第311号(2010年4月16日)
<グローバルスペース>
中国GDP11.9%増、2期連続で2けた成長 ―日経電子版より―
中国国家統計局は15日、今年1〜3月期の国内総生産(GDP)が実質で前年同期に比べ11.9%増えたと発表した。2四半期連続の2けた成長で、伸び率は09年10〜12月期の10.7%から大幅に拡大した。大規模な公共投資と金融緩和の効果で生産の拡大が続き、世界経済けん引役の中国経済の回復が一段と鮮明になったが、成長率が年間目標を大きく上回り、一部では景気過熱を懸念する声も出始めている。
世界の霊長類、半減の恐れ ―企業診断より―
セキやんひとこと: このところの中国の存在感は抜群だ。核サミットでも、正式な首脳会談なしの鳩山首相を尻目に、胡主席は1時間半もオバマ米大統領と会談した。外交力学は、冷徹かつ過敏なもの?
スイスに本部を置く国際自然保護連合(IUCN)等の保護団体が発表した「危機に瀕する霊長類トップ25 2008−2010年版」によると、世界に生息する634種類の霊長類の半数近くが絶滅の危機に瀕しており、特にキツネザル、サル、ゴリラなど25種は絶滅寸前だという。「25種の生存個体をすべて集めても、サッカー競技場1つに収まる程度」と状況が急激に悪化したのは、熱帯雨林伐採や食糧としての狩猟、ペットとしての違法取引などで、各国政府には積極的な保全活動が求められている。
セキやんひとこと: ところで、霊長類の一員であるヒトは大丈夫?ヒトだけ特別なわけではないだろう。
<ローカルスペース>
川村けん引、栃木が日本リーグでプロチーム初V ―岩手日報より―
バスケットボール男子の日本リーグ・プレーオフ決勝で、加入2季目のリンク栃木(レギュラーリーグ2位)が、3連覇を狙ったアイシン(同1位)を延長の末に71−63で破り、3連勝で初優勝を果たした。プロチームが日本リーグを制するのは史上初。試合終了まで残り6秒、3点を追う栃木は川村卓也(盛岡南高出)にボールを託した。「自分にボールが来るのは分かっていた。ここで決めれば必ず勝てると思った」というエースは中央に切れ込み、マークを振り切って難しい体勢から3点シュートを放った。一瞬の沈黙。終了のブザーと同時に、きれいな放物線を描いたボールがネットを揺らした。巻き起こる大歓声。結局、川村は両チーム最多の27得点をマークし、優勝の瞬間、コートの上で何度も跳びはね、仲間と抱き合い、大声で叫んだ。「バスケットボール人生で初めての日本一。本当にうれしい」。その喜びを体中で表現した。
はちみつ特産販売へ、盛岡でミツバチプロジェクト ―岩手日報より―
セキやんひとこと: 川村選手の抜群の運動能力には常々感心させられている。県人としても、痛快だ。
盛岡市の養蜂家・藤原誠太さんが指導する東京・銀座など全国20カ所以上で行われている「ミツバチプロジェクト」が、今月から盛岡市中心部でも始まる。ビルの屋上でミツバチを飼い、採取したはちみつを特産品として販売する。県内では初めての試みで、自然との共生を考えながら地域活性化を目指す。銀座のはちみつは菓子に活用されるなど新たなブランドとして人気があり、本県でも広がりが期待できそうだ。みつは同市内丸の岩手公園など半径3キロ程度でトチノキ、アカシア、クローバーなどから採れるという。
セキやんひとこと: 巣箱の量産化を黒子としてサポートした行政マンFさんも喜んでいることだろう。
第312号(2010年4月30日)
<グローバルスペース>
川崎重工、NY地下鉄から80億円受注 ―日経電子版より―
川崎重工業は、米ニューヨーク市交通局向けに地下鉄車両などの発注内示を受け、近く正式契約する。受注額は約8700万ドル(約80億円)。新型車両23両の製造と、既存車両10両の制御機器を更新するもので、2011〜12年に順次納入する。新型車両の名称は「R188」。海外で主流となりつつある無線式列車制御システムを搭載する。今回の発注内示には新車123両、機器更新350両の追加発注の付随条項があり、すべての発注が実現すれば受注総額は約4億7100万ドル(約440億円)となる。川崎重工は米国に2工場を構え、地下鉄車両の納入実績が豊富。ニューヨーク市交通局の車両では最大シェアを持つ。
