第146号(2003年12月19日)
<グローバルスペース>
中国の生保ビジネス
中国では、1980年に保険が導入されて以来95年までの15年で100倍以上に市場が急成長したが、今年上半期もその勢いは続き前年比39%増だった。こうした中、トップ企業の中国人寿保険は17日ニューヨーク証券取引所に上場し、今年米国で最大の30億ドル(約3200億円)の資金調達に成功した。
ホンダジェット
セキやんひとこと:この活況は、市場経済への社会制度の変化や好調な経済成長が主因だが、何と言っても人口が日本の10倍以上というのだから、関連の向きには垂涎の思いだろう。
ホンダは、自社製エンジンを搭載した6人乗りの小型ジェット機「ホンダジェット」を開発し飛行実験を始めた。日本の自動車メーカーがジェット機の完成品を開発するのは初めてで、世界の航空機産業でも機体とエンジンの両方を単独で開発するのは珍しい。創業者の宗一郎氏が62年に宣言した「航空機事業参入」のため、ホンダは86年から小型ジェット機の研究開発を進め、93年には他社のエンジンを積んだ自社開発の機体での飛行に成功していた。
ゴジラ松井、凱旋試合 −−日経新聞他−−
セキやんひとこと:故人の熱い思いが、「ライト兄弟の初飛行100周年」という節目の快挙にめぐり合わせたかも知れない。ただし、同社は今後の航空機製造の事業化については慎重な姿勢を崩していない。
大リーグ機構と大リーグ選手会は、ニューヨーク・ヤンキースの来季開幕戦を来年3月30、31日東京ドームで行うことを正式に発表した。対戦相手はヤンキースと同じア・リーグ東地区のタンパベイ・デビルレイズ。大リーグが日本で開幕戦を実施するのは2000年のメッツ―カブス戦以来、2度目。ことしは3月にマリナーズとアスレチックスの開幕戦が予定されていたが、イラク戦争の影響で中止になった。
セキやんひとこと:来シーズンからニューヨークの日本人大リーガー松井が2人になるので、区別が必要になる。さしずめ先輩格がひとまずお先に凱旋となる。
<ローカルスペース>
産学イブニング一関
17日夜に開催された一関の企業関係者と高専教官との月例交流会が30回の節目を迎えた。毎回2千円の格安会費のいわゆる「ノミュニケーション」で、お互いの垣根を取り払おうという趣向で始まったものだ。徐々にではあるが身の丈に合った共同研究や異業種連携の部分で成果を出しつつある。
一関市、花泉町、両議会議員選挙投票率下げる
セキやんひとこと:この種の地域活動は「息の長さ」が不可欠であり、一過性のイベント慣れした事務局では我慢しきれないし対応もできない。その点、地道な努力を続けるご担当には大いに敬意を表したい。
14日に実施された当市と隣町の選挙は、落選者がそれぞれ2名と1名という少数激戦だったが、投票率は4年前に比べてそれぞれ5.59%、3.56%ずつ下げた。
セキやんひとこと:新議員には、町村合併などの課題山積だが、しっかりと住民の負託に応えて欲しい。
第147号(2004年1月2日)
<グローバルスペース>
坂村真民翁
人間学を学ぶ雑誌の月間「致知」が新年発売の2月号で特集している一念一徹の詩人である。八字十音の真言「念ずれば花ひらく」に代表されるように、その詩に込められた心魂に感銘を受けた人々が建立した詩碑は、海外の32基を含め700箇所に達しようとしている。95歳を迎えようとしている今、休むことなく続けてきた月間個人詩誌が500号を達成した。
セキやんひとこと:その詩碑が国内にとどまらず海外にも建立されているなど、その影響力は当ニュース144号で紹介した「原因と結果の法則」を100年前に著した現代成功哲学の元祖イギリスのジェームズ・アレンにも迫るものだ。月刊誌の500号は、単純計算しても達成するのに40年以上要する。見事である。
<ローカルスペース> (むしろプライベート?)
明けまして、どうも!
妙な言葉遣い?しばし以下の「ノンフィクション行く年来る年」にお付き合いなされば、多分納得!
