Sekiyan's Notebook グローカルニュース

セキやんのグローカルニュース


第246号(2007年10月19日)

第247号(2007年11月2日)

第248号(2007年11月16日)

第249号(2007年11月30日)

第250号(2007年12月14日)

第246号(2007年10月19日)
<グローバルスペース>

200ドル台、いや100ドル?パソコン
 パソコン業界では、台湾メーカーに続き米インテル社も200ドル台のパソコンを販売開始するなどますます低価格化が進んでいるが、もともと低価格のパソコン開発に関しては、かねてからマサチューセッツ工科大のニコラス・ネグロポンテ教授が中心になり途上国の教育現場向けに100ドル程度のパソコンを普及させようという計画が進められていた。MPUメーカーの一方の雄であるAMD社は当初から参画していたが、今年に入って宿命のライバルであるインテルがそのプロジェクトに参加するなど、その動きは急だ。

セキやんひとこと: パソコン高性能化の意味を改めて考えると、肥大化したOSや無用なソフトのためではないかという素朴な疑問が湧いてくる。パソコンは、もともと単なる道具なので、単純にサクサク動けば、それで良い筈だが?いつの間にか重くなってしまった自分のパソコンを前に、つくづくそう感じてしまう。
任天堂の時価総額、10兆円突破 −ITmedia Newsより−
 15日の東京株式市場で、任天堂が上場来高値を更新。終値で前週末比3600円高(+5.32%)の7万1300円となり、時価総額は10兆1000億円と初めて10兆円を超えた。時価総額ランキングでは、トヨタ自動車(23兆2800億円)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(12兆2400億円)に次ぐ3位。14位のソニー(5兆5600億円)に倍近く差を付けた。

セキやんひとこと: 一人当たり年間経常利益額は経営内容を表す指標の一つだが、随分前から任天堂は、桁違いだった。ちなみに直近決算で世界のトヨタのそれが2299万円と流石だが、任天堂のそれはさらに8倍強の1億8774万円にも達しており、とても従業員一人当たりの経常利益額とは思えない。
<ローカルスペース>
盛岡圏8市町村の地域産業活性化基本計画、スタート −盛岡タイムスより−
 盛岡広域地域産業活性化協議会は8月28日に設立された。盛岡市など盛岡地方振興局管内8市町村と岩手大、県立大、盛岡工業クラブなど21団体が参加、基本計画を策定し、9月上旬に国へ提出した。  計画では集積指定業種にソフトウエア業、情報処理・提供サービス業など情報サービス業を指定し管内34箇所の重点区域を定め、開始から5年以内の新規企業立地数など目標を設定することになっている。国から計画の同意を受けることで、企業立地推進行政と進出した事業所に支援措置が図られる。

セキやんひとこと: 産業振興の切り口として異存なしだ。今後は、掲げた成果目標(指定業種による付加価値額928億円(現状813億円)、製造品出荷額1854億円(同1678億円)、新規立地件数50件(内訳は情報サービス業35件、関連製造業15件)、新規雇用創出人数2250人)の達成に、まず注力だ。
赤べこ野球軍団、逆境を吹っ飛ばせ
 矢巾町に本拠地を置き今年の都市対抗野球にも出場した岩手21赤べこ野球軍団は、支援企業の不祥事やずさんな事務処理問題などから現体制での継続を断念し、新たに町民球団として生まれ変わることになった。一旦休部して、町民主導の事務局で体制を構築しなおして再起を期すようだ。

セキやんひとこと: 県勢20年ぶりの都市対抗出場という実績に誇りを持ち、何とか踏ん張って球団運営を続けて欲しい。それが、これから上を目指しているプレーヤーみんなの願い、そして地域の願いでもある。

第247号(2007年11月2日)
<グローバルスペース>

米シティ、東証に上場
 米シティグループの動きは急で、日本の持ち株会社(シティグループ・ジャパン・ホールディングス)の傘下に日興コーディアルグループを収め、日本国内に支店を持っている外国銀行として初めて日本の銀行免許を取得して7月に現地法人化して営業を開始するなど、個人顧客を中心とした戦略を強めている。今回の東証一部への上場もその一環とみられる。

