Sekiyan's Notebook グローカルニュース

セキやんのグローカルニュース


第206号(2006年4月7日)

第207号(2006年4月21日)

第208号(2006年5月5日)

第209号(2006年5月19日)

第210号(2006年6月2日)

第206号(2006年4月7日)
<グローバルスペース>

米コカ・コーラ、取締役報酬を完全業績連動に −NIKKEI NET Biz-Plusより−
 米コカ・コーラは5日、取締役の年間報酬を業績に連動させる新制度を導入すると発表した。取締役に年間17万5千ドル相当の自社株式を与えるが、会社が今後3年間で年率8%の増益を達成できなければ、全株式が没収される。米産業界では株主の圧力で経営者や取締役の報酬制度の見直しが相次いでいるが、目標を達成しない場合、報酬をゼロに抑える「完全連動」は珍しい。
 取締役会会長を兼務する同社のイズデル最高経営責任者(CEO)は「取締役の利益と株主利益をここまで一致させた報酬制度は見たことがない」と説明している。

セキやんひとこと: 取締役の責任は、結果に対する責任に尽きる。その観点から、とても分かりやすい。
日本人メジャーリーガー、幸先良し
 ワールドチャンピオンのホワイトソックス井口は早速3安打の固め打ち。マリナーズのリードオフマンであるイチロー、日本人初のメジャー捕手の城島、仲良く3試合連続安打で、とりわけ城島はすでに2本塁打を放った。また、ヤンキースの松井もチームの出足は今ひとつだが個人では開幕戦で4打数4安打を放つなど、やはり2ホーマーを打った。カージナルスの田口は初の開幕スタメンで2塁打を放ち、気を吐いた。むろん野手ばかりでなく投手陣も頑張っている。ブルワーズの大家は7回を投げ自責点1の好投、WBCで活躍したレンジャースの大塚は1回投げて自責点1と、今ひとつ。

セキやんひとこと:まだ出場していない選手も多いが、きっと今シーズンもやってくれるだろう。特にマイナーで踏ん張っているフロントランナー野茂投手には、是非メジャーで投げて欲しい。みんな、頑張れ!
<ローカルスペース>
品川区が小中一貫教育スタート
 品川区教育委員会のホームページや報道によると、独自の学習指導要領となる「品川区小中一貫教育要領」を基準として作成し、道徳、特別活動(学級活動)、総合的な学習の時間を有機的に統合させた「市民科」や「英語科」(小学校)、「ステップアップ学習」などの独自の学習を設け、区内すべての小中学校で今年度から実施するとしている。また、ハード、ソフトともに一つにした小中一貫校を、平成18年度に1校、19年度に1校開設する予定で、早速この4月からスタートした。

セキやんひとこと:統一された学習指導要領で全国一律の教育をするという従来の考え方も理解できるが、一方では現場に権限を委譲し地域特性や現場に合わせた自由なカリキュラムが有って良い。もちろん委譲された側の大きな責任も生じることは当然で、それに耐えられるような教育者の力量を信じたい。
一関市、企業誘致特別職設置
 一関市は、平成18年度の産業施策の目玉として、企業誘致を推進するため企業誘致推進監を配置することにしていたが、このたび週30時間の勤務での非常勤特別職として、そのポストに地元勤務経験のある63歳の民間企業の副社長経験者を採用した。

セキやんひとこと:人柄、キャリア申し分ないとのことで、大いにその活躍が期待されるところだ。今後もますます、行政のある種アウトソーシング化は進むだろう。その際重要なのは、ヒトの「目利き力」だ。

第207号(2006年4月21日)
<グローバルスペース>

仏カルフールが韓国撤退、ロッテなどと現法売却交渉 −NIKKEI NET より−
 仏カルフールが昨年の日本に続いて韓国からも撤退し、韓国流通大手のロッテショッピングなど4社と現地法人の売却交渉に入ることを明らかにした。さっそく韓国カルフールは、ロッテショッピング(店舗名ロッテマート)、新世界イーマート(同イーマート)、英テスコとサムスングループの合弁会社サムスン・テスコ(同ホームプラス)、イーランド(同2001アウトレットなど)を売却の優先交渉者に選定した。
 韓国のDSは最大手のイーマートが79店。ロッテマート(43店)、ホームプラス(42店)と続く。カルフールは32店舗を展開しており、新世界が買収すればイーマートが突出した店舗数を確立する。ロッテかテスコが買収すれば、イーマートとの2強体制となる。

