雪かきをして駐車する。 高田から来たため、行動時間はたっぷりある。積雪は約40cmだが、ワカン、スノーシューは誰も持つ様子はない。9時50分、あまり気似せずに出発する。10分ほど、何とか前の人の踏み後をついて行くが、約10歩に一回は膝あたりの深さに踏み抜いてしまう。・・どうも、足取りが不規則になって非常に歩きづらい。
更に積雪は60cmから1m程ある。数歩あるくだけでその度に足を取られて、なかなか進まない。トップを交代しながら進むが、私だけがどうしても踏み抜く確率が高いようだ。体重の差は、せいぜい5kgと思うが長靴が悪いのだろうか?。・・勝手なことを思いながら、難儀しながらやっとの思いで畳石に到着。夏道ならここまで約45分で来るが、1時間半少々も掛かっている。 先ほどの二人連れは、ここで戻るという。我々も装備不良で、これ以上進むと帰りが大変そうなので戻ることにする。15分ほど休んで下山開始する。下りも結構足を取られて大変だ。それでも、圧巻の冬景色を多いに楽しみながら慎重に下る。 時間は正午を過ぎているが、女性の二人組など数人が登っていく。明日も祝日、今晩は小屋泊まりだろうと少し羨ましくなる。登る人の労力を案じながら、順調に下山。装備面で後悔は残ったが、好天に恵まれて大いに満足した山歩きだった。・・ヤッパ、ワカンよりスノーシューだべぇぇぇぇ。通販でかうべぇぇぇぇ・・かな?。 阿部 記 コース時刻:赤坂峠登山口9:50−10:50賽の河原−11:25畳石11:40−12:35赤坂峠登山口 |
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須川岳・紅葉散策 ケーブル局取材同行紀
須川岳山頂が見え、北上方面は雲海となっているが焼石岳も良く見える。温泉はもうすぐだが、軽乗用車の足取りはさすがに重い。車がオーバーヒート寸前のよう・・。平日とあって渋滞に合うことなく、9時半過ぎ無事温泉に到着する。 おぉぉ・・温泉周辺は紅葉真っ盛り。すごい・・良い色合いが一面に広がり、一同大感激だ。簡単に身支度を整えて、早速オープニングの撮影にはいる。これがまた少々時間が掛かり、登山開始は10時半頃になった。まだまだ青空が見えているので、午前中は大丈夫だろうと楽観的に進む。それにしても、みごとな色合いの木々が広がっている。紅葉真っ盛りの素晴らしい光景に、全員大満足だ。
最高潮の光景を撮影しながらの行程なので、なかなか前に進まないままジワジワと高度を稼ぐ。良い季節、さすがに登山者は多く、関東圏からのツアー集団が数組も見られた。また、熊本から来たという6名ほどのパーテイもいて、皆さん口々に「こんなに素晴らしい紅葉は始めてみた・・」と感激の言葉を残していった。・・何だか嬉しい限りで、思わず「また、こよぅぅ・・!!」と叫んでしまった。
紅葉の風景は見ても見ても、飽きが来ない。あそこもエエナァァァ・・こっちも良い絵になる・・等と足取りは捗らない。光景を満喫しながらお花畑に下り、剣岳下へと進む。白い岩肌に赤や黄色の紅葉のコントラストもなかなか良い。イワイガミの群落地には、季節はずれのピンクの花が数輪咲いている。数日前、ミンミンゼミの声にカギになって南下する白鳥の群がみられた。何だか季節がおかしい感じもする。狂い咲きするのも、うなずける。
14時過ぎ、いちおう撮影を終了してヤナギゴケ泥炭地に向かう。泥炭地入口の真新しい看板を見ると「シラタマノキ湿原・泥炭地」と名前が変わっていた。湿原にはいると、シラタマノ木の群落が広がっている。確かに、ヤナギゴケは殆ど見あたらない。そんな関係で、地名変更をした様子。少しガッカリ。 8日現在、紅葉の見頃は温泉周辺が最高潮で、標高1000m位まで色づいてきた。温泉付近は12日〜14日の3連休中は十分に楽しめそうだ。早めの出発や宮城側経由などで渋滞に遭わないよう楽しんで下さい。 阿部 記 |
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須川岳 行程:温泉−昭和湖−山頂−磐井川源流−温泉 山行者:森、阿部
