Sekiyan's Notebook グローカルニュース

セキやんのグローカルニュース


第241号(2007年8月10日)

第242号(2007年8月24日)

第243号(2007年9月7日)

第244号(2007年9月21日)

第245号(2007年10月5日)

第241号(2007年8月10日)
<グローバルスペース>

ユニクロ、オイルマネーに屈す
 前々号で取り上げたユニクロを運営する潟tァーストリテイリングが仕掛けた米でのM&A、高級衣料専門店バーニーズ・ニューヨークの買収が不発に終わった。もともとはアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国政府系の投資会社イスティスマルの買収が決まっていたところに、ファーストリ社が割って入ったという経緯だったことから、すんなりとは行く筈もなかったが、最後はファーストリ社が断念することになった。

セキやんひとこと: オイルマネーの威力は、エコノミックアニマル国家を超えた。かつては相場もファンダメンタル(実態価値)で動いたので、ある程度の読みが出来たが、今はテクニカル(大衆心理や投機行動)で瞬間的に動くので、全くお手上げだ。これも、オイルマネーが投機マネーとして流れ込んでいるからだ。
小沢代表、アメリカにNO!
 インド洋のガソリンスタンドと揶揄されるテロ対策特別措置法は、11月1日に期限切れを迎える。この度の参議院選挙で民主党が圧勝したことから、その延長を巡って、アメリカは慌てふためいてシーファー駐日大使と民主党の小沢代表の会談をセットした。シーファー大使は、延長への協力を要請したが、「残念ながら米国を中心とした活動には参加できない」と、小沢代表は拒否した。

セキやんひとこと: 足元の合衆国議会でさえイラク開戦の根拠を批判したのに、今までの政府自民党は、前首相が郵便局民営化以外にノー天気だった足元を見透かされ、ブッシュに唯々諾々と従ってきた。当たり前のことを当たり前に口に出し実践していくこと、このことを国民は政治に対して当たり前に期待している。
<ローカルスペース>
バイオ燃料と耕作放棄地削減
 化石燃料の代換品として世界的に注目され一部の農作物の品薄傾向を助長する原因ともなっているバイオマス燃料について、岩手県では部局横断的な組織を立ち上げて生産と利活用について検討を始めた。農林、環境、商工、政策室など17人の職員で構成され10月までに具体策をまとめる。また、本県の耕作放棄地は2000年からの5年間で8%程度増えていて、地域の由々しき問題となっている。

セキやんひとこと: バイオ燃料の事業化については、採算面での課題も大きく一筋縄では行きそうもないが、ここは各部署の精鋭の英知を結集して、今後の方向性を示されることを是非期待したい。
高総体、北東北3県で共同開催
 高校生のスポーツの祭典である夏季インターハイが、2010年の沖縄大会で単独の県での開催が一巡することから、費用節減や施設利用などの観点から複数県によるブロックでの開催を進める動きがあった。今回、岩手県、青森県、秋田県が2011年の大会を共同で開催することに合意した。今後は、9月の全国高体連理事会に諮られて正式に決定される見込みだ。

セキやんひとこと: 岩手県は2016年の国体にも手を挙げる予定だが、1970年に国体開催地となった時には道路整備が大いに進んだことを覚えている。また、当時高校生だったので、仲間や同級生が結構それなりに活躍したし、多くの選手が後にプロ競輪選手になった日本大学の自転車部員を生家で泊めたことも思い出した。だが、今の大会では、かつてのように大盤振る舞いしなくても、その精神は受け継げる。

第242号(2007年8月24日)
<グローバルスペース>

サブプライムローンは他山の石?
 世界的な株安のきっかけとなったアメリカのサブプライムローン騒動は、ローンの延滞率の増加がサブプライムローンの引き受け先の経営懸念に飛び火し、さらにそれを債券として運用しているファンドにも波及した。このローンは、アメリカの低所得者層を対象にされていることや、住宅が値上がりするなどで担保余力が出るとその分さらに借り増しが出来る仕組みであることなど、綱渡り的で高リスクなシステムだ。