セキやんひとこと: 鳴り物入りでアジアに進出したカルフールだが、日本に続き韓国からも撤退を決めた。欧米のディスカウントストアは、東アジアでは苦戦を強いられているが、その因は価値観の相違にある。
米コーチ、直営店とアウトレット店共存戦略
 英フィナンシャルタイムズ紙は、米国高級ブランドのコーチが、高級品ビジネスの禁じ手といわれている割安販売で実績を上げていると報じた。それによると、同社は在庫品の割安に販売するアウトレット店の売上高が定価販売の直営店の売上高を1年間以上も上回っており、フランクフォートCEOは「定価販売の優位を保つために割安販売の伸びを押さえており、07年頃には両者の成長ペースは均衡する」と述べている。

セキやんひとこと: 直販店の顧客属性とアウトレット店の顧客属性を明確に捉え、さらに同時期に双方の店舗に同じ商品が並べないなど、独自の工夫がなされている。このバランス感覚は真似できるかな?
<ローカルスペース>
岩手県立大、組み込み技術研究所を開設
 これは、「組み込みソフトウエア」の研究開発や人材育成が目的だ。組み込みソフトは、自動車や情報家電に多く使われ、決まった機能を繰り返し動作させる。曽我正和所長は、自動車やIT関連企業を誘致し産業振興を目指す県の施策と教育カリキュラムをさせる必要を述べ、慢性的な人材不足を補うとしている。

セキやんひとこと:筆者の10年来の持論で当ニュースでも繰り返し主張してきたソフトのカスタマイズ産業を当地の中核産業とする動きがようやく顕在化して来た。地域の経済的な底上げを図るには、海外も含めた地域外からの外貨の獲得が不可欠だ。そうしたことからすると、世界の工場中国に生産拠点の座を譲った今、移動可能な付加価値の高い「ソフトのカスタマイズ」に活路を見出すことは理に適っている。
岩手県舞台の「どんど晴れ」、NHK朝ドラに
 来年4月から始まるNHK朝の連続テレビ小説の作品が、岩手県を舞台にした「どんど晴れ」に決まった。脚本家・小松江里子さんのオリジナル作品で、タイトルの「どんど晴れ」は当地で昔話のハッピーエンドに使う「めでたし、めでたし」を意味し、筆者の子供の頃は年配者から昔話をして貰う際の定番だったが、最近の母親が口にすることはほとんどなくなり、民話の伝承者などごく一部に使われているだけだ。

セキやんひとこと:熱心に誘致した盛岡商工会議所などの悲願が通じて、朝ドラ76作目で初の岩手ご当地ものの登場となった。名門旅館に飛び込んだ都会育ちのヒロインの成長が、どう描かれるか興味深い。

第208号(2006年5月5日)
<グローバルスペース>

ディズニーのテーマパーク、全世界で入場者20億人達成 −共同通信より−
 ディズニーランドは、全世界で展開するテーマパークの入場者数が2日に計20億人を達成したと発表した。20億人目は米コロラド州在住のエマリー・メーソンさん(12歳)。カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドをこの日朝に家族と訪れたメーソンさんは、特大の金色のキーと全世界のディズニーのテーマパークへの生涯有効パスを家族全員に贈られ「驚いたけど、とても幸せ」と大喜びだった。

セキやんひとこと: 1955年彼の地で開園以来約半世紀での達成だが、日本のディズニーランド&シーの入園者数は年間2500万人で、本家の米国を抜き去り今や世界一となっている。舞浜に83年オープンしてから22年間で累計入園者数も3億7000万人を超え、すべての日本人が3回ずつ訪れている勘定だ。
ウィニーによる情報流失被害の拡大
 開発者の金子氏(著作権法違反幇助罪で公判中)によると、ウィニーは「インターネット上に巨大な電子図書館を作ったようなもの」で、さまざまな資料を多くの人が共有し検索を可能にした。しかし、ウィニーのネットワークにファイルを流すフォルダを指定する部分がウイルスにより改ざんされてしまうため、本来アップロードするフォルダ以外の情報まで流れるようにされてしまうことが被害を拡げた。金子氏以外でも、ウイルス対策としてウィニーのバージョンアップに関わるとこれも幇助とみなされかねず、お手上げ状態だ。