温泉付近は、まだ紅葉には早いが、心なし色付いているようにも感じる。もくもくと湯気を上げる湯の川沿いを登りきり、振り返ると鳥海山がクッキリと見えている。須川岳山頂は雲に覆われているが、気温が上がれば切れるだろうと久しぶりの山歩きにルンルン気分。 お花畑は葦ヶ原のよう・・夏の花々はドライフラワー状態、秋の始まりを感じながら快適に進む。登山者・ハイカーは少ないようだが、若い女性のグループが少々目立っている。いわゆる、山ガール風の女性登山者が見られ頼もしい限りだ。 自然観察路分岐付近から、ぼちぼち色づき始めた木々が現れ気持ちがはやる。目を山頂方面に向けると、ガスの切れている山肌に陽が射して赤やオレンジに色づいている。比較的乾いている道を、鮮やかな紅葉を期待しながら黙々と進む。
騒音が過ぎたところで腰を上げ、昭和湖からの急登に取り付く。やがて道は緩くなり、灌木帯を抜けて周りが開ける。すごい、山頂からの山肌が程良く色づきみんなの目を楽しましてくれる。しかし、再びヘリがすぐ上空に現れやかましい。どうやら・・紅葉の様子を撮影に来た様子だ。ホバーリンク゛をして、カメラらしき物が下を向いている。となると・・みんなでポーズを取らなくちゃと言わんばかりに、一列に並んで黙々と列を作る感じ。 下ってくる人は「山頂の紅葉が良いですよ・・。」と声を掛けくれた。んだべぇぇ・・と思いつつ、気持ちがはやる。結構、登る人も下る人も多くなり、混み合ってきた。カメラを回していると、次々に追い越される。すると、ツーリズムの団体さんが次々に下ってくる。埼玉方面から来てくれた皆さんと言う。本格的な紅葉ではなかったが、十分楽しんでくれたようだ。
山頂に近づくと、座り込んでくつろぐ登山者が多くなる。すると、いきなり沖さんの声。そうだ・・仕事が忙しそうと思い、山行きの声を掛けないでいた。一緒に来たらよかったぁぁ・・と後悔。この後、温泉に下るとのことで軽く談笑して分かれる。11時、混雑する山頂に到着。写真を撮り、少し休憩をして磐井源流へ向けて下る。 東栗駒への分岐から下部の一部コースは、登山道修復工事が入っていた。以前の砂利は流されてしまったが、今回は弁当箱大の大きく角張った石が敷き詰められている。今度は流される確率は少なくなっただろうが、2m程の長さの丸太を道に寝かせ登山道を異常に広くしている。畳、一畳ほどの広さの階段が続く感じ。どこかの神社の階段のようで、登山道としては無駄に広すぎる。今後、自然の力で再び荒れないか注視していきたい。
我々は、旧道?(道はある・整備されていない道)の藪を少々こいで、いつものお花畑に進む。今年は雪解けが早かった様子。花が終わっていなかったのは、キンコウカやイワショウブにチョウジギク等、数は少なかった。それでも9月まで夏後半の花が見られて大満足だった。そこで、写真を撮り、昼食を取って大休止。
三途の川で3名程が、小休止を取っている。周りは少々色づいて長閑な風景を楽しみながら、我らも、ここで小休止とする。5〜6人が次ぎ去った後、腰を上げて最後の緩い登りを進む。歩き始めて程なく、先ほど笊の小屋へ足を延ばした女性単独行者が追いつき、少し談笑して足早に過ぎ去った。まだ、こんな元気な登山者がいて頼もしさを感じる。
ゼッタ沢を渡ると本道は、まだまだごった返している。これから登る人や下ってくる人の流れにはまって坦々と進む。温泉付近の紅葉の見頃は、あと一週間ほど後になるだろう。付近を散策するハイカーの皆さんも、心なし残念がっている様子だ。14時半過ぎ、無事温泉に到着。駐車場は結構一杯になっていた。次の土日は、車道の渋滞も予想される。なるべく、平日に楽しみたいものだ。 温泉付近では、湯の沢に足を浸し「足湯」を沢山の人が楽しんでいた。我々は、大浴場でゆっくり汗を流す。良い山行・良い温泉を満喫して帰途についた。 阿部 記 コース時刻:温泉9:00−9:44昭和湖9:53−10:36天狗平10:40−11:01山頂11:16−11:41裏掛け・東栗駒分岐−12:10水場付近花畑12:52−13:40三途の川13:51−14:05ゼッタ分岐−14:32温泉 |
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栗駒山 前日下見・山開き 参加者:吉家・森・浅沼・阿部・千葉・沖
18日:下見パトロール