セキやんひとこと: その仕組み上、住宅価格が上昇したり賃金が増えていくという局面ではリスクは顕在化しないが、住宅価格が下がったり賃金が減ると、大騒ぎになる。これは、米国ばかりではなく万国共通だ。あなたも、抱えているローン残高は一向に減る実感がない割に、住宅資産は目減りしていませんか?
上海株、初の5000台乗せ -日経より-
 4日続伸した上海株式相場は最高値を更新して、上海総合指数は前日比1.05%高の5032.494となり初めて5000台に乗せた。中でも、不動産株や食品など中小型株の上げが目立った。市場には利上げ発表後の悪材料出尽くし感が広がっている一方、最近の急ピッチな上昇で中国株バブル形成への警戒感も再び意識され、一段の上値追いの動きを抑えた。

セキやんひとこと: 物事には適度というものがあり、一旦は極端に振れたとしても、世の真理として必ず揺り戻しが来る。今の中国には、世界最大の人口があり、さらにはオリンピックや万博の需要がある。もともと株は、基本的に投機の対象なのだから、最後は義理もへったくれもない。
<ローカルスペース>
青森ファンド、始動
 フューチャーベンチャーキャピタルは、青森県などが6月に設立した「あおもりクリエイトファンド」を運営しているが、このほど第1号の投資案件として、弘前市の医療機器開発のクラーロ、六ケ所村に工場を持つ白色有機EL製造の東北デバイス、盛岡市に本社を置き八戸市に店舗を持つリサイクル店のヘイプの3案件に、トータルで約2億6千万円の投資を行った。

セキやんひとこと: フューチャーベンチャーキャピタルの執行役員である小川淳東北投資部長の指揮の下、岩手県で02年4月と06年2月に2つのファンドを設立、山形県でも05年7月に、さらに今回の青森県は07年6月にキックオフし、地域に目線を据えながら着々とその実績を積み重ねている。
農業研究センターの大豆湿害防止技術
 岩手県農業研究センターは、転作田での作付けが拡大している大豆の収量をあげるための栽培技術を開発した。05年度から取り組んでいるもので、実証実験結果では従来法の約3割増の収量であると今年6月に発表されている。ポイントは、水はけを促進させる小さな畝をつくるのに、代掻き用ローターのわずかな改良で対応できることから、今後は県内ばかりでなく他県にもPRしようと関係者は意気込んでいる。

セキやんひとこと: 梅雨時に大雨で出来た水溜りに邪魔されて、蒔いた種が芽を出さないというトラブルが付き物だったというが、この方法だと作業効率を下げずに、水はけのよい畝の上に種が蒔けるので湿害防止となる。現場での努力と工夫の積み重ねが、とても眩しい。

第243号(2007年9月7日)
<グローバルスペース>

債権パッケージ化の隘路
 サブプライムローンの信用不安に端を発した今回の騒動は、複数の債権をパッケージで売買されることが大きな原因となった。かつての単純な融資の場合は、内容が財務諸表に明記されるので、債権の善し悪しも分り易かったが、パッケージの場合には全く趣が異なり、ほとんど中身を的確に把握することは不可能に近い。だから、一旦市場の不信感に火が付くと、あらゆるところに火種が隠れているかに思えてきて市場が疑心暗鬼になる。その結果、買い手が一斉にババ抜きゲームから手を引き、負の連鎖に陥る。

セキやんひとこと: 相場の本質は、美人コンテストだから、美人かどうかで値が決まるのではなく、美人だと皆が思うかどうかで値が決まる。実体経済や日々の暮らしや政治では、そんなことは願い下げた。
小売業は、ドメスティックビジネス
 ここ数年の日本国内では、小売業の世界的な巨人カルフールが撤退し、世界一のウォルマートも苦戦している。当時、黒船到来とあおり立てたマスコミに対して、その脅威論に真っ向から反論したのが、セブン&アイ・ホールディングス総帥の鈴木敏文氏だ。そして、本国アメリカにおけるウォルマートの不振も中央集権的な管理体制にあり、現場の自由度を上げたケースではおおむね上手くいっているのは皮肉だ。

セキやんひとこと: 鈴木氏は一貫して、個々の店の市場与件を無視した画一的・一方的な商品の送り込みを否定し、小売業はヒューマンビジネスでシステム産業ではないとも主張する。徹底した個店対応をはかることで、その市場が求める商いは残ると言う。地方の個人商店も、その原則は同じで、例外はない。
<ローカルスペース>
2016年岩手国体が内々定 −盛岡タイムスより−
 第71回国体の岩手開催が5日、日本体育協会理事会で内々定した。岩手県では1970年に次いで2巡目となり、2016年9月中旬から10月中旬の間に11日間以内で陸上をはじめ正式競技37競技などを実施され、約2万2千人の参加が見込まれている。今後の予定として、内定は11年に日本体育協会と文科省に開催申請書を提出してからとなり、13年に開催決定書が交付されて決定となる。