セキやんひとこと: 一方、東証そのものの魅力という点では、少し割引が必要かもしれない。外国企業の上場はピークだった1991年の127社に比べ、現在では25社と激減している。今月もドイツのフォルクスワーゲン社が、取引高が少ない割りに上場費用がかかり過ぎるということで上場廃止の申請を決めた。
イオン銀行開業
 イオン銀行は、約1ヶ月前から受け付けていた口座開設に続いて29日に都内のジャスコ品川シーサイドと千葉県のイオン津田沼ショッピングセンターに有人店舗を開設した。特徴とされる午後9時まで年中無休営業ということについて、岡田社長は「営業時間については小売業やサービス業から見れば当たり前のことだが、金融業ではそれ自体が優位性になり得る。これも今回参入した大きな理由だ」と述べている。

セキやんひとこと: 金融という業種で、イオンの感覚では当たり前の事をやっていくのだから、基本的に無理はない。今まで、のべつ幕なしに展開した他店舗展開ビジネスモデルより余程ポイントを捕らえている。
<ローカルスペース>
盛岡農高、日本学校農業クラブ全国大会2部門で最優秀賞 −岩手日報より−
 盛岡農高は、広島県で開かれた第58回日本学校農業クラブ全国大会の研究活動の2区分で、最優秀賞に輝いた。パン研究班が農林水産大臣賞、動物研究班が文部科学大臣賞を受賞した。研究活動3区分のうち2区分を制したのは東北の高校で初めて。パン研究班は昨年、ヤマブドウ生産者らから要請を受け研究を開始。酵母を活用したフランスパンの開発に成功し、商品化されることを発表。動物研究班は「カブトムシ募金」でのケニアの孤児院への支援、環境省が準絶滅危惧(きぐ)種に分類する昆虫繁殖で京都大、北欧の研究者と連携した活動を披露した。同大会は、全国の農業科のある高校341校、約2000人が参加。研究活動の1区分には全国9ブロックの代表校が出場した。

セキやんひとこと: 地味だが、若い力の快挙は見事だ。あっぱれ!あっぱれ!
盛岡商高、林選手J1浦和入り -岩手日報より-
 盛岡商業高サッカー部のMF林勇介は、J1の浦和レッドダイヤモンズと入団契約を締結した。林選手は盛岡市の厨川中出身で、身長168センチと小柄な体格ながら、豊富な運動量と抜群のゴールセンスを持ち、ことし1月の全国高校選手権で県勢初優勝に貢献し、大会優秀選手にも選出された。4月に行われたドイツのデュッセルドルフ国際ユース大会では日本高校選抜入りしたほか、8月に仙台市で開かれた仙台カップ国際ユース(U―18)大会では東北代表として全3試合に出場。先発出場した強豪ブラジル戦では、CKなどで2点に絡む活躍で、3―2の逆転勝ちをもたらした。

セキやんひとこと: 飄々としたプレースタイルにも、抜群の集中力を感じる。あの小笠原を超えられるか?

第248号(2007年11月16日)
<グローバルスペース>

揺れる航空業界、ワールドワイド
 米国の航空業界第3位のデルタ航空は、大株主のヘッジファンドからの圧力で買収先探しに着手し、その候補先もシェア下位の企業の買収では効果が薄いと指摘され、第2位のユナイテッド航空の持ち株会社であるUALを有力先としている。一方、国内でも日本航空が再建を進めるためのリストラ策として売却予定のJALカードの入札に、大手金融機関や三菱商事や大手商社が一斉に名乗りを上げている。

セキやんひとこと: かつては花形産業で「公家の戦略」で間に合っていた航空業界も今や修羅場と化している。かねがね業界自体、コスト意識の希薄が指摘されていたところに、原油高などの外部コスト増大がさらに厳しさに輪を掛けている。おごる?平家は久しからず、というところか。
技術系ベンチャー市場で初値
 ジャスダックが開設した新市場NEOは、高レベルの技術力審査をした上で将来性を判断して上場を承認するという特徴を有する。その第1号銘柄「ユビキタス」は、13日の初日には買い注文が殺到して取引成立しなかったが、上場2日目に40万円の初値が付き、この瞬間の時価総額は334億円となった。