残雪は、お花畑の末端部からゼッタ沢(昭和湖からの沢)を渡った所までビッシリと付いている。ゼッタ沢徒渉点は残雪の内部が空洞になっているので、十分注意して渡る。今後、気温が高くなると思われるので10日位で沢が現れるかも知れない。また産沼方面に行く場合に、自然観察路分岐付近のゼッタ沢徒渉点は、更に残雪が薄くなっているので十分注意して渡ろう。 昭和湖からのややきつい登り階段は、上部に豊富な残雪があるため雪解け水が沢状になっている。しばらくの間は、長靴の登山が最適と思われる。そこを上り詰め、傾斜が緩くなると雪渓は天狗平の200m位手前まで続く。振り返ると、焼石連峰や和賀岳・森吉山も良く見える。風も少なく、下着とシャツの二枚でも汗ばんでくる。明日までに天気が大きく悪くならないよう祈りながら黙々と進む。
尾根に出ると更に展望が良くなり、月山やそのかなたに朝日連峰の一部も見えて感激。登山道には全く残雪はなく、夏路状態で歩きやすい。しかし、新設された土砂止めの丸太や朽ちた丸太が歩行の邪魔をする。転倒しないよう充分に注意して歩こう。 昨年は稜線にも少々の花も咲いていたが、今年は寒さが続いた様子で花類は何も見えない。しかし、残雪を抱く山々の素晴らしい展望を満喫しながらの登りは楽しい限りである。山頂は雪解けが終わり乾きっていて、開山前だが登山者でにぎわっていた。昼食を取りながら大休止。 昼食後、少々展望を楽しみ、笊森小屋へと進路を取る。山頂の北東斜面から磐井源流方面と東栗駒山との分岐付近まで残雪が続き、かがとに力を入れながら快適に下る。分岐付近で、少し夏道を通って源流方面に向かう。そこからは再び残雪が源流まで続く。 遠く焼石連峰に広大な雪原を満喫しながら進むと、大きくカーブする雪の絶壁が現れる。雪壁は、源流上部と300mほど離れた下部にもある。状態は4月29日と殆ど変わりなく、あまり気温が上がらなかった様子だ。 残雪に隠れている湧水の補充を諦めて、笊森山荘へと進路を取る。ここから夏道となるが、相変わらずブッシュがせり出して小枝が頭や頬を撫でる。少々我慢をして進むと程なく小屋に到着。 前回、窓の防護板を外したまま置いていたが、きれいにかたずけられている。トイレの水バルブはまだ閉じられているので当面の間、使用は止めた方が良い。時間があるので大休止を取る。 再び源流・湧水付近に戻ると程なく残雪が途絶え、夏道に進路を取る。ブッシュを掻き分け進むと、道がプール状に変わり長靴の有難みを感じながらジャブジャブと進む。何度かジャブジャブを繰り返すと残雪が表れ、少々歩くと産沼付近に出る。沼はまだ出ていない。 再び夏道となり、沢状の泥濘を注意しながら下る。しばらく歩くとブッシュの向こうに残雪が見えて、少し藪をこいで残雪の斜面に出る。小休止後、かかとを立てて進むと三途の川付近となる。いつもの徒渉点の少し下流部は、まだ残雪に覆われていて注意しながら渡る。 そこから、しばし残雪の登りが続き、水道・空気弁まで進むと夏道が現れる。しかし、所々に残雪が被ってとても歩きづらい。我慢の下り、なるべく残雪を見つけコースを外れないように慎重に下る。 自然観察路の分岐手前の小湿原にはミズバショウが咲き出し、かすかな香りが漂う。しばらく写真撮影をして本道にに入る。少々の残雪を渡りお花畑の上部に上がる。水蒸気の噴出す展望台付近で、イワナシの花を見つけ撮影する。 気を良くし、おいらん風呂コースへ進むと風呂の小屋が崩壊していた。付近の岩場にはコメバツガザクラ。さらに、ミネザクラにマンサクの花も咲き出していた。あと、5日位で桜は満開になるだろう。 大分遠回りを下が16時20分、無事下見を終了して宿泊の小屋に向かう。 コース時刻:温泉9:58−10:44昭和湖10:54−11:38天狗平11:45−12:05山頂12:48−13:33笊森山荘14:15−16:00おいらん風呂−16:20温泉 19日:山開き登山