セキやんひとこと: 前々号の本ニュースで、2011年のインターハイを、岩手県、青森県、秋田県が共同開催となることを決定したことをお知らせしたが、それも今月中には全国高体連理事会で正式に決定される見込みだ。スポーツの祭典の誘致を契機に、息の長いスポーツ振興を図りたい。
マレーシアで初の県産品展 −岩手日報より−
 岩手県は11月、マレーシアで初めて県産品を販売するフェアを開催する。日本からの輸出がほとんどない同国で米やリンゴなどの農林水産物や加工品をPRし、新たな市場開拓を図る。達増知事のトップセールスも予定されている。県は中国や台湾などへの農林水産物輸出に力を入れるほか、タイでもフェアを開くなど東南アジアへの攻勢を強める。フェアは、盛岡市に本社を置くイオンスーパーセンター(岡崎双一社長)が県に企画・提案。以前イオンマレーシアの社長を務めていた岡崎社長とのつながりで実施するもの。

セキやんひとこと: 地方に進出した大手量販店と地元商材のコラボレーションによりインターナショナルで勝負する。こうした連携が進んで、双方の存在を活かしあえることは大歓迎だ。

第244号(2007年9月21日)
<グローバルスペース>

米デル、モスクワにパソコン販売店 −NIKKEIより−
 パソコン大手の米デルは、来月モスクワのショッピングセンター内に自社製品を専門に扱う販売店を開設する。個人客のほか、中小企業の利用も見込んでパソコンやサーバー、プリンターなどを扱い、店頭で販売員が接客する。モスクワには他社製パソコンとともにデル製品を販売する小売店はあるが、デル専門店は初めて。同社はインターネットや電話で受注する直販方式で急成長したが、最近販売不振に陥っている。その巻き返しのため店頭販売を強化しており、拡大が見込めるロシア市場でも攻勢をかける。既に競争力強化のため直販「デルモデル」を修正、小売り大手と組んで米国や日本でも店頭販売に乗り出している。

セキやんひとこと: 直販のビジネスモデルの開拓者であるマイケル・デル最高経営責任者(CEO)も、個人需要取り込みの出遅れをどう巻き返すのか、その手腕が問われる。しばらくの展開は興味深い。
北京大系の投資ファンド、日本に進出 −NIKKEIより−
 北京大学が全額出資する企業グループ、北京大学青鳥集団は日本で中国の未公開株式(プライベートエクイティ)に投資するファンドを設立した。今後5年間で3000億円を日本の機関投資家や事業会社から募る方針。中国の未公開株投資ファンドでは国内最大となる。中国の経済成長に期待する日本の投資家の運用ニーズは高いと判断した。中国本土系投資ファンドの日本進出は珍しい。青鳥集団は8月末、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント元社長の山崎養世氏らと共同で、ファンドを運用する亜細亜共同投資を東京都内に設立した。すでに国内の機関投資家などから120億円の資金を集めた。

セキやんひとこと: いよいよ本格的に日本マネーが徒党を組んで、中国企業への投資に向かって動き出すようだ。中国だろうがインドだろうが、投資行為のリスクは付きまとうから、ますます目利き力が問われる。
<ローカルスペース>
10月から一関市が旅券申請・交付事務 −岩手日日より−
 県からの権限移譲に伴い、一関市は10月1日から旅券(パスポート)の申請、交付事務を行う。同市に住民登録している人は、市役所本庁と千厩支所で手続きができる。現在、市民がパスポートを申請するためには、県南広域振興局一関総合支局や同支局千厩行政センターなど県の窓口で手続きを行い、申請必要書類の戸籍抄本の発行は市役所本庁や支所の窓口で受けるため、2カ所を訪れなければならなかったが、同事務を行うことで、同市に住民登録している人は市役所本庁と千厩支所で、それぞれ戸籍抄本の発行と申請手続きができるため、基本的に一カ所で用件が済む。