セキやんひとこと: ユビキタス社の初値は、公募売り出し価格の4倍となり、滑り出しは上々だ。NEOの評価基準があいまいだという一部の厳しい見方は、ユビキタス社に関しては杞憂となったようだ。
<ローカルスペース>
あの沢内村が厚生労働白書に抗議へ −岩手日報ほか−
 合併し旧沢内村を抱える西和賀町議会(佐々木正裕議長)は全員協議会を開き、厚生労働白書記述の「沢内外し」に対して、舛添要一厚生労働相あてに抗議文を提出することを決めた。旧沢内村は1960(昭和35)年に老人医療費を無料化した。ところが厚労白書の記述では「−1969(昭和44)年に東京都と秋田県が老人医療費の無料化に踏み切ったことを契機に−」と記述されている。抗議文案では「町として看過できず町民の誇りや希望を無視した記述である」と訂正を求めている。

セキやんひとこと: 全国的にも「沢内村の奇跡」として語られているが、厚生労働省は「あくまでも都道府県レベルでの記述」と言い訳するが、その都道府県にさきがけて実施した「おらが村」としての不満は当然だ。
紫波町が市民参加条例提案へ −盛岡タイムスより−
 紫波町は12月議会に向け、紫波町市民参加条例案をまとめた。藤原孝町長が唱える町民、企業、行政の三位一体による協働の町づくりの根幹となる。町議会の12月定例会に提案される見通しで、可決されれば東北では初めてになる。「紫波町に参加条例をつくろう委員会」が5月に提出した案をたたき台として内部で検討、5カ月間かけて案をまとめた。条例案は前文と18条の条文で構成される。前文で「市民は、住みよい町とは何かを考え、責任を持って、自主的かつ主体的にまちづくりにかかわっていく必要がある。お互いの信頼関係を築き、役割を明らかにしながら参加と協働を推進し、個性的で魅力的な地域社会を実現するため、この条例を制定する」と、目的に町民の責務を明記した。

セキやんひとこと: 準備段階では議会軽視という否定意見もあり、決して順風満帆ではなかったようだ。導入については、これから議論を経て決められることになるが、首長の決断は大いに評価して良いだろう。

第249号(2007年11月30日)
<グローバルスペース>

三菱重工、大型客船受注再開へ −企業診断より−
 2002年に長崎操船所で建造中の大型客船「ダイヤモンド・プリンセス」で火災を起こした三菱重工は、04年の同船の引き渡し以降、客船の新規受注を停止していた。しかし、欧米の旺盛なクルーズ需要を背景に米国のクルーズ大手から受注の打診が入るなど、客室が1000室を超す大型客船で受注の検討を開始しており、受注額は1000億円前後になる見通しだ。

セキやんひとこと: 自粛期間中は欧州勢に独占を許していただけに、満を持しての再登場となるか?
マレーシアでの岩手県産品フェアに手応え −岩手日報より−
 達増岩手県知事は29日の定例記者会見で、今月中旬にマレーシアで展開した県産品フェアのトップセールスについて「売れ行きも好調で、アジア向け輸出に大きな手応えを感じた。将来は常設の岩手コーナーを目指したい」と販路拡大に意欲を示した。県産米5トンやリンゴなど農産品のほか、冷凍ホタテなどの水産品、加工品などを販売した。同フェアは、岩手に進出したショッピングセンター関係者の縁から同国内のイオンマレーシア全18店舗で実施され、日本食ブームや健康志向を追い風に売り上げは好調だった。

セキやんひとこと: 地方進出のSCの縁で、海外の現地農業局長から話があったという常設コーナーの実現につながり、地場産品とのWIN−WIN関係が実現すれば、新たな連携モデルの創出となる。
<ローカルスペース>
産業即戦力の育成順調 黒沢尻工高の専攻科 −岩手日報より−
 ものづくり人材の育成を掲げて今年4月に開校した北上市村崎野の黒沢尻工高の専攻科課程は着々と成果を挙げている。学生が来年2月の技能五輪全国大会出場や県技能競技大会の普通旋盤作業で上位を独占するなど関係者も注目。実習を重視し、企業のニーズに沿ったカリキュラムを組むことで、本県製造業を担う即戦力として期待が高まっている。専攻科は年間39単位を学び、数学や物理といった基礎科目に加え、企業の要望で取り入れた3次元CAD講座など実践的科目も並ぶ。専攻科学生は地元企業への就職が目標で、就職後に企業とのミスマッチが生じないよう、企業研修にも力を入れている。

