「経営の腑」第381号<通算696号>(2023年10月13日)
「事業経営の本質」と『Sフレーム』
〜事業経営に対する世の中の呪縛を解き、正しい事業経営に導くヒント〜
<第8回>第4章 『Sフレーム』について(2)
5.『Sフレーム』実践の結果検証
<『Sフレーム』実践経営者様の声> 抜粋
・経営している2社ともかつて赤字経営だったが、今期営業利益見込は120百万円(営業利益率15%)と85百万円(同5%)と、どちらも好調すぎて怖いくらいだ。
・過去11期連続、営業赤字で夜も眠れなかったが、Sフレームに出会って、念願の黒字化が達成できた。そして、今後の黒字継続も確証できた。他社もこれをやれば良いのに!
・東京の有名コンサルの経営計画作成セミナーに10年間通っていたが、借金が増えるばかりだった。このSフレームを自社に適用した瞬間から、わが社の収益構造が明確に把握でき、かつての赤字会社が今では営業利益率30%にも迫る勢いだ。出会いにとても感謝している。
・某県郡部の名門X社、かつては隆盛を極めたが今や債務超過でメインバンクの管理下。そのメインバンクから、大手(だがヘボ)コンサルの指導を受けるようにとの通告。年間5百万円費用負担も、まぐれ狙いのコンサルで結果を出せず。その後、Sフレーム導入で高収益体質へ変換。
・震災の津波で本社社屋を流失したわが社が、過去の債務超過まで解消することができたのは、Sフレームのおかげです。社員も待遇が上がって生きいきと仕事しています。
・原発事故の風評被害のA社、原価率偏重の誤った経営判断で年商10億円営業利益▲5千万。Sフレームで管理会計に組み替えたところ、年商10億円キープ期末賞与も出した上で、営業利益1億円。
・大規模な設備投資直後震災被害のC社、Sフレームの管理会計に組み替え、年商倍増営業利益率20%強。
・F県X社2年前まで借金返済もままなりませんでした。Sフレームで儲かるものへの経営資源シフトで営業利益率20%へ。目標に近づけるために経営資源は使わない、目標と実績の差は大きくするべし。
・Y県で2社を経営しているが、ずっと会計事務所の処理や説明に納得できずにいた。そんな折、Sフレームと出会い、わずか半年でわが社の収益構造を把握できた。それを幹部と共有し、2社とも大幅な黒字決算に至った。出会いの直感を信じて思い切って導入したが、ホントに良かった。
・営業利益が1桁増えたM社、一気に債務超過解消したC社やK社、経常利益率が数%から10数%に向上したH社。各社長がSフレームを忠実に率先実行された先では例外なく業績向上に至っています。
<セミナーを聴講された皆様の声>
・シンプルで分かりやすい。今まで付き合ったコンサルは何だったのか!
・数字が苦手と思っていたが、ヤケに簡単で調子が狂った。要は、わが社が活用できる方式を見つけることが大事ということ。
・30年前に財務会計ありきで倒産した社長や当時のコンサルに聞かせてやりたかった。
・えせコンサルのヘボさ加減がよく分かった。専門家ほど選んでつき合う必要がある。
・今まで受講したセミナーの中で圧倒的に素晴らしい内容だった。特に、各部署関係社員がSフレームの中でそれぞれ役割を果たすことで上がる成果との関連性に心底納得共有できたので、あとは実行あるのみだ。
【関連サイト】 「経営者様の声」 ⇒https://kjs-seki.com/voice/へ
「経営の腑」第382号<通算697号>(2023年10月27日)
「事業経営の本質」と『Sフレーム』
〜事業経営に対する世の中の呪縛を解き、正しい事業経営に導くヒント〜
<第9回>第4章 『Sフレーム』について(3)
6.「儲かる」から「儲かり続ける」へ
『Sフレーム』を導入され継続されれば必ず好業績は確保できますが、そのポイントを集約すると、以下の三点です。
@常時ウォッチ A事実情報にこだわる Bワン・オペで遂行
しかし、経営者の皆様は、日々の繁忙に追われて、いつの間にか@Aの必須事項が疎かになり、自らBワン・オペ遂行ができなくなるケースが多いようですので、この点は要注意です。
つまり、「好業績」だけではなくそれを「継続する」こと、すなわち「儲かる」から「儲かり続ける」へのブラッシュアップが重要で、そのための留意点をまとめました。
(1)まずは「儲かる」へ
@常時ウォッチ
事業経営環境は刻々と変化するゆえの必須事項
A事実情報にこだわる
『Sフレーム』を「事実情報立脚」としているのは、経営判断を恣意的情報で左右される誤り防止のため
Bワン・オペで遂行
最終的な経営の方向付け(収益構造の向上)はトップの専権事項であり、収益向上本部長(=なるべく社長本人)が@およびAを把握する必要がある
⇒『Sフレーム』の実践励行=「儲かる」
(2)次に「儲かり続ける」へ