昭和湖までは、さほどの時差なく全員無事到着して小休止を取る。約10分休んで最大の難所の登りに取り付く。不規則な丸太の階段に雪解け水が絡み、泥沼状態でスローペースとなる。疲れが緩和されて全員、助かったみたいだ。 振り返ると、焼石の峰峰が圧巻となって迫っている。ツアー客は感激しながら満喫している様子。特に遅れる人も無く、黙々と高度を稼ぎ天狗平に到着。宮城、山形側の展望を楽しみながら小休止を取る。 山頂への稜線はやや風もあるが、程よく全身に絡み快適に進む。少々霞で見通しは良くないが、神室山系や焼石の山並みが素晴らしい展望となって迫っている。行く人、帰る人で少々混雑しているが快適に進む。程なく山頂に到着。混雑する中、全員で万歳三唱して喜び合う。昼時には少々早いが、風陰を探して昼食タイムとする。 下山開始は11時30分、登ったコースを引き返す。全員、思い思いに展望を楽しみながらのんびり下り、イワナシやショウジョウバカマ等の花を楽しみ無事温泉に到着する。ツアー客は全員満足した様子。また来てください・・等と挨拶をして解散となる。 阿部 記 コース時刻;温泉8:40−9:33昭和湖9:45−10:20天狗平−11:00山頂11:30−12:24昭和湖12:30−13:25温泉 |
栗駒山・須川温泉コース 参加者:森・吉家・阿部
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栗駒山・須川コース 山行者:吉家
名残ヶ原(お花畑)手前で21日の積雪が膝まで潜るため輪カンジキを着用する。新雪と旧雪との層がクラスト状になっており非常に歩きにくい。(この状態が最後までありかなりのアルバイトを強いられる)昭和湖上部まで1時間35分かかり10:10到着(小休止)67才誕生後の初登山はかなりきついアルバイトだ歳かナァー。 コースより外れ天狗岩上部を目指し行動開始、11:00天狗岩上部通過。稜線は変な残雪の付き方で苦労して11:26山頂到着する。山頂に宮城県側からの登山者2名ありカメラのシャッタアーを 押して戴き11:40笊森山荘に向かい下山開始。 栗駒草原の下りは新雪と残雪の真柄模様とクラストで輪カンが引っかかり非常に下りにくい。この時期の輪カンジキ着用は初めてだ、何時もだとアイゼンの方が歩きやすいのだが!。 2回ほど転倒いながら、11:58遭難碑通過。源流の雪庇上部より直線で山荘に向かい12:20山荘到着。南側の窓以外は入り口を含め凍結していて明けることが出来ず中に入ることを諦める。2ヶ所の雪囲いは外しておく。 12:30出発 磐井川源流付近の雪庇は例年より約2mほどすくない。13:23笊森分岐通過(途中赤い標識を付けながら)14:50須川温泉到着。遅い昼食を摂り大浴場がまだ使用できないため霊泉の湯に入り帰る。 今回の反省点 ホームセンターで7割引500円で購入した輪カンジキは爪がクラストした雪面には全く用を足さず苦労するがツボ足よりはましでした。 コースタイム 自宅7:00→温泉着8;20 8:30登山開始→名残ヶ原8:50→昭和湖上部10:10→天狗岩上部11:00→山頂11:26〜40→遭難碑11:53→笊森山荘12:20〜40→笊森分岐13:23→須川温泉着14:52 温泉入浴後15;30出発 |
須川岳 温泉〜天狗平〜山頂のピストン 参加者:渡邊、阿部K、阿部T、阿部S
道は、前日の雨の影響でかなり腐っている。7日の状況と殆ど同じ状況に、足下を汚さないよう慎重に進む。良く見ると私を除き、全員立派なスパッツを着用しているではないか。出発前に、私がトイレへ行っている間に着けたようだ。気づかなかった、皆さん・・物持ち!!。 お花畑を抜けると、紅葉も最盛期。足下も見なければならないが、周りも見渡さなければならない。上空は、雲が出たり陽が射したりと変化は激しい。気温も、ことのほか上がらないが、この時点では心地よいくらいの温度だ。自然観察路分岐から見上げると、山頂方面に沸く雲がもの凄いスピードで流れていく。「今日は風が強い・・」と覚悟を決めて先へ急ぐ。
10時3分、山頂着。この日も山頂は満員状態。証拠写真を撮り、東栗駒からいわかがみ平方面を眺めて風陰で大休止を取る。イワカガミ平からの斜面の紅葉は、あと1週間弱は見頃が続くようだ。風を遮り薄日が射せば結構暖かい。かなり早いが、昼食等を軽く取りながら体を休める。 30分程休んで、山頂を後にする。再び強風の中、体を揺すられながら慎重に下る。昭和湖やその上部の道には、ツアー登山者の列が続いて見える。稜線も登山者とのすれ違いに時間がかかり、なかなか進めない。汗も乾いたが、動く量が少なくなったので寒さを感じる。少し我慢をして、天狗平からの灌木帯まで一気に進む。 風は避けられる様になったが、登山者のすれ違いや渋滞で歩く速度が遅くなる。すると、更に大勢の登山者がやってきた。「れぇ・・あの人見たことがある・・」と、良く見ると「にほんの百名山」で岩手山のガイドを勤めた山田さんだった。気温が下がり、天候も悪くなっている様子に、奮闘している様子。言葉を交わすことなく、急ぎ足で集団の先へ去っていった。