セキやんひとこと: これだけ世間を騒がせているのだから、何か超法規的な措置が考えられても良い・・・。
<ローカルスペース>
産学連携でソフト技術者育成、全国に専門大学院
 経団連が全国の大学にソフト技術者を専門に育成する大学院の開設を呼び掛け、第一弾として筑波大学と九州大学が2007年度に開設することで合意した。両校は6月までに文部科学省に認可を申請、いずれも定員20人でスタートし徐々に枠を広げる。09年度に全国で10校程度まで増やし、年間1500人の修了生を送り出す計画だ。経団連と富士通、日立製作所などIT(情報技術)関連14社が教員の派遣やカリキュラムの作成などで共同運営し、即戦力を育て製造・サービス産業の国際競争力の底上げにつなげる。

セキやんひとこと:前号でも指摘した組み込みソフトの技術者不足に対し、産業界と大学が連携して技術者の育成に乗り出したということ。流れは出来つつあるので、あとはこれに乗り遅れないことだ。
TOHOKUものづくりコリドー
 経産省が18年度から推進する産業クラスター第U期中期計画の全国17プロジェクトの一つとして東北の「ものづくり」集積の確立を目指すもの。北上川流域地域「自動車関連等ものづくり産業クラスター」、広域仙台地域「先端産業クラスター」、山形・米沢地域「超精密ものづくり技術クラスター」、広域郡山地域「次世代医療機器等産業クラスター」の4地域が中心となり、重点7技術・産業分野を念頭において進める。

セキやんひとこと:北上川流域でも、竃k上オフィスプラザが中核事務局となり、連休明けから始動する。国の立場、それぞれの地域や自治体の立場は様々だが、何事も地球規模の今、全体最適が実現しなくては部分最適など求められないことは明らかだから、まずは小異を捨てて大同に就くことが大事だ。次に、全体の中での自らの役割認識を踏まえた実行力こそが、参画各自治体・企業の成果の分かれ目となる。

第209号(2006年5月19日)
<グローバルスペース>

W杯マスコット会社破産、「ゴレオ」人気なし −U.S.FrontLine、共同ほか−
 サッカー・ワールドカップ(W杯)の公式マスコット「ゴレオ」(GOLEO)の人形などを製造・販売するニキ社(ドイツ南部アルテンクンシュタット)は16日、ゴレオ関連製品の売上不振で経営危機に陥り裁判所に破産申請したとドイツの通信社が伝えた。ライオンの姿をしたゴレオは「セサミストリート」などで知られる米国のジム・ヘンソン社がデザインし、2004年11月にW杯のマスコットに採用された。従業員530人のニキ社はゴレオ関連商品の欧州での販売ライセンスを得たが、ドイツでは「パンツをはいていないのはいかがわしい」などの声もあり、人気が盛り上がっていない。

セキやんひとこと: イベントの盛り上がりだけで何とかなったのは、既に過去のこと。ブランドもどきに対して、全地球規模でシビアになってきたということだ。単なるすがりつきでは、いつの世でも何ともならない。
でも、ステッカー商戦は過熱気味 −NIKKEIより−
 ドイツではサッカーのワールドカップ(W杯)に出場する32チームの選手ステッカー(縦6センチ、横4センチ)の発売が4月下旬から駅の新聞スタンドなどで始まった。発行元は、トレーディングカード大手のイタリアのパニーニ(モデナ市)で、同社は1970年のメキシコ大会からW杯のステッカーを販売している。ステッカーは各国の代表選手のほか、スタジアムなどの写真で構成され、国別に予選での戦績、国旗、地図などを掲載した専用アルバムに張り付け、本番では一次リーグからのスコアを書き込める趣向も凝らしてある。

セキやんひとこと: 同じW杯関連でも、顧客満足に沿って一ひねりすれば、自ずと結果は出るということ。
<ローカルスペース>
吉野家、はなまるを子会社化・出資比率51%に −NIKKEIより−
 吉野家ディー・アンド・シーは18日、傘下の讃岐うどんチェーン最大手のはなまる(東京・中央、前田英仁社長)を子会社化すると発表した。創業者の前田社長から株式の一部を買い取り、出資比率を33.4%から51%に引き上げる。はなまるの経営への関与を強め、経営再建を進める。
 吉野家は19日付で株式を買い取る。取得金額は非公開。メニューの共同開発、共同出店など相乗効果も生み出せるとみている。吉野家は資本参加した04年6月以降、役員3人を派遣。05年には不採算店舗を31店閉鎖し、吉野家のノウハウで店舗運営なども改革してきた。