『Sフレーム』の実践は、X-100システムが無くてもExcel活用などでも可能です。しかし、経験上、X-100無しでの『Sフレーム』実行先には下記の傾向がみられます。
@目の前の対症療法に忙殺され、収益構造の強化という根治療法から遠ざかる
A常に変化する顧客評価・自社収益性から、いつの間にか置いてきぼりになる
従って、この防止策として管理会計システムX-100を導入することをお勧めします。
このX-100導入によるメリットは、概ね以下の通りです。
⇒@事実データを手間いらずで取り込め、リアルタイムの最新情報を把握可能な環境が継続して得られます。
⇒Aわずかな時間で現況把握し、的確な指示が常時可能となる+クラウドなので、必要に応じてKJS関などの寄り添いフォローが可能となります。
⇒『Sフレーム』の実践継続=「儲かり続ける」
【関連サイト】 2023年2月19日 経営の腑KJS版 掲載『“Sフレーム”実践の留意点 〜X-100導入のメリット〜』 ⇒https://onl.bz/LycSCVZへ
「経営の腑」第383号<通算698号>(2023年11月10日)
「事業経営の本質」と『Sフレーム』
〜事業経営に対する世の中の呪縛を解き、正しい事業経営に導くヒント〜
<第10回>第5章 参考資料(1)
1.経営の構え
第一に挙げたいのは「経営の構え」です。
つまり、「依存心」ではなく「自律心」であり、他者依存を払拭することによって、はじめて「自律志向」となるということで、その資料を以下に列記します。
(1)社員への期待→社長が全責任
※掲載記事「平成20年7月15日 岩手日報「いわての風」掲載『足らざるを知り 補う努力を 〜経営危機すべて人災〜』 ⇒http://www.kurikoma.or.jp/~sekiyan/iwatenippou20080715.pdfへ
(2)補助金行政との決別→自由競争枠の確保
※掲載記事「平成26年3月2日 岩手日報「いわての風」掲載『起業者が陥る わな 〜自分見失わせる「酔い」〜』 ⇒http://www.kurikoma.or.jp/~sekiyan/iwatenippou20140302.pdfへ
(3)金融機関との関係について
※掲載記事「平成29年7月23日 岩手日報「いわての風」掲載『経営と金融のあるべき関係 〜おカネ振り回されず〜』 ⇒http://www.kurikoma.or.jp/~sekiyan/iwatenippou20170723.pdfへ
(4)取引先への依存→蛇口作戦の展開
※掲載記事「成30年10月21日 岩手日報「いわての風」掲載『自社中心の「天動説」捨てよ 〜お客さま目線が肝心〜』 ⇒http://www.kurikoma.or.jp/~sekiyan/iwatenippou20181021.pdfへ
2.経営サポート姿勢
「従来法(一般論)」と「Sフレーム(わが社限定)」との違いの解説資料です。
(1)押しつけ・邪魔立て→腹をくくって見守る
※掲載記事「平成25年3月17日 岩手日報「いわての風」掲載『事業支援のこだわり 〜邪魔をせず寄り添う〜』 ⇒http://www.kurikoma.or.jp/~sekiyan/iwatenippou20130317.pdfへ
(2)恣意的情報・思惑情報→事実情報への回帰
※掲載記事「平成27年2月22日 岩手日報「いわての風」掲載『経営の「闇試合」を抜けよう 〜現状見極めるすべを〜』 ⇒http://www.kurikoma.or.jp/~sekiyan/iwatenippou20150222.pdfへ
(3)コンサル得意分野(一般論)→当該企業限定課題解決(わが社の解)
※掲載記事「平成31年2月17日 岩手日報「いわての風」掲載『約20年の経営サポート 〜事業課題本質に迫る〜』 ⇒http://www.kurikoma.or.jp/~sekiyan/iwatenippou20190217.pdfへ
(4)制度会計→実践会計への組替え
※掲載記事「令和2年1月12日 岩手日報「いわての風」掲載『時代にふさわしい経営を 〜収益性把握の壁破る〜』 ⇒http://www.kurikoma.or.jp/~sekiyan/iwatenippou20200112.pdfへ
「経営の腑」第384号<通算699号>(2023年11月24日)
「事業経営の本質」と『Sフレーム』
〜事業経営に対する世の中の呪縛を解き、正しい事業経営に導くヒント〜
<第11回>第5章 参考資料(2)〜おわりに
3.人間・組織のとらえ方
人間の性(サガ)への理解と企業人に対する割り切りがポイントです。
(1)人間の理解→性弱説でとらえる
※掲載記事「平成30年7月1日 岩手日報「いわての風」掲載『おかげさまの気持ちと「性弱説」 〜互いを認め生む信頼〜』 ⇒http://www.kurikoma.or.jp/~sekiyan/iwatenippou20180701.pdfへ