コース時刻:温泉8:00−8:47昭和湖8:53−9:35天狗平9:41−10:03山頂10:30−11:29昭和湖−12:14温泉 |
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栗駒山(須川岳) 登山・撮影:沖 当方は8日に出かけました。出発が遅れて9時に須川温泉に到着。30分待ちでやっと駐車場に導かれて、それから支度を整え出発する。天候は最高、駐車場から間近に鳥海山が見えていたので、期待が大きい。 須川温泉の混雑ぶりをカメラに収めて、5年ぶりに栗駒山の頂を目指す。登山道は随分整備が進んでいたように感じたが、それでもぬかるみは相変わらずで、長靴で正解でした。何よりも山岳展望は抜群でした。岩手山、早池峰、秋田駒などを認識、山頂は大混雑でしたが、天候に恵まれてよい一日になりました。 |
H24.10.7
須川岳 参加者:森、阿部 温泉〜山頂〜秣岳
身支度を整える前に、出す物を出して・・とトイレに向かうが、順番待ちの列がたちまち出来る。出発は、7時18分となってしまった。 登山道はあまり混んではいなく、快適に進む。紅葉は、温泉付近ではまだまだの様だが、お花畑の先あたりから色づきが良くなっている。木道が終わると早速の悪路が始まる。数日前の雨により、水たまりや泥道が多数現れ、滑って歩きにくい。慎重に登っていくと、多数の登山者列に遭遇する。こうなると急いでも仕方ないので、周りの紅葉を眺めながら、道を譲ったり譲られたり、のんびりと進む。
山頂は、ツアー客も含まれ超満員状態。ガスも切れて薄く霞がかかっているが、東栗駒山から虎毛山方面も確認できる。御沢方面のブナ林は、まだ青々としているが、いわかがみ平上部は綺麗に発色している。なかなか良い展望である。 山頂で15分ほど休憩して、秣岳に向けて出発する。尾根筋からは、次々に登ってくる登山者の列が見える。真っ赤な紅葉がその道の手前まで広がり、なかなかの圧観である。写真を撮るにも、登山者の列を気にしながらだから思うように捗らない。何とか天狗平分岐に着き、天馬尾根コースへと入る。
第二ピークの灌木帯を抜けると、しろがね草原と言われる大草原が広がる。うねる木道と遙かかなたの第三ピークとが絶景を見せる。このコースの最大の見せ場である。草紅葉と周りの紅葉に感動しながら、素晴らしい道をのんびり進む。第三ピークの岩場に差し掛かると、何処からかビデオのバックミュージックのように音楽が聞こえる。付近には誰も見あたらない。良く耳を澄ますと、岩の下の方から聞こえている。どうやら、誰かがラジオを落としていった様子。森さんと岩ノ下を捜索開始するが、懐中電灯を照らしても見あたらない。20分ほど捜索するが、岩ノ下の更に岩ノ下に潜り込んでいる様子で、どうにも見つけだすことが出来ない。時計を見ると12時に近い。捜索打ち切りとして昼食タイムとする。
コース時刻:須川温泉7:18−8:05昭和湖8:15−9:00天狗平分岐9:10−9:27須川岳山頂9:42−10:10展望岩頭−10:45鞍部10;55−11:10第一ピーク−11:25第三ピーク12:20−12:38秣岳12:42−13:23車道13:40−14:43須川温泉 |
H24.9.1−2 一切経山、磐梯山は「山行日記・一切経山」へ移動しました。
H24.8.25
須川岳 (温泉〜天狗平〜山頂−往復) 登山者:菊池・宮崎・阿部
各連絡は入ることなく、予定通り7時出発。コンビニで食料等を調達して順調に温泉へ向かう。当日の天気予報は曇りと出ていたが、山頂方面はどんよりと薄暗く分厚いガスに覆われている。・・霧雨だったら、温泉に入ってかえっぺ・・等と半ば登山は諦め加減。