米ベンチャー企業の上場やM&Aが回復基調 ―企業診断より―
セキやんひとこと: もっぱら日本の国内で使われていた技術を海外に展開するパターンは、戦略的にもっと奨励されるべきだ。それにより、日本自身も他の国々もお互いに希望がもたらされるのだから。
全米ベンチャーキャピタル協会によると、2010年1−3月期の上場については、09年10−12月期の4社から9社へ、調達金額は349百万ドルから936百万ドルへと、それぞれ倍以上に増加した。M&Aは73社から111社へ増加し、1975年の統計開始以来の記録となった。ただ、今後リーマンショック以前の状態に回復できるかどうかの見通しについては、まだ不透明だ。
セキやんひとこと: 国内の対象企業でも、地に足をつけた経営が目につき、その姿勢には共感できる。
<ローカルスペース>
一番湯求めどっと 一関・須川高原温泉 ―岩手日日より―
一関市厳美町の須川高原温泉は28日、今季の営業を開始した。悪天候の中、待ちかねた団体客や湯治客らが続々と訪れ初日から活気を見せた。5月30日の国道342号真湯−同温泉間の再開通を控え、新入社員もデビュー。岩手・宮城内陸地震からの「完全復興」へ、社員も決意新たにスタートを切った。2008年6月14日に発生した地震で同温泉も大きな被害を受け、温泉に通じる国道342号が寸断。入浴客も秋田回りを余儀なくされ、風評被害や経済不況なども重なって同年と09年は客足が落ち込んだ。一方、昨年10月には大浴場の全面建て替え工事が完了し、リニューアルオープン。今春新たに高卒の19人を採用するなど、真湯−須川間再開通後の観光客増加を見据えた態勢を整えてきた。
岩手県、プーアル市と友好協定 互いに特産品をPR ―岩手日報より―
セキやんひとこと: 復活した温泉が、新入社員が希望を持って働ける場であり続けることを願いたい。
訪中している達増知事は28日午後、上海万博に共同出展する雲南省プーアル市を訪れ、プーアル茶産地と南部鉄瓶産地が互いに特産品を紹介、宣伝する友好協定を李小平市長と締結した。同市の代表団は5月に来県し、鉄瓶産地などを視察する予定。締結式は現地時間午後7時すぎに同市のホテルで行われ、達増知事、李市長が協定書を取り交わした。協定は経済、文化などの分野で交流を進めるほか、プーアル茶と南部鉄瓶を互いに普及宣伝する内容。交流事業や代表団の派遣も行い、両地域の発展を目指す。
セキやんひとこと: なぜベストマッチかについての地道な周知活動が、今後友好が続く鍵となるのでは?
第313号(2010年5月14日)
<グローバルスペース>
中国不動産価格、最大の伸び率 ―日経電子版より―
中国国家統計局が発表した4月の主要70都市の不動産販売価格は前年同月比12.8%上昇した。伸び率は3月の11.7%を上回り、現行の調査形式になった2005年7月以降の最大を更新した。ただ、住宅バブルを警戒する中国政府は4月中旬に新たな住宅ローン規制を導入。また、上海市も実質的な固定資産税を設けるなど地方政府にも同調の動きがあるなどから、買い控えが広がり販売面積は3月より減少した。
W杯代表の鹿島・内田、ドイツ・シャルケ移籍へ ―日経電子版より―
セキやんひとこと: 歴史は繰り返すというが、ここで中国バブルが弾けたら世界経済はエライことになる。
サッカー・ワールドカップ南アフリカ大会の日本代表に選ばれた鹿島のDF内田篤人と、ドイツ1部リーグ・シャルケとの移籍交渉が大詰めを迎えていることがわかった。関係者によると、シャルケから4月、複数年契約を7月から結ぶ獲得オファーが届いた。鹿島と内田の契約に関しては、6月に開幕するW杯南ア大会まではクラブに移籍を拒否する権利があったが、W杯後は内田本人の意向が優先される条項が盛り込まれている。内田は静岡・清水東高から06年に鹿島に入団し、1年目でレギュラーを獲得したサイドバック。08年1月、岡田監督のもと、代表デビューを果たし、通算31試合に出場。シャルケは今季リーグ2位の強豪。