上述の趣旨と同じように、松下幸之助氏は「心の動きの自在性」と呼んで、以下のように指摘しています。
心の動きをつかむ(松下幸之助)
『人間の心というものは非常に変化性がある。今は非常に愉快に笑っているかと思うと、またつぎの瞬間に悲観するようなことが起こってくればそうなる。そういう変化性があるから、努力すれば努力するだけの甲斐があるわけです。職場を愉快にし、そしてみんなが喜んで働くというようにもっていくには、やはりそういう工夫をすれば、人間は必ずそうなるようにできている。
そういう人間の心の動きの自在性というものを、指導的立場に立つ人は、よほどつかまなければいかんと思うのです。』 松下電器・電気事業部での講話(1961年8月7日)
(2)組織の理解→傍(ハタ)を楽(ラク)にする
※「平成23年11月27日 岩手日報「いわての風」掲載『「働く」とは傍(ハタ)を楽(ラク)にすること 〜「人のために」が大事〜』 ⇒http://www.kurikoma.or.jp/~sekiyan/iwatenippou20111127.pdfへ
おわりに
かねてから、中小企業に勤務する従業員の処遇改善の歩みが遅すぎるのが気になって仕方がありませんでした。
そのため、25年前にサラリーマンを辞して、「中小企業の応援団」として個人事業を立ち上げました。
その際、従来の評論家的なコンサルタントの手法に生理的な嫌悪感を持っていたので、あえて企業世話人(コーディネーター)と名乗っていました。
ラテン語のコーディネートの原義は、コ(=共に)+オルディネア(=ことを起こす)で、まさに「併走者」であり、ある意味「当事者」的側面を持っているので、この呼称が気に入りこだわりも持っていたので、法人を立ち上げ代表となるまで20年以上使っていました。
また、独立直後に一倉定“社長学”と出会い、これがまさに一般論を全否定するスタンスでしたので、筆者の「当事者」目線と合致してその後の経営支援の方向性を決定することになりました。さらに、公的支援機関での様々な経験を含め、実践フィールドで存分にこの一倉定“社長学”を試行錯誤してきました。
その結果、『Sフレーム』によって、個別企業のなすべき経営プロセスとその結果の因果関係を明確にすることができました。
これを「わが社の解」と呼び、これこそがすべての中小企業経営者が「本音」で求めているものだという確信に至りました。
筆者自身の余命を考えれば、文字にして残すことでより多くの真面目に努力する経営者様の目に触れる機会が増やせると考え今回上梓したことを記し、筆をおきます。(2023年7月 記)
「経営の腑」第385号<通算700号>(2023年12月8日)
事実立脚経営『Sフレーム』のススメ
1.経営スタンス
全て事実(情報)に基づいた経営判断の断行
2.得られる効果
・ 駆け引きに要するエネルギーが軽減され、自由な時間が増える
・ チンケなプライドや見栄など不要なものを捨てられる
・ 社内に忖度や疑心暗鬼などが無くなり、風通しが良くなる
・ 業績が向上し、社員が定着する
3.『Sフレーム』実践手順と留意事項
(1)事実情報と向き合う<現状確認>
@ わが社とその顧客・市場の情報に絞って収集する・・・「一般解」より、「わが社の解」
A 思惑や恣意性を排除し、あくまでも事実に基づいた情報に絞る
B 世の中に蔓延する「雑音」を排除する・・・肝心の事実情報を「雑音」に埋没させない
(2)ありたい姿を想定する<目標構築>
@ わが社の「生きるための条件」+「必要な利益」=「手に入れたい結果」を基本とする
A 短期目標は期中で変えてはならない・・・生きるための条件を変える=生きなくてもいい?につながる
B 長期目標は毎年ローリングする・・・経営が扱う市場・顧客、さらにわが社の状況は常に変化するため
(3)そのギャップを認識する<差異確認>
@ 現状・事実をありのまま受け入れる・・・チンケなプライドは捨てる
A ギャップの実態に右往左往しない・・・これから先が大事で、それはやってみなければ分からない
(4)目標達成への道すじを具体化する<計画策定>
@ 目標構築の根拠「手に入れたい結果」を最重視する・・・わが社が生きるため
A 生き続けるためのチャレンジと位置づけ、前向きに取り組む
B 予実ギャップ・差異をこれからどう解消するか、未来に集中する・・・過去への固執は時間の無駄
(5)業務サイクルを忠実に推進する<PDCA実践励行>
@ 実践してはじめて結果の検証が可能となる・・・実践なき計画策定ほどムダなものはない
A 継続励行こそがスパイラルアップの源である・・・気づきの継続でレベルアップ
B 事業経営はスタティック(静止的)に考えない・・・顧客の気持ちも環境も常に変転する