道は比較的乾いていて歩きやすいが、時折丸太の階段が不規則に現れて足に負担が掛かる。誰とは言わないが、早くも疲れが溜まってきた人がいる。最近、毎日約2kmのウオーキングをこなしていると聞く。ん十年ぶりの山歩きで、本人は、まだまだやる気満々だ。 お花畑ではイワショウブやウメバチソウの白い花がめだつが、キンコウカ等の花は終わっている。他にエゾオヤマリンドウが時々顔を出すが、紅葉の時期を控えて見所は全体的に中休みの状態。唯一、時々表れるムシカリの大輪に励まされ、黙々と高度を稼ぐ。 二人にとっては久々のコース、なんだか昔より歩きづらいと、しきりに連呼する。確かに若いころより体力は落ちているが、道を横切る丸太が歩調を狂わして歩きづらいようだ。ふもとの天気はパッとしなかった割には、登山者は多く次々と追い越していく。 20分程休んで登りに取り付く。さすがに我も息が上がり、ペースを落としてゆっくり進む。アキノキリンソウが時折顔を出すが、撮影は我慢して黙々と進む。背の低い潅木帯を抜けると宮さんが待っていた。菊さんを待ちながら小休止を取る。 合流後、再び歩き出すが「先に行っていて良いよ・・」の言葉に甘えて分岐の天狗平へ進む。背の低い潅木帯に入ると程なく、阿部さんにお会いする。しばらく立ち話となるが、阿部さんによると今年は熊が多いとの事。集団登山者の少し後をついて行った単独の登山者が、熊を目撃したとの事。足跡や糞も多いらしく、暑さのせいか熊も周辺に留まっているようだ。宮さんは先月真ゲート付近の駐車場で、親子の熊を目撃したそうだ。単独行の場合は、ラジオや鈴の鳴り物の携帯が必要のようだ。 5分ほど談笑の後、天狗平に着く。ガスで見通しは効かず、シドッたツリガネニンジンやキリンソウにウメバチソウを見ながら菊さんを待つ。大分時間も経ちシビレを切らして、来た登山者に尋ねると下り始めていた様子。携帯を入れるがソフトバンクは繋がらない。待つのを諦めて、一応山頂を目指す。
昼食は菊さんと合流してからと決めて、エゾオヤマリンドウやエゾシオガマの写真を取りながら下山。25分程下って無事合流する。本人いわく、足が攣って登るのを諦めたとの事。安心して、遅い昼食タイムとする。 痛々しい菊さんにステッキを渡して慎重に下り、昭和湖で再度大休止を取る。しばらくすると、山頂方面から雷鳴が聴こえる。更に南西側や温泉側からも雷鳴が響く。昭和湖は日が差して暑いくらいなのに、怪しい天候にビビッて腰を上げる。 菊さんの様子を見ながら慎重に下り、水場まで来ると大粒の雨が落ち始めて、合羽や笠で雨対策。しかし、5分ほどで雨が上がってしまうが、道には水溜りが多数あった。後で聞いたのだが、温泉付近ではドシャブリだった様だ。ゆっくり下ったのが幸いしたようだ。 コース時刻は、省略しました。 |
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H24.7.28
須川岳 (温泉〜天狗平〜山頂〜産沼〜温泉コース)
8時少し過ぎに温泉に到着、雲は多めだが須川山頂方面は何とか見え隠れしている。思っていたより気温が高めで、先が思いやられる。数グループが出発していった。出す物を出して、身支度を整え8時30分須川山頂に向けて出発する。 登山道は、比較的乾いて腐ったところは少ない。春の花々はおわり、夏から初秋の花に切り替わりの時期。真っ赤なアカモノの実が目立ち、イワイチョウの花が時々現れる。お花畑の木道沿いではキンコウカが花盛りで、モウセンゴケの花も真っ盛りだ。登りに差し掛かると、ピンク色のウラジロヨウラク花が道に散っている。上に上がれば、まだ期待できるだろうとあまり気にしないで先を急ぐ。 自然観察路分岐付近から、タテヤマリンドウがポツリ・ポツリと現れる他は目立つお花は少ない。先導者に道を譲られながら、比較的ゆっくり昭和湖へ進む。昭和湖には3〜4パーティが集っていたが、5分もしないうちに出発して行った。10分ほど休んで我も腰を上げ、黙々と急登に挑む。両膝に腰の具合を庇いながら、ゆっくりと高度を稼ぐ。 背の低い灌木帯を抜けると、傾斜も緩み視界も開ける。一息入れて周りを見渡せば、キンコウカが目立つ程度で華々しさは無い。そこから、やや緩い傾斜がしばらく続く。山頂に続く尾根を眺めながらしばらく進むと、オノエランやトキソウを見つける。しばし、ビデオや写真に収めながら小休止。 