セキやんひとこと: 指導教官も「企業の要望に応えられるレベルの人材が育った。ものづくりの現場を管理するスペシャリストになってもらいたい」と期待する。目標の明確化が成果に結びつく先例となって欲しい。
八幡平スキー場の営業に、1万人超の署名 −盛岡タイムスより−
 今シーズン休止予定の八幡平スキー場の営業を求めて、八幡平市大更の雪山ガイド金本大樹さんがインターネットで署名を呼びかけたところ、5日から12日までのわずか8日間で全国47都道府県のスキーヤーやスノーボーダーから1万2682人の署名が集まった。金本さんが「きれいな景色のある八幡平スキー場は宝」と訴えたところ、県内から3371人、1万人近くは他の都道府県だった。締め切った後も続々と署名が届いており、金本さんは「スキー場だけでなく樹氷も愛されている。いろんな人に八幡平を見てもらいたい、みんな滑りたいという思いだけで書いたのではない」と思いを語っていた。

セキやんひとこと: 全国的にスキー場経営への逆風が吹いている中、顧客であるファンの力が頼りだ。実際の営業につながるよう、ファンも関係者も一体となった努力が実を結ぶことを期待したい。

第250号(2007年12月14日)
<グローバルスペース>

プーチンの意図
 ロシアのプーチン大統領は、来年3月の次期大統領候補に、第一副首相であるメドベージェフ氏を指名した。そして翌日、今度は後継指名を受けた当のメドベージェフ氏が出馬表明とあわせてプーチン氏への首相就任要請を言明した。プーチン首相が実現するかどうかは、今後の展開次第だが、その可能性が高いと見られている。8年間大統領という最高権力の座に居た者が、引き続き傀儡(カイライ)大統領の下で首相として実質的な院政を引くことへの懸念も根強いようだ。

セキやんひとこと: かの大統領は8年間で、ロシアを確固としたエネルギー大国に位置づけ、ロシア国民に自信や誇りを取り戻させた貢献は大だ。しかし、だからと言って「権力への固執」はいただけない。
米農務省、穀物期末在庫下方修正 −NIKKEIより−
 11日に米農務省が発表した12月の穀物需給によると、米国産大豆の推定期末(08年8月末)在庫量を前月比2500万ブッシェル減の1億8500万ブッシェルに大幅下方修正した。中国向けなど輸出が拡大すると見込んだ。在庫量を総需要で割った期末在庫率は6.2%と適正水準とされる10〜15%を大きく下回る。トウモロコシも過去最高の輸出を見込み、推定期末(同)在庫量を同1億ブッシェル減に下方修正、小麦の推定期末(08年5月末)在庫量も同3200万ブッシェル減の2億8000万ブッシェルと60年ぶりの低水準。

セキやんひとこと: ブッシェルは容量を表す単位で、1ブッシェルを重量換算すると、大豆は27.2kg、トウモロコシは25.4kgとなる。中印の人口増やバイオエタノール需要で益々穀類に逼迫間が漂う。
<ローカルスペース>
岩手の農業産出額にも変化
 5日に東北農政局岩手農政事務所から発表された06年の岩手県農業産出額によると、例年首位を定位置としていた「米」が前年比7.1%減の639億円となり、大冷害だった93年以来13年ぶりに2位に陥落した。入れ替わって1位となったのは、前年比3.1%増で660億円となった「鶏(鶏卵とブロイラー)」だった。岩手県全体の農業産出額は、前年比0.1%増の2544億円だから、鶏と米がそれぞれ4分の1を占める。3位の野菜は267億円で、これらには大きく水をあけられている。

セキやんひとこと: 米の産出額が7%も減ったにもかかわらず、全体の産出額がわずかながら増えたことの意味は大きい。農業経営でも、着々と体質改善が進んでいる兆候ととらえたい。
いわてスーパーキッズ1期生に78人
 一次選考として、県内の小学校5、6年生約2万5千人を対象に、新体力テストでAまたはB判定だった児童が二次選考に進んだ。二次選考では、参加児童1114人が、立ち幅とびや垂直とびなど5種目で記録測定。さらに、最終の三次選考には218人が挑戦し、ジグザグ走、立ち三段跳び、4方向ステップの3種目と保護者を交えた面談が行われ、最終的に5、6年生とも男子19人、女子20人ずつが選考された。今後は、小学卒業まで月1〜2回程度の「スペシャルスクール」など、トップアスリートを目指した活動が実施される。

セキやんひとこと: ちなみに新体力テストの種目を調べると、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、50m走、立ち幅とび、ソフトボール投げ、20mシャトルラン(往復持久走)の8つ。さて、思い出せますか?

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