大晦日23時を回った時分に(食傷気味でしょうが・・・)我が老父がお世話になっている病院から呼び出し電話があった。夜になってから急に呼吸が乱れ痰(タン)も異状に出てきたので、連絡を取ったとの由。
そこで、病院と同じ町内にある実家に帰省中の妹へ連絡を取り、先遣隊で病院に行ってもらった。小1時間ほど様子を見てもらい電話でやり取りをしたが、当然駆けつけるべきかどうかという結論は妹に求めても出せる訳もなく、自分で決めるしかない。元日は朝一番から予定があったが、何かに背中を押されるように「今動くべし」と、文字通り元旦の1時近くに一関を出発。
高速道路インターまでの市内の様子は、初詣に向かう車なのか夜中の割にはいつもより少し車が多めだが、高速道路に乗ってからはほとんどすれ違う車がなく、まったく静かなものだ。
約100kmの道のりは雪もなく、1時間ほどで病院到着。患者はすでに個室に移され、心拍数103、血圧78−32、取り出した痰の量が多く容器を入れ替えたが、熱は37度程度。ここで付き添い交代。
一昨年の暮れ悪性症候群と闘った時は、心拍数が200で40度近くの発熱状態が2日ほど続いたが、奇跡的に克服した。その時に比べたら、心拍数にしろ、熱にしろ、そんなに大したことはない。
しかし、医学的に見ると、むしろ血圧が低く痰が出て炎症を起こしているのが明らかな状態なのに、熱が出ないということは闘う力が衰えているという逆の見方ができるといわれ、安易な考えは禁物だと納得。
しばらく痰が絡んでゲロガロという音が続いたが、明け方近くになってその音も落ち着き、血圧も99−51と少し上がってヤマを越した。
この間、隣の個室のお婆さんが5時頃臨終、7時には葬儀屋さんの手によって搬出されたが、お蔭様で我が老父は、夜明けと共に熱も血圧も上昇気味で、顔色にも少し赤みが差してきた。
世間は年の初めで「おめでたい」一色だが、こちらはこんな事情で心配事があり心の底から「おめでと〜!」とは喜べない。その間の悪さが「どうも」で、ある程度埋められるということなのである。
セキやんひとこと:「どうも」はいい加減であいまいな言葉のナンバーワンと見下していたが、今回やむなくこうした状況で新年を迎えた小生の実感としては、これが何ともピッタリくる。世間様の状況と自己が置かれた状態のギャップを受け入れ、その見合いを表現するには、当に「よい加減」な「どうも!」だ。
第148号(2004年1月16日)
<グローバルスペース>
EU拡大
EUの統一通貨ユーロのスタートを本ニュース17号で取り上げてから、5年経った。その2年後に実生活での通貨のやり取りが始まった。その後紆余曲折はあったが、この欧州連合EUが今年5月には新規10カ国を加えて25カ国となる。その域内人口は4億5000万人強となり、アメリカの1.6倍である。
春討
セキやんひとこと:このところのアメリカの底の浅い?勇み足に対して、歴史に裏打ちされたヨーロッパの重厚さが好対照だ。400年前に「呻吟語」で呂新吾も、一等の資質は「深沈厚重」と言い切っている。
奥田碩日経連会長は、「(賃金が主なテーマであった)春闘は死語」とし、せっかく機会を設けるのであれば、今後は企業倫理などを含めた幅広いテーマを議論する場の「春討」や「春季労使協議」とすべきと提唱した。本16日に、連合は春闘のスタートを宣言する予定。
セキやんひとこと:企業内には、2つの役割しかない。直接成果に働きかける役割とそれらを支え間接的に成果を生み出すことに貢献する役割である。企業内で無駄なエネルギーを浪費している場合ではない。
<ローカルスペース>
滝沢村の課長選出方法 −−岩手日報より−−