10時少し過ぎ天狗平(天馬尾根分岐)に着く。そこではツリガネニンジンが花盛りだが、すぐ脇でアキノキリンソウがつぼみを大きくしていた。あと一週間ほどで咲き出しそうだ。北上からの登山者と談笑していると、阿部氏が下ってきて更に談笑。熊の足跡や大量の糞の話しに、進もうと思っていたルートに悩む。 尾根は心地良い風が通り、快適に進む。霞んで見通しはあまりよく無いが、登る人・下る人みんな満足の様子。比較的若い登山者に、4〜5歳位の子供連れもいる。何だか頼もしい思いをしながら山頂に着く。しばらく山頂の風景を楽しみながら休憩して、下山のルートを考える。 結局、膝の調子や運動不足の体力低下を考えて産沼へ下る事にした。久々に通るコースで、歩く人も少ないだろう・・と思って下っていると、若者5〜6名が後を追うように下ってきた。多少の丸木の階段はあるが、比較的安定した道になっている。立ち止まり、若者に道を譲るとスタスタと調子よく下っていった。そんなに急がなくても・・もう少し景色などを堪能いたらよいのに・・と負け惜しみ。後を少し追うと、真新しい温泉のパンフレットが落ちていた。ゴミではないが、拾って家まで持ち帰る。 更に下ると、次から次と5名ほどの登山者とすれ違う。以外に人気のコースとなっているようだ。利用者がこんなにいっぱいなら熊除けのスズは入らないだろうと、途中でうるさいスズを外す。道の回りにはハクサンシャクナゲやミヤマホツツジが見頃を迎えていた。産沼に近づく頃ツルリンドウを見つけ、しばし撮影と周りの景色を楽しみながら小休止。 産沼からは源流方面に少し進み、残雪とヒナザクラの群落を堪能する。雪渓の下部には、ワタスゲの群落が風に揺れている。雪渓の末端に行けば、もう少し別の花々も見られるかも知れないが、表面が溶けて滑りやすいので諦める。通人もなく静かなので、道脇の岩に座り込んで早めの昼食タイムとする。 50分ほど昼食休憩を取り、重くなった腰を上げる。産沼に戻ると、ウラジロヨウラクにマルバシモツケが花盛り。沼とお花を堪能して先へ進む。暫くは灌木帯に入って、見通しは効かない。時折、灌木の枝が頭を擦りバランスを崩す。足下に続く岩の道にも手こずりながら慎重に下る。しばらく下りると、重装備の登山者3名ほどとすれ違う。この日の晩は、笊森山荘泊まりの様子だ。 のんびり下って約30分、三途の川に着き、更に大休止を取る。実は、温泉まで下りたら阿部邸に寄ってDVDの機械をセットする予定。あまり早く行くと迷惑をかけそうなので、時間つぶしだ。とは言え、石に座ると尻が痛くなり早々に出発。苔平、お花畑で植物観賞しながら、ゆっくり進み14時に温泉到着となった。 今の時期、あまりお花は期待できないと思っていたが、撮った写真を見ると結構な数となっていた。道も極端に荒れたところもなく、この日の最高気温35.8度とは雲泥の差、快適な山歩きとなった。しばらく甲羅干しをして、阿部邸にお邪魔して機械をセットして帰路に就いた。 阿部 記 コース時刻:温泉8:30−9:10昭和湖9:20−10:06天狗平10:23−10:45山頂10:55−11:38産沼12:30−12:57三途の川13:15−14:00温泉 |
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H24.7.19−20 富士山は「山行日記・富士山」へ移動しました。
H24.7.17 早池峰山は「山行日記・早池峰山夏」へ移動しました。
H24.6.30 駒止湿原は「山行日記。駒止湿原」へ移動しました。
H24.6.23 焼石岳は「山行日記・焼石岳」へ移動しました。
H24.5.19−20
栗駒山(須川岳) 参加者:森、吉家、浅沼、阿部
5月19日 下見山行(山頂−笊森山荘経由)
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4月29日 石裂山(おざくさん) 標高:879,4m、栃木県鹿沼市 山行者:沖 コースタイム: 西那須野7:00==(西那須野塩原・鹿沼は高速道;約77Km)==8:30加蘇山神社駐車場8:47---9:20千本桂9:22---10:18東剣ヶ峰(第一梯子)---10:21西剣ヶ峰(第二梯子)---10:40石裂山(879.4m)10:42---10:55月山(890m)11:10---12:00加蘇山神社駐車場12:15==(約80km) ==15:00西那須野