セキやんひとこと: 昨年10月、岡山県でこの事務が市町村に全面移管されている。住民には便利だが、小規模自治体の中には、業務量が増えて悲鳴を上げている向きもあるようだ。住民本意、忘るべからず!
好調な栃乃花
 2場所連続で負け越していた栃乃花(旧山形村出身)は、今場所前半の4連勝が効いて、好調だ。長く幕内を維持した後、十両に転落した先場所も負け越して西4枚目に後退し、再入幕への正念場だ。

セキやんひとこと: 12日目は敗れて、7勝5敗となった。このところ、もう一歩の踏ん張りがきかなくなっているようなので、そこを克服して欲しい。あと3日連勝すれば、かえり入幕は確実だ。頑張れ栃乃花!!

第245号(2007年10月5日)
<グローバルスペース>

ユニクロ、09年にパリに旗艦店 −NIKKEIより−
 ファーストリテイリングは、2009年にパリ中心部に「ユニクロ」の旗艦店を出店する方針を明らかにした。フランスでの第1号となる小型店は12月上旬にパリ西郊にある副都心ラ・デファンスの大型ショッピングモールに開き、売れ筋商品や消費者の志向を情報収集する。その旗艦店は床面積3300平方メートル程度の大型店となる。柳井正会長兼社長はかねて08年中の出店に意欲を示していた。松下正取締役(欧州事業担当)は、「パリ中心部での不動産の賃貸契約は基本合意したが、営業許認可の手続きや建物の改修工事などに時間がかかる」と説明した。海外での旗艦店はニューヨーク、ロンドンに次ぐ3番目となる。

セキやんひとこと: 本ニュース241号でも取り上げた通り、アメリカの名門バーニーズ・ニューヨークの買収はオイルマネーに邪魔されたが、当面はヨーロッパにおけるユニクロの展開が楽しみだ。
EU、郵便完全自由化を2年延期 −NIKKEIより−
 欧州連合(EU)は2009年の予定だった郵便事業の完全自由化を断念し、実施時期を11年に延期する方針を決めた。中小国などではさらに13年まで市場開放を見送る。EUは電力や鉄道などで企業の相互参入を進めているが、配送サービスの問題などが絡んだ郵便事業では加盟国や労働者の反対に押し切られた。重量が50グラム未満のはがきや封書についてはEU各国の事業者による独占的な取扱規定が10年末まで維持される。配送地域に島しょ部を多く抱えるギリシャや中・東欧諸国など11カ国では完全自由化は4年間の延期となる。自由化の大幅な遅れは日本での新規参入論議にも影響を及ぼすとみられる。

セキやんひとこと: 日本ではKOIZUMI私怨で民営化が始まったが、早くも矛盾が露呈している。ただ、この期に及んで「凍結」を言い出している国民新党も、いかがなものか?落ち着いて本質での議論が必要だ。
<ローカルスペース>
オラホの青年?秋田で奮闘 −岩手日報より−
 秋田わかすぎ国体の軟式野球成年(40歳以上)決勝で、本県のオール岩手は延長14回、1―2で山口にサヨナラ負けを喫し、惜しくも優勝を逃した。選手(捕手)兼監督の上平勉さん(49)を中心に、成年としては最後の国体に挑んだ同チーム。野球の魅力にとりつかれた選手たちは、完全燃焼してグラウンドをあとにした。1点を争う好ゲームで、両チームとも勝ち越し点をなかなか奪えない。延長に突入しても続く熱闘。「両チームに勝たせてあげたい」。そんな思いが球場を包み込んだ。表彰式では、熱戦に魅せられた観客から温かい拍手が両チームに送られた。

セキやんひとこと: 県勢ではカヌー界のホープで大学1年生の水本選手がカヤックシングルで二冠を果たすなど、それぞれ頑張った。年齢問わず、スポーツに打ち込む姿から生まれる感動には、心が洗われる。
何とか、栃乃花
 中盤戦までは優勝争い二番手だった栃乃花だったが、千秋楽に何とか勝ち越すことができて、一安心だ。しかし、これでは来場所の帰り入幕はお預けとなりそうだ。来場所こそ、文句なく再入幕を果たされたい。

セキやんひとこと: 相撲界でのシゴキや事故が次々に暴露されている。そんな中で、貴公子然とした栃乃花には、相撲に対して真っ当に取り組もうとする姿勢が感じられる。だから、是非頑張ってほしい。

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