盛岡に隣接する滝沢村は14日、課長にふさわしい人を職員による投票で選ぶ課長級適任者投票の結果について協議し、獲得ポイントの上位6人を課長職に昇格させることを決めた。9日まで行われた投票は投票率90.2%。職員315人中、棄権の31人、白票の33人を合わせると約2割が意思を示さないなど職員の戸惑いも裏付けており、同村総務部総務課の菊池文孝課長は「白票、棄権は、批判の意味合いもあるのかもしれない」との受け止め方を示した。投票通り上位6人の登用が決まったことには「職員の8割の意思が選考に反映されたという意味で良かった」としている。
輝男、満91才で逝く
セキやんひとこと:人事や処遇の本質は「納得性」にある。その源となるオープンと信頼は表裏一体だ。機能体組織である役場の使命は地域住民の平和な暮らしを実現することにある。この目的使命を果たすために、組織内のスタッフはいかなる立場であれ、互いに責任を持って関係を作るべし。
本ニュースでも頻繁に取り上げた我が父輝男が、正月7日20時12分に逝った。この日も仙台で仕事を終えて病床に戻ったのが19時で、付き添いを交代した直後だった。午後から20分おきくらいに、引き付けが頻発し、その間隔が徐々に近くなっての最期で、結果的に肉親は小生一人だけで看取ることとなった。
故人の遺志でもあったので、献花・香典の類は丁重にお断りし、葬儀は近親者のみで執り行った。
セキやんひとこと:生涯マイペースを貫き通せた父は本当に幸せ者だったと思う。自分としてはできる限りの事をしたと思っているので、故人との間での割り切りはできていたが、会葬いただきお世話になった皆様を前にし、故人を許していただき温かく見守ってくれた皆様のお気持ちに思いを致すと、込み上げる気持ちをとても抑え切れなかった。人間は人の間で生き、人に生かされているとつくづく思う。
第149号(2004年1月30日)
<グローバルスペース>
大量破壊兵器はない −−ロイター通信インタビューほか−−
イラクでの大量破壊兵器の発見を目指して米調査チームを率いてきたデービッド・ケイ団長=中央情報局(CIA)特別顧問=は、イラク戦争終結後の昨年5月から調査団長を務めてきたが、23日辞任の意向を明らかにし、イラクに大量破壊兵器は存在しないとの見解を示した。28日に上院でも同様の証言をした。
脳内一次方程式 −−養老孟司著「バカの壁」より−−
セキやんひとこと:まさに大義なき戦争だったことが明確になりつつある。調査を統括した米政府当事者の発言だけに、大量破壊兵器の脅威除去を大義名分に掲げた戦争の正当性が大きく揺らいでいる。
脳への入力をX、出力である行動をYとすると、Y=aXという方程式が成立し、係数aが「現実の重み」である。ある入力に対してa=0の場合は、いくら入力しても行動に影響しない。つまり、それぞれ一神教(唯一無二)であるイスラムとプロテスタントの多いアメリカ(のブッシュ)は、相手の働きかけ(入力)に対してお互い聞く耳を持たずa=0だから、話し合いの余地はない。おまけに、逆にそれぞれ自分の拠り所に対してはa=∞であり、周りが見えてないのだから、本当に始末が悪い。
セキやんひとこと:係数が柔軟性を失った時、人は極端に走る。a=∞は原理主義で、尊師が言ったこと、アラーの神の言葉、教義がすべてを支配することになる。だから、深沈厚重すなわち自重能力が第一。
<ローカルスペース>
雇用創出in釜石フォーラム
酪農業でありながら公的ファンドの投資を受け「日本の食文化を変える」と熱く語ったN社長、マチの代表的中小企業として「事業転換を図りながら雇用を守る」というK代表取締役専務、地域興しから「地域の食文化の発信基地」として事業基盤をきっちり確保している企業組合の婦人リーダーKさん、「社員の独立をサポートする」気鋭のT社長、それぞれの「念い」は迫力満点で魅力に満ち溢れていた。
創夢長in矢巾セミナー
セキやんひとこと:念いは、文字通り「今に心」と書く。つまり、心を込めて今をしっかりと生きる、充実する個性の周りには、エネルギーを持った人達が集う。逆にマイナスエネルギーは「今ここに、心あらず」で、過去にしがみついたり、地に足が着いてなかったり、傷を舐めあったり。当然、結果は明らかだ。