セキやんひとこと:吉野家の牛丼が窮地に陥った時に、当地でフードビジネスを展開する某社に対し牛丼の代替商材として売り込むよう示唆したことがあった。また、はなまるの前田社長は縁あってやはり当地の別のフードビジネスに興味を持って支援している。何か、目に見えない赤い糸のようなものを感じる。
盛岡ブランドロゴ、中村誠氏が監修
 盛岡市が進める盛岡ブランドのシンボルマーク・ロゴが発表された。緑や青の色調で山や川をイメージしたマーク・ロゴは、資生堂の顧問などを務めたデザイナー界の重鎮で盛岡市出身の中村誠氏が監修し、同じく日本を代表するデザイナーの杉本吉武岩手デザイナー協会会長のデザインで出来上がった。

セキやんひとこと:そのトップ・キャッチコピーは「もりおか暮らし物語」だ。日本一「住みやすい街」と評価された地域特性を軸にブランドを構築した。これからはそれをどう「活用」し、どう「管理」していくかに移る。

第210号(2006年6月2日)
<グローバルスペース>

英ボーダフォン、のれん代約5兆円償却
 報道各社によると、英ボーダフォンが過去の事業買収に関連した「のれん代」償却に踏み切り、その金額は235億ポンド(約4兆9500億円)に上るという。それにより30日に発表した06年3月期決算は、218億2100万ポンド(約4兆6000億円)の最終赤字となった。この措置は、ドイツやイタリアなど主力の欧州市場での事業の成長鈍化を受けての判断とのこと。今後は、固定回線によるブロードバンド(高速大容量)通信などを含めた複合的なサービスを始め、携帯専業経営から方向転換をする模様だ。

セキやんひとこと: 逆に日本では、ヤフーがボーダフォン買収でのれん代が発生した。企業買収に伴い、株式の時価総額が貸借対照表の資産の金額より大きくなった場合に、その見合いで「のれん代」が計上される。近年、企業買収を仕掛けている企業は、のれん代償却のタイミングにも結構神経を使うことになる。
駐イラク米軍に誤算
 先週のブッシュとブレアの会談後に予定されていたイラク駐留米軍の年内大幅削減は見送られた。これは、イラク西部アンバルで2月半ばから1カ月間で1日平均約80人のイラク人が死亡や負傷したほか、今年に入り少なくとも92人の米兵が死亡するなど治安がますます悪化していることによる。また、イタリアのトップ交替による年内2600人全員引き上げ表明や韓国軍の2000人規模の削減開始なども影響した。

セキやんひとこと: 一人相撲を始めて、周囲を巻き込んだ上に、随分以前にヴェトナムで踏んだ轍をまた踏もうとしている。ブッシュの勘違い&オモワクの代償は大きすぎる。
<ローカルスペース>
コンビニ戦略に転機か −企業診断より−
 コンビニ業界の業績を下支えしてきたのは新規出店だが、その戦略に翳りが見えた。大手5社の出店増加率が、05年第2四半期が6%台だったのが、この06年の同期では1%台と大きく下回った。同誌の分析では、その要因として景気回復をあげている。企業の求人活動が活発な上、サービス業・外食産業などとの人材獲得競争が激しくなっていて、店舗物件を確保してもオーナーが決まらないケースも続出している。

セキやんひとこと:巨人セブンイレブンの直営店比率は8%まで高まっているが、鈴木敏文CEOはこれをマイナスと捕らえず、むしろ積極的に直営店を増やし、商売の原典である店舗の商いでの収益確保に舵を切るような気がする。これこそが、本来あるべき姿だろう。商売は虚業ではなく実業だから・・・。
クールビズに背番号21番
 先日のサッカーW杯前哨戦のドイツ戦で、タックルを受けて負傷した加地亮選手の出身地である兵庫県南あわじ市で、衣替えの1日から職員が加地の背番号21のレプリカユニホームを着て執務を始めた。官公庁を中心とした多くのクールビズは、気の抜けたビールのようで、極端な場合はだらしなく見えてしようがないが、背番号21の場合は結構いけている。

セキやんひとこと:クールビズは、電気代などの光熱費の削減には寄与しているようだが、肝心の業務効率はいかがだろうか?中には、暑い暑いと業務に身が入らず、職場外で涼んでいるケースもあるのではないか、本末転倒にならないように気をつけないといけません。

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