セキやんひとこと: 少し気は早いかもしれないが、今までの日本の海外組はMF中心だったが、若手の星ウッチーには日本のサイドバックのレベルの高さについて、大いなるアピールを期待したい。
<ローカルスペース>
岩手でご当地バーガー、盛岡・宮古の異業種連携 ―日経電子版東北より―
岩手県の盛岡市と宮古市の異業種業者が連携し、地元の食材を使った「ご当地バーガー」を製造、14日から盛岡市内で販売する。具に三陸沖で捕れたタラを入れたほか、パンを県産の小麦粉で作るなど、大半の素材を県内産で賄った。岩手の新たな名産品に育てる。商品名は「食べ鱈(たら)ヘルseaバーガー」。盛岡市の製パン業、ぱん屋「ひろよし」と、宮古市の水産加工業の丸徳が共同で作った。肉の代わりに三陸産タラを使った丸徳のさつま揚げを照り焼き風に味付けし、ひろよしが県産小麦粉で作ったパンで挟んだ。
女性の起業後押し、盛岡・応援ルーム開設 ―岩手日報より―
セキやんひとこと: ありがちな打上花火に終わらせず、何とか本格的な主要商材になって欲しいものだ。
女性の起業・就労を支援する「起業応援ルーム 芽でるネット」は12日、盛岡市肴町2丁目のもりおか女性センター(平賀圭子センター長)別館に開所した。情報技術(IT)を活用した起業や母子家庭の母親を対象にした就労支援を行い、女性の経済的自立を推進する。国のふるさと雇用再生特別基金を受けた市が、女性のための経済的自立支援事業として実施。同センターは2007年に女性の起業を支援する「夢を形にする講座」を開催。毎年同様の講座を開き、これまで16人の女性起業家が誕生した。今後は常設の同ルームで講座後のフォローアップも行う。平賀センター長は「やってみたいと思うことがあれば一人で考えず気軽に相談に来てほしい」と呼び掛ける。
セキやんひとこと: 側面支援者の自分としては、今までもこれからも地道で着実な成果に結び付けたい。
第314号(2010年5月28日)
<グローバルスペース>
世界の株式、欧州不安で時価総額630兆円減 ―日経電子版より―
欧州諸国の財政問題の広がりを受け、世界の株式市場の時価総額が大幅に減っている。リーマン・ショック以降のピークである4月中旬からの約1カ月で約14%減少し、7兆ドル(約630兆円)が目減りした。株式相場は昨年春から景気回復期待で上昇基調にあったが、欧州で信用収縮が始まり、投資家はリスク資産の圧縮を加速。追加的な財政出動は難しいとの懸念も強まっている。世界の主要取引所が加盟する国際取引所連盟(WFE)の月次の集計データをもとに、代表的な株価指数であるMSCI世界株価指数を用いて、直近の株式時価総額を推計した。
金融庁、振興銀に業務停止命令 ―日経電子版より―
セキやんひとこと: その中でも、日本株の下落が顕著だ。これはマネーが米ドルやユーロを避けて消去法的に円に流入し円高が進んだ結果、先進国の中で日本株の下落が目立つということ。
金融庁は27日、中小企業向け融資を専門に手掛ける日本振興銀行に対し、新規大口融資の約4カ月間停止などを柱とする業務停止命令を出した。出資法に抵触する疑いのある不適切な取引など7項目に及ぶ「重大な法令違反」があったと認定。検査忌避にあたる行為もあったとしており、刑事告発するかどうか慎重に検討する。木村剛前会長兼代表執行役が中心となってきた同行の経営管理態勢にも「重大な問題がある」と指摘、異例の厳しい行政処分で経営の抜本見直しを迫った。
セキやんひとこと: 振興銀行の出先は、岩手県内にもある。「中小企業の元気を、日本の元気に」のキャッチフレーズがむなしく響く。せめて融資先への影響は、極力回避して欲しいものだ。
<ローカルスペース>
東北6県連携に拡大、組み込みソフト産業 ―岩手日報より―
東北で連携し組込みソフトウエア産業の振興を進める東北地域組込みソフトウエア関連広域連携事業の設立会議は26日、仙台市内のホテルで開かれた。広域連携は2007年度に岩手、宮城、山形の3県で始まり、10年度は6県に拡大。地域企業(川上企業)と最終製品を作る川下企業とのマッチングを図る重点事業を7月の本県開催を皮切りにスタートさせ、自動車や半導体、医療・福祉分野など次世代産業に欠かせない組込みソフト産業の振興を促進する。