キャッチフレーズが「人間の数より牛の数の方が多い」葛巻町、そこにある「森のそば屋」のけん引役の高家章子さんの役職だ。何も無かった地域で事業を仕掛け、今や地域のかっちゃ達に年間800万円以上の現金収入をもたらすまでになった。地域の声に後押しされて、その後直売所を設け、双方合わせて1億円近くの事業となっている。だが、創夢長一家はリスクを全面的に背負ってはいるが、利益は得ていない。
セキやんひとこと:さすがに長年連れ添ったご主人が名付けただけに、この呼称はピッタリだ。まさに地域に「夢を創る責任者」だ。アイデアの提案から10年で開店にこぎ着けさらにそこから10年余り苦労を重ね事業を継続するうちに、メンバーひとり一人がたくましくなっていったというお話しから、地域のかっちゃ達が元気になり自信を深めていく様子や過程がまるで目に見えるようだった。
第150号(2004年2月13日)
<グローバルスペース>
上海でF1
業界関係の予測によると、9月から予定されている中国本土で初の自動車レースの最高峰F1には、10万から15万人の来場者が見込まれ、関連収入は5億元(約65億円)に達するという。それに向け上海では、3月末までを目標に急ピッチでレース場作りが進んでいる。
10円台のICタグも
セキやんひとこと:あらゆる面で中国の欧米化が進む。急激なアメリカ化をコカコライゼーションというが、マクドナルドの戦略も然りで、欧米企業の文化からアプローチする市場戦略は、レベルが違う。
日立が0.4ミリ角の世界最小クラスのICチップ「ミューチップ」と外部アンテナで構成する無線ICタグで1個10円台の製品を4月から発売する。また、給食サービス会社の業界団体「日本給食サービス協会」では、独インフィニオン・テクノロジーズ社のICタグ(荷札)を使った野菜の生産履歴の追跡実験を始める。また、慶大ではICタグを活用して図書館のゲートをくぐるだけで貸出管理可能なシステムを構築した。
セキやんひとこと:日立が開発したタグは、コストが従来の3分の1を実現した。それぞれの領域で用途開発が活発化し、さらにコスト削減に弾みがつく。
<ローカルスペース>
県内女性社長割合、全国10位 −−岩手日報より−−
岩手県内の女性社長の割合は昨年12月末現在、6・52%と全国で10番目に高いことが帝国データバンクの調査で分かった。本県の女性社長は748人。平均年齢は63歳2カ月で、全国の平均年齢60歳7カ月を上回る。都道府県別の女性社長比率は、東京都を除くと若者の県外就職率が高い地域の上位が目立ち、全国平均は5・60%。平均年齢は全国平均より高く、大正生まれの比率も高い。これらから、地元企業・商店の子息など後継ぎが不在で、女性が引き受けざるを得なかったケースもうかがえそうだ。
春の選抜、第76回
既存企業の社長は比較的高齢だが、最近は女性が社会進出し、新たに会社を設立するケースも多く、同盛岡支店によると、盛岡市に2002年に新規設立された137社の内24社、17・5%が女性社長である。
セキやんひとこと:以上の記事の通り、「仕方がなく」消極的に引き受けるパターンから、積極的にウーマンパワーが活用されるような時代環境に間違いなく変わってきている。
一関一高が49年ぶりの選抜出場を決めた。ひとまわり12年前の平成4年の64回大会に出場した宮古高校は石川県の星稜高校を相手に松井秀樹に2本塁打を浴びながらも、その正々堂々とした戦いぶりは爽やかな好印象を残した。また、昭和59年の56回大会では大船渡高校が快進撃し準決勝まで進出した。
大阪の富永さんに経済産業大臣賞
セキやんひとこと:一関一高ナインには、地に足をつけた外連味(ケレンミ)のない戦いぶりを期待したい。
創業・ベンチャー国民フォーラムで晴れの受賞。詳しくは、http://www.imedio.or.jp/orei040203/を参照。
セキやんひとこと:98年リュックを背負って彼の準備室に押しかけたことが昨日のように思い出される。