千本桂に到着。ここも根っこ周辺の保護のため立ち入り禁止になっているが、これらも少し前からの規制なのだろう。しかしどうしたのだろう、久々の山はすっかり体力が落ちていて、とにかく足があがらないのである。背中の荷物は無いに等しいほど軽いのに。
今回はアカヤシオを目的にしているので、先行者を交す意味もあって奥宮をパスして左にルートを採る。登山口の案内板に示された岩場注意の場所に取り掛かる。何だかここでもバランスが悪くて、根っこや岩角を過度に掴み過ぎてしまう。足元が見づらくなって余計危険だと言うのに。
アカヤシオが咲いている。時期的にも丁度見頃のようで、色もそんなに褪せていない。しかし残念なことに花芽が少なくて豪勢なピンクに染まっていない。先を急ぐがやはりパラパラとしか咲いていない。東剣ヶ峰に到着。ここから西剣ヶ峰を見ても以前の美しさを知っているので、少しの花数では感動も伝わってこない。他の登山者は山が真っ赤だと感動しているが、自分自身に燃えるような感動は沸きあがらない。
やっと月山の山頂に到着。数人が昼食休憩をしている。山頂の雰囲気が何だか変だなと思ったら、何と祠が倒壊しているではないか。仕方なく倒壊した祠に手を合わせて、山の無事などいつもの呪文を唱える。そして見頃を迎えたアカヤシオを前景にして日光の山並みを眺める。女峰山、小真名子、大真名子、男体山へと山並みが続く。もっと左に日光白根山も見える。さらに左に視界をさえぎる大きくのっぺりした近場の山は横根山。今日は空気が爽やかで視界がよく、昼の時間帯にもかかわらず依然遠望が効いてありがたい。 体調を鑑みて昼食はゆっくり採るよりも少しずつ歩きながらのほうが良いので、山頂であまり長居をせずにアカヤシオを見ながら急坂を慎重に下る。太腿がパンパンに張っているので、躓かないように十分気をつけながら亀足でのゆっくりを心がける。 5月5日 月山 栃木県日光市 山行者:沖
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須川岳 偵察山行 登山者:吉家
10分ほど登ると、温泉の作業員を乗せた雪上車が登ってきたので避けて8時31分名残ヶ原通過。苔花平上部から須川山頂に向かっている雪渓にコースを取る。 9時15分、昭和湖上部の脇付近で小休止。9時21分出発。いよいよ急な雪渓に向かいアルバイト開始。見た目では斜度が40度越えの感じがする。途中アップダウンを繰り返しながら、10時08分1464m地点で愚妻より12月から3月までの登山禁足令を掛けられた影響か、足の調子がいまいちいで痛み出す為休憩する。
13時25分、湯気山到着。昼食を摂り14時須川温泉到着。温泉の支配人に挨拶し、14時13分駐車地点到着。今回ほど時間のかっかた山行はない。やはり歳かナァー。 吉家 記 コースタイム:自宅6:20→(真湯ゲート経由)須川温泉約200m手前7:30到着 8:12登山開始→名残ヶ原8:31通過→昭和湖と三途の川中間点9:08 9:21発→頂上直下1464m地点10:08着10:15発→山頂11:35着11:48発秣分岐通過12:18→昭和湖12:48着12:55発→湯気山到着13:25昼食13:45発→須川温泉14:00着→駐車地点14:13着 |
10月8日 那須・沼原湿原−姥ヶ平 朝4時にはもうロープウェイ上の駐車場は満車だったそうです。前夜から来て車中泊をしたというカメラマン夫妻から聞きました。混雑を避けて、沼ッ原から入って正解でした。
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10月9日 安達太良山 安達太良山のスキー場駐車場と第一駐車場は満車でしたが、その下に駐車できて、ゴンドラも並ぶほどではなく紅葉時期にしては順調でした。
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10月16日 日光・小田代ヶ原他
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