地場スーパー、再編の動き急
セキやんひとこと: 地域人材の特長を生かす取り組みだから、さらなるステップアップの好機としたい。
食品スーパーを展開するマイヤ(大船渡市)は、おーばん(山形県尾花沢市)、キクチ(福島県相馬市)、マエダ(青森県むつ市)の4社と業務提携、資本提携、共同出資会社設立について合意し、15日に契約を締結した。一方、資本統合に向けた業務提携を進めてきたスーパーマーケット業のベルプラス(盛岡市)、マルイチ(同)、伊徳(秋田県大館市)、タカヤナギ(同県大仙市)の4社は、方針の違いが顕在化したことや提携を進める労力が各社の負担になっていることもあり、提携を解消すると21日発表した。
セキやんひとこと: 食品スーパーを展開するマイヤ(大船渡市)は、おーばん(山形県尾花沢市)、キクチ(福島県相馬市)、マエダ(青森県むつ市)の4社と業務提携、資本提携、共同出資会社設立について合意し、15日に契約を締結した。一方、資本統合に向けた業務提携を進めてきたスーパーマーケット業のベルプラス(盛岡市)、マルイチ(同)、伊徳(秋田県大館市)、タカヤナギ(同県大仙市)の4社は、方針の違いが顕在化したことや提携を進める労力が各社の負担になっていることもあり、提携を解消すると21日発表した。
ご挨拶号<通算 第315号>「グローカル・ニュース」から、「経営の腑」へ(2010年6月11日)
ごあいさつ:「グローカル・ニュース」から、「経営の腑」へこの「経営の腑」の前身である「セキやんのグローカル・ニュース」は、平成10年5月29日に第1号を配信開始以来、隔週の金曜日の早朝に発行し続けてから丁度12年が経過し、干支も一回りしました。
思えば、地方に居ながら世界観を失うことのないように自戒を込めた配信でしたが、この12年間1度たりとも休まずに続けられましたのも、ひとえに皆様の存在があったればこそです。
そんな経緯にもかかわらず、最近では新聞記事からの引用を多用するなど、日々の忙しさにかまけて安易さが目立っておりました。
というのも、当初の「ローカルに居ながらグローバルな視野で発信すること」については、様々な媒体の目覚ましい変化もあり、12年前には珍しかった「グローカル」という言葉自体も陳腐化するなど、ここ数年は一定の役割を終えたと感じていたことも一因かも知れません。
そこで、この「グローカル」に一区切りつけ、今私の最大の関心事でありライフワークになりつつある「中小企業経営の在り方」について、その在るべき姿と本質について真正面から発信する活動への方針転換を決めました。
その拠り所になり得るのが、「中小企業の社長の教祖」といわれた一倉定氏の教えです。一倉氏が逝去されてから、10年以上経ちますが、遺された著書などでその教えを噛みしめれば噛みしめるほど、その慧眼に感服せざるをえません。
そして、私が関わる経営者の皆様の多くに、常日頃「何か腑に落ちない」気持ちを持ちつつも、日々の経営に追われている様子が見受けられますが、そうした皆様にその一端でもお伝えし、企業経営の一助にしてもらいたいという思いが日々強まって来ております。(以下、敬称略)
そんな皆様へのエールを込め、本欄をリニューアルし、一倉定の社長学を中心に、敬愛するドラッカーやエイベル、さらには安岡正篤、中村天風、そして鈴木敏文はじめ現代の優れた経営者の皆様が主張し体現する「経営の本質」に関わるテーマを取り上げ、本欄にお付き合い頂く経営者の皆様が、真に「腑に落ちる」一助にして頂ければと考えております。
今回は、これからの本欄の趣旨をお伝えすることにとどめ、次回の「事業の本質は市場活動である」から、本格的なリニューアル配信を始めたいと存じますので、ご意見・ご感想などをお寄せいただければ幸いです。
以上
セキやんひとこと: 今後、従来より長文になりますので、PDF版を読み物向きの「明朝」フォントに変更します。